■行ってきました

雨乞岳〜佐目峠 2007.12.8 T.Yamada

10月に入会したTe.Y.さんが雨乞岳に行ってみたいと言っていたのでHSさんと3人でこの計画をした。彼とは国見岳・イブネクラシ・物見山へ一緒して今回で4回目になる。前日の天気予報では晴であったが福井地方は曇時々雨となっていたため降られることもありうるかと思って出かけた。

1. 朝明渓谷駐車場
東名阪から見た鈴鹿の山は山頂部にガスが掛っていた。駐車場で暗い中準備をした。6:20スタート時には空が明るみだしラテの必要はなくなっていた。
2. 小峠への分岐
千種越の道も根ノ平峠より先は歩く人が少ないようでタケ谷道からの分岐には標札が掛かり小峠への分岐には標識も立っているが見落とすこともあるようだ。
3. コクイ谷分岐
06年5月の定例山行時には渡渉するのに約1時間石を投げ込んでも靴が水に浸かったが今回は水量が今までの内で最も少ない感じがした。
4. 佐目峠へ登る谷の分岐
下重谷の手前から佐目峠に向かう所を過ぎ下重谷を越えるとすぐ次の谷にであう。ここからは05年5月KSさんと谷の中を行った。分岐に標識があるのでここの方が分かりやすいようなのでミニガイドではここから佐目峠にガイドしたい。今回は雨乞岳が先なので杉峠に向かう。
5. 御池鉱山旧跡の標識
鉱山跡に差し掛かるとこの標識があった。ここから右の石段を上がって寄り道をし神社や学校がどの辺りにあったのかちょっと探したが分からなかった。登山道に戻り先へ行くと上部は整地され見晴らしの良いテン場の雰囲気だ。
6. 杉峠より一登りして
杉峠は風が吹き抜け寒い。雨乞岳への尾根をジグザグに登山道がついている。風が冷たいので樹のあるところで休みたいが木は葉を落としているので風除けにはならない。傾斜が緩みススキが出てきて少し回り込んだところで小休止。
7. 雨乞岳山頂は初めてのTe.Y.さん
再び急な登りになると背の低いササが出てきた。ササの背が高くなると残雪がありまもなく山頂の一角に出た。池はガスでぼやけている。山頂のササの背丈も低くなった感じがする。節間が狭くなり小さな枝葉が重なっているササも見られる。ササ枯れの前兆なのかもしれない。
8. ガスの晴れ間
正面にササの無くなった杉峠の頭への斜面が見え右にイブネがあったのでカメラを出すとその間に見えなくなった。
9. 佐目峠への分岐(アンギョの標札あり)
杉峠から杉峠の頭に登り平坦な尾根を行くと単独者が来た。地図を見ながら歩いている。どこから来たか聞くとタイジョウからだと言う。我々はここから北東に下るのだ。うっかりしているとそのまま尾根を直進しそうな所だ。
10. 佐目峠から下山
緩やかに下って佐目峠近くになるとササ枯れの跡にアセビが成長してきている。幼樹が多いのでこれを見るとツゲらしい。佐目峠の大きな石のところに出た。小休止して南にある谷の右岸を目掛けて下る。踏跡は無い。
11. 谷と交差している踏跡に出合って
左岸の薄い踏跡を緩やかに下るのだが右岸から尾根を巻いている踏跡はどうなっているか少し入ってみると大巻きして杉峠に行く登山道に下っているようであった。谷の中を下って往きの分岐に出た方が分かりやすいのかもしれない。ミニガイドはこの間も往路を下るようにしたい。
12. ネコ谷を渡る
小峠への分岐まで下ると大粒の雨が落ちてきて雨具を着けたが一時的なものであった。根ノ平峠から下って林道がネコ谷を渡る所では17:00であったが既に暗くなっていた。この季節は一年のうち日暮れの最も早い時期で気をつけたい。

概念図はこちら

雨乞岳はガスの中で展望は得られなかったがTe.Y.さんははじめての登頂で満足されたようである。今度は別ルートで行こう。