■行ってきました |
銚子谷〜銚子岳 |
銚子谷は昨年の豪雨でゴルジュが埋まって沢としては5mの滝が1つあるのみになったとHSさんが言う。昔入った時は高巻きのいやなトラバースあったのだが、これが無くなったのだ。HSさんがリーダーでの計画が出されSSさんも加わっていただき総勢9名になった。 |
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1. キャンプ場の駐車場 久しぶりに天気にめぐまれてのスタートだ。現地集合したがキャンプ場の上で止められ車は登山口まで入れない。昨年の10月には奥の駐車場まで入れたのだが林道の左の谷が崩れ落ち本流を埋めたため修復の工事をしていた。 |
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2. 銚子谷へ 林道を約40分歩くと奥の駐車場だ。そのすぐ上に青川へ下る登山口がある。昨日の雨で増水が心配されたが水は極めて少ない。昨年すでに氾濫原になっていたところは水が無く伏流になっていた。トンネルの先から銚子谷に入る。昔と違い明るい感じだ。 |
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3. 写真の失敗 ゴルジュや銚子大滝は崩壊した石で埋まり明るい平凡でなだらかな谷に変わって昔の面影は全く無い。右岸の第一支流が大崩壊したことによるものらしい。第一支流の上は変わっていないようだ。3mにつづく5mの滝が難解だ。ロープが2本下がっているがそれを頼りにしても難しい。SSさんが先行してバックアップのためロープを垂らし我々はハーネスに結び一人一人引き上げてもらうかたちになった。この滝を全員が登り終えるのに30分以上の時間を要した。この時の写真はスローシャッターになりすぎどうやって元に戻したらよいか解らないままシャッターを押しつづけた結果すべて失敗であった。 |
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4. 銚子谷上部にて SHさんやMNさんがY.さんY.さんと呼ぶ。何かと思えば水に腐敗しかけたシカが浮いている。大きな角が2本付いている。角を引っ張っるが大きな胴は重い。角は頭蓋骨にしっかり付いていて取ることが出来ないので諦めた。右岸に入る支流はいずれも急峻で見上げるような滝が掛かっていた。左岸が壁になり水が垂れているところ辺りに来ると紅葉が良くなってきた。 |
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5. 県境ピークにて ガレを急登して県境縦走路に出る。縦走路も急ではあるが踏跡がしっかりしているだけに登りやすい。ピークに出ると県境は右折して治田峠に・左折すると銚子岳への標識が立っていた。 |
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6. 銚子岳山頂 ここまで来たのだからと5人は山頂へ向かう。黄葉で明るい樹林のなだらかな路を5分も行くと銚子岳1090mと標識のある山頂だ。MSさんは地図で確認している。 |
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7. 大休止 県境に戻り大休止する。シロモジの黄色く薄い葉に光が射し、透けて明るい。黄葉が互いに反射して一層明るさを増しているようだ。風もないのでポカポカして寝転がりたい気分になる。 |
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8. クサギ 県境稜線を一気に下って行く。治田峠が近くなり手前のピークが迫ってくる。クサギが実をつけていた。バックは藤原岳 |
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9. サルナシの実を採る 治田峠へ下るとそこのササは殆ど枯れ稈だけが立っているものが多い。昨年の秋よりも枯れが進行しているようであった。青川に降り氾濫原を行くと右岸にサルナシの実が生っているとSHさんとMNさんが呼んでいる。採って割いて見るとキウイを小さくしたような種の付き方をしている。口に入れると甘酸っぱい。 |
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10.サルナシの実 会で以前からANさんがサルナシがあったら教えてほしいと言っている。SHさんはANさんがここに来たがるだろうと言い、良いお土産が出来たようであった。 |
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概念図はこちら | 銚子谷の荒れ様は驚くばかりだ。3mと5mの滝のみでは沢登りの対象とはならない。以前はゴルジュや大滝があって沢登りとしての雰囲気があったはずだ。温暖化の結果なのか年間の降雨量は変わらないにしても降る時に豪雨になることが多くなっている。豪雨はササ枯れ要因の一つかもしれないと思う。 |
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2005.10.30 T.Yamada |