第53回愛知県労山 春の清掃山行(Bパーティー編)

日時 2025年6月1日

山名 御在所岳

山域 鈴鹿

Bパーティーメンバー:TN(PL)、NS(PSL)、YS、TT(記)計4名

春の清掃山行に参加してきました。行きの車内では、鈴鹿方面の山にかかる雲を見て「ああ言う時はホワイトアウトするんだよ〜」などと教えてもらって、この時は「雪以外でもホワイトアウトってするんだなぁ〜。今日は暑いより曇ってる方がいいかな。ヒルがいるのかなぁ」などとのんびり考えていました。

駐車場で準備を整えてスタートします。先日の大雨で、中道が通行禁止になり今回は裏道のピストンとなりました。

藤内小屋まで順調に到着。ここで小屋のご主人から「今日はもう上の方が雨風でロープウェイも運行停止してる。クライミングの人らも降りてきた」と言う話を聞きます。もちろん登山は往復歩くものなんだけども、いざとなったらロープウェイで下ればいいよね!と思っていた動く乗り物が大好きな記は、往復での自力登山の決定に少し気を落とします。

藤内小屋を超えて、渡渉するあたりで雨が降り始めますが、樹林帯に入ればあまり気になることもなく、そのまま先に進むことに。それでも標高を上げると、どんどん沢に吹く風と雨が強くなってきたのが分かりました。

私たちは国見峠、稜線に出る手前でレインウェアを着用。樹林帯を抜けると、風が強いことに驚きました。そして、下山してきた他の労山の方から山頂集会が中止になったことを聞きますが、当初の集合場所で会長に会い、Cチームとレストランで昼食を取ることもできて気持ちが満たされました☺️下りも頑張れそうです。

下りは濡れた岩に気をつけながら、確実に降りていきます。風の強い稜線から樹林帯に入った時、雲を抜けて雨風が落ち着いたのを感じた時、藤内小屋に着いた時…少しの条件の変化で、天候が大きく変わること、それに合わせて自分の気持ちも大きく変わるのを感じました。

結局、計画よりも時間がかかっての下山になってしまったのですが、先に降りていたT先輩、事務局のHさんの顔を見た時には、無事に下りてこれたという気持ちでいっぱいでした。

あとちょっと〜!!

今回のメインの目的は清掃山行でしたが、清掃は中止。全員が無事に降りることを第一に、雨の中での行動、さまざまな判断をしていく経験をすることができました。また、いつもより多い人数(パーティー)での連携、連絡方法など、メンバーが多いからこその課題もあったので、次回の山行に繋げたいと思います。

最後になりましたが、参加された労山の会の皆様、スタッフの皆様ありがとうございました。自然災害で登山道が荒れてしまうことは仕方がないけれど、人間が汚してしまうのは言語道断。山に入ることは、少なからずそこにインパクトを与えてしまうということを忘れずに、また次回の清掃山行に参加したいと思います。

おまけ。山頂公園に向かう様子。