トンネル北口からあつみトレイルを歩く

日程:2021/5/23
山域:東三河(渥美半島)
山名:大山(327.9m)、雨乞山(230m)
メンバー:CL/NM(記)、SM、FM、MY(会員外)

良く晴れた日曜日、久しぶりにあつみトレイルを歩いて来ました。
前回行った時は、電車・バスを乗り継いで太平洋側から三河湾まで縦走しましたが、今回は調査も兼ねてあつみ大山トンネル北口に車をとめ、大山から雨乞山までを周回するコースです。

トンネル北口に広い駐車スペースがありました。この日は先客が1台あるだけ。

登山口に手書きの案内板がありました。

けっこう広い登山道ですが、雨にえぐられてかなり荒れています。

イノシシ除けの柵がありました。その後、何度も何度も同じような柵を通ることになります。

荒れていたのは登り口だけで、あとは歩きやすい道になりました。急なところやわかりにくいところにはロープが張ってあったり、案内板があったりで心配なく歩けます。

鬼堕(きおとし)ロングトレイルという登山道が整備されているようです。いつか歩いてみたいな。

いくつかの分岐を過ぎ、メインの縦走路と合流しました。大山に登るために、縦走路をいったん南に向かいます。

しばらくは樹林の中を歩き、梔(くちなし)岩でこの日最初の展望。

少し急な岩の道を歩いて、草がいっぱい繁った広場に出ました。分岐を大山山頂に向かえば、いつもの展望台と電波塔たち。

展望台からは、伊良湖岬、神島、三重県方面まできれいに見えました。

大山山頂を後に、雨乞山を目指して今度は北へ向かいます。メインの縦走路にも、何か所かイノシシ除けの柵がありました。以前歩いた時にはなかったと記憶しているので、この数年でイノシシの害が酷くなったのでしょうか。

観音の腰掛岩から絶景を眺めます。ホント、観音様が座っていらしてもおかしくない素晴らしいロケーションです。

狼煙山からの眺め。大山と観音の腰掛岩がもうあんなに遠くなりました。

前回は泉福寺に寄りましたが、今回は直登コースで進みます。

急坂を上り詰めて稜線にあがりました。左に行くと三角点のあるタコウドですが、今回はパスして雨乞山に向かいます。

稜線からは三河湾方面のが眺めが広がります。目指す雨乞山も、もうすぐそこです。

いくつも小さな岩のピークを越えて進みます。

あまりいい景色なので、ついつい足が止まって眺めてしまいます。

以前、「こんなに楽しい愛知の130山」には、「ミハリ山」として紹介していた物見山。「山」というよりは、稜線の小高い岩峰のひとつです。「物見」も、「ミハリ」も、どちらも景色が良く見える場所ということには違いないですね。

雨乞山に無事到着。先ほどスルーしたタコウドのきれいな三角錐の向こうに、電波塔のある大山が見えます。ずいぶん遠くまで歩いて来たもんです。

雨乞山の山頂直下にある雨乞神社。昭和22年の干ばつの時に雨乞の儀式をしたのが最後と伝えられています。

急な岩尾根やザラザラの斜面を歩き、やっと登山口まで降りてきたら、折しも地元の山の会の方が雨乞山登山口の案内を設置にいらしていました。
なかなか人手が足りず、縦走路のシダが伸び放題のところもあり、除草剤をずいぶん散布したとのお話し。そういえば、シダが枯れて歩きやすくなっているところもあったねと納得。
登山道の整備は本当に大変で骨の折れる作業だと思います。そのおかげで、今日も楽しく歩くことができました。感謝

さてこの後は、農免道路を1時間ほど延々と歩いて車を回収しないといけません。この日はとても暑い日で、この時が一番大変だったかも。
右手に見える稜線で低くなっているのは椛峠だねなどと、今日のトレイルを思い出しながら歩きました。

※雨乞山登山口には車を止めておくスペースはほとんどありません。
車の場合は、あつみ大山トンネル北口、南口、泉福寺の駐車場を利用することになります。

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