■行ってきました

2008年登った山 2008.12.8  N.Matuoka

2008年も師走となり、今年はいったいいくつ山に登っただろうと考えてみた。
計画だけで行けなかった山もある。途中まで登って、悪天で引き返した山もある。
それでも、いくつかは念願叶って、山頂を踏むことができた。
冬の訪れを感じる今日この頃、思うように山に行けなくて、少し落ち込みがちだけれど、
ココロはもう、来年の夏の青空の下、遥かな北アルプスの稜線にある。
その日を夢見て、今年の山の思い出を少し・・・


御嶽山
(2008/04/29)

立山に登るための事前トレーニングで、Mさんと御嶽山に登りました。
天候に恵まれ、楽しい雪山歩きでしたが、さすがに残雪期の3000m峰ですね〜、山頂は真冬の世界でした。

立山
(2008/5/3〜5/5)

雪の時期に入る立山は初めて。スキー組と合流した、春山合宿でした。
一面の銀世界。最高の天気に恵まれ、ぐるっと立山三山を周回し、山頂からの眺めを楽しみました。
雪を被った剣岳を見て、今年こそあの頂に立つんだとワクワクしたけど、結局その夢は、今年も果たせませんでした。

大菩薩嶺
(2008/06/02)

この山を登って、百名山50座目となりました。
富士山の眺めが最高でした。
歩くのは何でもない山なんだけど、行くまでが遠かった。往復600km以上の道を運転してくださったTさんに感謝です。

四阿山
(2008/06/14)

ある日発作的に行きたくなり、朝早起きして一人で行って来た山。もっと遠いと思っていたのですが、長野ICから小1時間ほどで登山口のダボス牧場に到着。
山道も歩きやすく、ちょうどいい長さで、日帰りにぴったりの山でした。この日は超快晴♪ルンルンで景色を眺め、満開のレンゲツツジを楽しみ、登山口の牧場に降りてから、めちゃおいしいブルーベリーソフトを食べました。

羅臼岳
(2008/06/29)

Mさん、Yさん、夫、現地集合の友人Tさんと一緒に登った初めての知床の山。
初日の羅臼岳は、あいにくの天候でしたが、そのかわりに美しい花々を堪能した山行でした。
登山道は少し雪もあったりで、ちょっと大変でしたが、初めての北海道の山を思い切り楽しみました。
下山後は、知床峠を越えて羅臼の町へ。こっち側は快晴で、展望台からは遥かに国後島が見えました。

斜里岳
(2008/06/30)

翌日は快晴。
斜里岳は、少し沢登りの要素がある山で、そういう道が不慣れが夫がどうかなぁと、ちょっと心配でしたが、けっこうしっかり歩いてくれたんでよかった。
この山も、高山植物の宝庫でした。キレイだったなぁ。
最終日は網走観光なんかして、この夏第1回目の北海道旅行は楽しく終わったのでした。

南木曽岳
(2008/07/05)

この日、初めての南木曽岳。
天気は快晴。歩きにくい山道もがんばって歩いたらこの景色。何もいうことはありません。
たまには中央アルプスもいいもんですね。

木曽駒ヶ岳
(2008/07/07)

上松Aコースを歩いて、私にとっては2回目の木曽駒ケ岳に登りました。砂防公園P〜敬神小屋〜山頂〜敬神小屋〜砂防公園Pで、登り6時間、下り4時間。合計歩行時間10時間のけっこうロングルート。でも、しっとりした感じの昔ながらの登山道は足にも優しく、とても気持ちよく歩けました。
駒ヶ根からロープウェイで上がって歩いただけの前回よりも、今回の方が木曽駒に登った実感があってよかったです。

甲武信ヶ岳
(200/07/12)

この山も、いったい何回山行計画を立てては流れたんだろう。たまたま、縁がない山ってあるのかなぁ。
でも、今回は天候に恵まれ、楽しい山行になりました。
前夜、毛木平の駐車場まで車を入れていたので、行程はとても楽で、歩きやすい登山道とあいまって、ちっとも疲れない不思議な山でした。けっこう、歩行時間は長かったのにね。
コースの終盤、十文字小屋はまわり一面シャクナゲの群生。小屋には数年前の写真が飾ってあり、「この年は特別で、この世のものとは思えないくらいキレイだった。」という小屋のご主人の話に、いつかシャクナゲの頃にまた来たいと思いました。

白馬
(2008/07/19〜20)

ずっと念願だった白馬にやっと登ることができました。猿倉から雪渓を詰めるのは、なんだか事故続きで怖かったので、登ったのは蓮華温泉から白馬大池経由で山頂へというコース。
「鉱山道を通って」というプランもあったけど、まだこの時は橋が整備されてなくて、渡渉があるということで、ちょっとひよったのでした(笑)
山頂から見る白馬遣ヶ岳はなんともかっこよく、次回はぜったいあっちからと思ったのでした。

大雪山〜トムラウシ
(2008/07/26〜30)

今年の夏の最高の山行でした。
姿見の駅から旭岳を登り、そこから2泊3日かけて、遥かな遥かなトムラウシ山まで縦走しました。
天気も、山も、花も、メンバーも最高でした。

左上:縦走初日。これから歩く道を背に
左下:色とりどりの花が咲き乱れていました。
下:コマクサの群生の向こうにトムラウシ。歩いても、歩いても、なかなか近づいてくれませんでした。


常念岳
(200/08/3〜5)

中房温泉から合戦尾根を登り、燕岳〜大天井岳〜常念岳をぐるっと歩いてきました。
この道を大天井まで、今はいない親友と一緒に登ったのはもう4年前。大天井から先は私ひとりで表銀座を歩いて、槍ヶ岳まで行ったんでした。
どの景色を見ても懐かしく、ちょっとさびしく、でも頑張らないとねと自分に言い聞かせつつ、常念小屋で一日遅れて一の沢登山口から登ったTさんと待ち合わせ、雨が上がってから、一緒に常念岳のピークを踏みました。

会津磐梯山(200/08/10)

毎年、夫と東北旅行に出かけるようになってから、もう何年になるだろう。最初は観光だけだったけれど、私が山を始めてからは、夫も一緒に登ってくれるようになりました。今年は磐梯山と吾妻山。
磐梯山は思ったよりも平凡な山でしたが、夫と歩けたことで、いい思い出の「宝の山」になりました。

吾妻山(2008/08/11)

西吾妻山は、天元台からロープウェイとリフトを乗り継いで高度をかせぎ、人形岩から梵天岩、山頂へとラクラク登れた山でした。
とにかく眺めのいい山で、天気にも恵まれ、どこを眺めても気持ちよく、シアワセな1日を過ごしました。
西吾妻山から下山してから、東吾妻山へ移動。
さすがに2日目で夫はお疲れのようだったので、吾妻小富士は私ひとりで登ってきました。

谷川岳(2008/09/01)

杉本光作の「わたしの山 谷川岳」を読んで、谷川岳には少し特別な思いがありました。
かつて、山が一部のお金持ちや、時間がいっぱいある学生たちだけの特権の楽しみだった時代、上越線の全線開通は、イチイの町の登山家達にも前夜発日帰りで行ける山として、谷川岳を身近なものにしました。
そんな彼らの、夢と野心と喜びと挫折と悔恨とが、一ノ倉の圧倒的な岩壁から、今も伝わって来るような山でした。

光岳
(2008/09/14〜15)

3回目の挑戦で、やっと踏むことができた光岳山頂。
地味でさえないって悪口言われがちな山ですが、そんなことはありません。行程が長いだけで、一晩泊まるつもりなら、どうってことありません。(過去二回の敗退は、日帰り山行でした。 ^^;)
やっとで登れたご褒美に、こんなすばらしい朝焼けをプレゼントしてもらいました。

妙高山・火打山
(2008/10/04/〜05)

Mさん、Kさんと黒沢池ヒュッテに1泊して、妙高山と火打山に登ってきました。天気も、紅葉も最高。登山道も歩きやすく、なんともシアワセな2日間でした。
黒沢池ヒュッテは、ちょっと天文台みたいな変わった建物で、放射線状で足を内側に向けて寝るってのは、なかなかいいアイデア。満員だったにもかかわらず、ずいぶんゆったり眠ることができました。

苗場山・鳥甲山(2008/09/12〜13)

前日に登った鳥甲山は、遠くから眺めるとかっこいいですが、登るとヤセ尾根が延々続き、ガレた岩場の乗っこしやら、嫌なトラバース、あげくに下山道は超ぬかるみの急降下。みんな何度転んだことか。ヤダヤダ・・・
でも、苗場山はちょこっと登ると高層湿原が広がり、空青く、風そよぎ、どこまでも気持ちよく歩け、前日の疲れがすっかり取れて、ココロから癒されました。いい山でした♪

高妻山(2008/10/22)

登山口となる戸隠牧場を抜け、沢を何度も渡って、鎖のある滑滝を通過、嫌なトラバースの帯岩を過ぎると、一不動の避難小屋。左に行けば戸隠山。右に行けば高妻山。
ここから二釈迦、五地蔵って感じで、数字が上がるにつれ山頂が近づいていく。十阿弥陀の先が山頂。いい景色でありました。
新人のHさんと初めての遠出。お世話になりました。

雨飾山
(2008/10/23)

高妻山を降りてから、雨飾高原キャンプ場に移動。
翌朝、イマイチの天気の中、雨飾山へ向かった。
これは・・・って、息を呑むくらいキレイな紅葉。
雨に煙って、さらにその色を増す。
荒菅沢を過ぎ、笹平が近づくにつれ、風雨が激しくなる。山頂をあきらめ、降りてくる人たち。でも、引き返すのは自分の判断でしたかった。結局、標高1690m地点で登頂を断念。悔しい敗退の山になりました。

涸沢(2008/10/27〜28)

前日から降り始めた雪で、涸沢はすっかり雪景色。ほんの数日前、小屋に確かめた時は、まだ稜線にも雪はまったくないって話だったのに・・・
もし、まだ雪がついてなければ北穂まで上がろうと思っていたけど、あえなく断念。でも、思いがけず雪の屏風を見ることができ、それはそれでとてもうれしかった。
本谷橋を渡れば、まだ名残の紅葉の横尾、徳沢。
のんびり歩いて上高地まで戻りました。

大台ヶ原(2008/11/11)

ここへは、サマーコレクションというマルチピッチのルートを登りに2回来ています。一度目は、2ピッチ目の途中で雨敗退。霧雨に煙るシオカラ谷を駐車場まで、少しうなだれながら歩いて戻りました。
あの時の雨の色、苔の匂い、半分夢の中のような深い森を、わたしは忘れることができません。
サマコレは2回目のトライで登ることができ、もうここへは2度と来ることはないかなと思っていたけれど、今回パートナーを得て、もう一度来ることができました。

大峰山(2008/11/12)

行者還トンネル西口から、八経ヶ岳を登る「奥駆道」のダイジェスト版のような登山道だったけれど、歴史ある道を青空の下、のんびり歩くことができてシアワセな一日でした。
平日ということで、百名山の山なのに人も少なく、眺めのよい山頂を独占。遥かに続く近畿の山々を眺め、のんびり降りてからは、女人禁制の山上ヶ岳(本来の大峰山)登山口となる洞川温泉に寄り、ゆっくり温泉に入ってから帰りました。

両神山(2008/11/22)

両神山はずいぶん遠かった・・・300km以上夜の道を走り、途中の道の駅で車中泊。翌朝、やっとたどりついた登山口の日向大谷。そこからは、名残の紅葉を楽しみながら、気持ちいい登山道を歩いて、避難小屋にしてはやけにりっぱな清滝小屋〜かわいい狛犬のいる両神神社〜山頂をピストンしました。
下山後は、翌日の雲取山登山口へ移動。地図では一見近くに見える両神山と雲取山。でも、100km近くを走って、やっとで奥多摩方面登山口に到着。

雲取山
(2008/11/23)

当初は最短の「三条の湯コース」の予定だったけれど、林道が通行止めで往復12kmプラスになることがわかり、鴨沢コースに変更。でも、こちらのコースは大正解で、富士山の眺め抜群の石尾根を歩き、山をやっててよかったねってシアワセを感じながら、超展望の山頂をピストンして来られたのでした。
2つの山に登るのに、合計800km以上の距離を車で移動しました。そのすべてを運転してくれた新人のHさんに感謝です。

他にも、鈴鹿の山、三河の山、クライミングで何度も訪れた美濃の山など
全部は書ききれなかったけど、今年1年わたしと一緒に歩いて下さった会のみなさま、
ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。