■行ってきました |
積雪観測ポール設置・藤原岳 | 2008.1.6 T.Yamada |
愛知県連鈴鹿山系のササ枯れ調査委員会で藤原岳に積雪観測のためのポールを設置することが決まった。ササ枯れ調査と積雪とどんな関係があるか。ササ枯れの要因はいろいろあるがその一つとして近年の積雪量減少が考えられている。多積雪地域にあるチシマザサやイブキザサ等は地下茎が比較的浅い所にあり冬季多量の雪により凍結から保護されているとの報告も見られることから観測することになったものである。 |
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1. 大貝戸登山口駐車場 委員長のKY氏をリーダーとしてメンバーはND会から他にYKさんTKさんHFからYKさんARからTYの5名である。ポールと3本の支柱は4人で持って頂けた。 |
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2. 4合目で小休止 ここまで雪は全く無かった。 |
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3. 8合目 4合目を過ぎると登山道の両側に雪が残っていた。6合目あたりから雪上を歩くが気温が高く風も無いため凍結は見られずアイゼンの必要は無い。8合目で小休止。 |
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4. 小屋横から見た展望丘 12月24日にTe.Ya.さんと来た時は雪が無く展望丘の西側が樹氷で白くなっていた。今回は東側が雪で白く西側は樹木のため黒く見えていた。 |
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5. 道標と観測地点 小屋から展望丘に向かって南に下ると「いなべ市役所鈴鹿国定公園協会」が立てた「藤原山荘|藤原岳展望台」の道標がある。観測地点は会員に判りやすいようにこの道標の近くに設定した。登山道の道標から東に12・3m入った所だ。雪の多い時は多少もがくことになるが夏は木の葉や枯れかかったササで見にくくなり悪戯されない位置と思われる。 |
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6. 道標と登山道 展望丘への登山道はやや西よりに向きを変える。この位置に最初の道標が立っている。そこから左に入る。 |
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7. ポールを設置しているメンバー 65cmほどの雪は膝上だ。これを除き赤白のポールを鉄の支柱3本で三脚に組み針金で固定する。 |
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8. ポール設置完了して本日のメンバー(TYは撮影) 今日は無風快晴で暖かくポール設置日和になった。役割を終えてニッコリだ。積雪の観測はポールの上から測る。ポールの高さは2mあり赤・白がそれぞれ20cmで1mのところに黒いテープが張られているので測りやすい。 |
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9. 展望丘にてKYさんとTY 設置後KYさんと展望丘に行った。往復30分に時間制限されたためのんびりは出来なかったが360°の展望を満喫できた。多くの登山者がいて天狗岩をバックにシャッターをお願いした。 |
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10. 展望丘から見た御池岳 伊吹山や御嶽山は見えていたがアルプスは霞んでいた。目の前の御池岳は綺麗であった。小屋から8合目までは駆け下り4合目で小休止して駐車場に戻った。 概念図はこちら |
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藤原岳に登る時は観測地点に立ち寄ることをお願いしたい。毎週県連のどなたかが観測してササ枯れ調査委員に報告して頂ければ良い観測報告が出来ると思うのだが、趣味の会の集まりでは日程を決めることは出来ない。積極的な参画をお願いしたい。 |