第53回愛知県労山 春の清掃山行〜Cパーティー編〜
日時:2025年6月1日
山名:御在所岳1211.95M
山域:鈴鹿
Cパーティーメンバー:TY(PL)、HA(PSL)、ST(記)、SN、AS、YI 計6名
さて、6月に入って最初の山行は清掃山行。昨年入会して以降の清掃山行は私にとって今回で2度目。今回は皆さんもよく耳にする山!しかも鈴鹿セブンマウンテンのひとつでもある御在所岳!
名古屋から湯の山パーキングセンター駐車場までの道中から見えた御在所岳。この山を含む周りの山々の山頂にはガスがかかっていました。私たちがいる下界は快晴、風はそこそこ強いけれども帽子は飛ばされないほどの強さでした。

今回のルートは裏道登山道になります。湯の山パーキングセンター駐車場を出発して集会予定である山上公園駅付近を目指します。

裏道登山道口〜日向小屋〜藤内小屋




やや風はあるものの、傍に流れる川も川底が見えるほど川水が透き通っていて、山道から振り返ると菰野町が望めました。
藤内小屋に到着すると、そこには水場やトイレ(有料)がある上、小屋の入り口にはヒルファイターや菓子類、飲料も販売されていました。日曜日でしたので小屋の前は休息を取る登山者で賑わっていました。
道中はゴミもなく綺麗でした。

藤内小屋〜国見峠
藤内小屋を出発して暫くすると霧雨が降り始めました。霧雨も降ったり止んだりの繰り返し。まだ弱い霧雨でレインウェアを着るほどではないが頂上付近は白くガスっていたのと、レインウェアの着脱の練習、これから蒸し暑くなる季節に入るとなるとレインウェア内が蒸れやすくなるためその体験などを含めレインウェアを着用しました。


》ここからが霧雨と強風との勝負の幕開けでした《
藤内小屋までは幾らか渡渉し、靴底が濡れ滑りやすくなっています。藤内小屋を越えてからの道中は霧雨により濡れた山道、石、岩場、苔が生えた石もあり、より足元が滑りやすい状態。それに国見峠付近までは急登が続きます。おまけに霧雨や風は頂上へ接近するほど強く荒れる一方。
正直ここまで荒れるとは思っていなかったのと、ザレ場もある。今まで行っていた山々はほぼ天候に恵まれていたので、今回の山行はすべてが初めての体験でした。


途中、登山道を整備している方々にもお会いしました。単に石を並べ土固めているわけでもなさそうです。

週末ともあり登山者は多く、多くの下山者にもすれ違いました。霧雨によりクライミングを中止にした方や同じく清掃山行でこられていた他の山岳会の方々にもお会いしました。ここで"強風によりロープウェイ運行中止、清掃山行の集会中止"との情報を得ます。

私たちCグループは山上公園直下のところにいたのでそのまま山上公園まで向かいました。

山上公園はほぼ吹きさらしで、雨風強く、台風を体感しているようでした。


雨風凌ぐため展望レストランへ入り昼食をとりました。展望レストランの窓からみえるのは絶景ではなく…真っ白なガス。ここのレストランではカレーうどんが名物。カレーうどんを食べて下山しました。

国見峠から藤内小屋までは急登が続くため足元に気をつけて下山。
藤内小屋まで降りてくると霧雨は落ち着き、下界には菰野町が望め、ホッとしました。



と、ひとりの人間を中心に小さな人集りが。どうやら片方の靴底が剥がれてしまったようです。偶然、同パーティーの仲間がテーピングと結束バンドを所持しており応急処置を行いました。


今回の清掃は悪天候により中止になってしまいましたが、レインウェアを着用し、霧雨+強風の中の山行を実体感でき、無事下山できたことは今後の登山に於いても決して無駄ではなかったと感じました。

藤内小屋〜国見峠の道中、強風によりロープウェイ運行中止、清掃山行の集会中止と他山岳から情報得て、連絡係が迅速に他パーティーにもLINEを通じて連絡。山の中では圏外になることはよくあること。幸い電波が届く所があったようで連絡がついたそうです。今後は無線機やヤマップ(アプリ内の機能で互いの位置情報が分かるがオンラインでの使用になり充電減りが早くなるらしい)などで互いに連絡をとれる手段が必要だったのではと課題も残りました。

下界と山の上の天候の違いを体感し、これを機に、山に雨雲やガスがかかっていたらこのように荒れているのかなと見る目が変わりました。