絶景の猪臥山

日時:2021年9月19日
メンバー:K.M(記) 会員外/M.K M.Y

猪臥山は岐阜県高山市と飛騨市の境にある山ですが、さて何と読むでしょうか?
「岐阜百秀山」(ナカニシヤ出版)には、「いのぶせやま」「いぶせやま」「いぶしやま」と三つの読み方が書いてあり、読み方はまちまちであると記してありどれが正しいか著者も決められないようです。標高は1500mですが、展望が良い山というのがセールスポイントです。
高山市出身の元会員M.Kさんが以前に高山の「いぶせやまはいい山だよ。」と聞かされたことを思い出しM.Yさんも誘い計画しました。
東海北陸道飛騨清見インターを降り、国道158号線を少し走り、県道90号を少し走れば駐車場です。M.Kさんの小牧の自宅から2時間で到着しました。高速道路のインターチェンジから約15分で登山口に着く山はなかなかないのではと思います。

県道わきの駐車場です。30台ほどは止められそうです。

駐車場脇の登山口です。木立を抜けると伐採後に出て、頭上に青空が広がり気持ちいい登りになります。

山頂までは尾根通しの道です。広葉樹と針葉樹が混ざった森です。紅葉はさすがにまだですが、ナナカマドの赤い実が所々にありました。

山頂に近づくと低木と笹になり、御岳山が見られるようになります。

山頂からの眺め(その1)。遠くの山は白山です。

山頂からの眺め(その2)。真ん中のとがっている山は剱岳。その右が立山。その右の少し雲がかかりかけているのが薬師岳。手前の市街地は高山市です。

山頂からの眺め(その3)。真ん中より少し右寄りのとがった山は笠ヶ岳。槍ヶ岳はその後ろにあり残念ながら見えません。大キレットのくぼみもはっきり見えます。

山頂に設置されている山座銘板です。ぐるっと360度色々な山の名前が刻まれています。3000メートル峰が11座ありました。

山頂から沢を下る下山道に向けて歩きます。笹原が広がって北アルプスを眺めながら歩けます。

伐採された跡地に出ました。この山の針葉樹林は手入れが行き届いている印象でした。高く売れそうな太いスギの木が育っていて、他の伐採跡地では幼木が植林されていました。

標高を下げたら林道を歩きます。材木の搬出や重機の移動のための林道と思います。

前日の18日に台風が本州を横断してまさに台風一過の晴天の下、展望を満喫できる登山でした。
しかし、この日の17時ごろ岐阜北部で地震があり、遠くから見ていた穂高連峰の谷を岩が崩れ落ちる映像や、北鎌尾根で動けなくなった登山者をヘリコプターが救助するニュースを見てびっくりです。今後の北アルプスの登山道の状況が気になります。

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