■行ってきました

送電線巡視路を歩む(藤原岳・冷川岳) 2010.3.3 TYamada

木和田尾から御池岳に登る計画でスタートした。天気予報は曇り後晴れと報じていたが北陸地方は雨のち曇りとなっていた。湾岸高速道から見た藤原岳・御池岳方面は厚い雲に覆われ降られることを覚悟した。登山口に着いても気温は高いが風が吹いているようだ。雪は見当たらないのでワカンは置いて行くことにした。巡視路から白船峠(白瀬峠)に出たところでTYの体力と時間的に冷川岳で折り返し1143.4三角点(藤原岳)へ登り巡視路を下山した。巡視路は歩きやすい路であった。

1.送電線巡視路
山口の配水池から白船峠へ登る登山口には炭焼き小屋があり今日は煙が上っていた。この巡視路はTe.Ya.さんと07・08・09年と4回目である。Te.Ya.さんの今日の目的は登山道と送電線の位置を25000図で明確にすることにあったようだ。尾根・谷と鉄塔を常に確認しながら歩いている。FAさんは初めてのコースになるのでやはり地図と首っ引きだ。谷筋を登りトラバースして平坦地に出ると正面に鉄塔が見えている。右の尾根からこの鉄塔に登るとあとは尾根通しだ。
2.冷川岳にて同行の2人
巡視路はよく整備され歩きやすいもののTYは年々体力が低下していることを感じさせられている。今は通行が禁止されている坂本谷道と合流し白船峠に登った時にはここから御池岳への往復はあきらめざるを得なかった。少し登り冷川岳まで行こうということになった。東側に残雪が多少あるが尾根上には全くない。バック(西側)に今日目指すはずであった御池岳が見えていた。
3.1143.4三角点送電鉄塔を見る
南西には1143.4が見えている。あそこまで行って巡視路を下山しようということに決まった。下山時には雪を踏むことになるかもしれないと思った。
4.御池岳を見る
鉄塔台地に登ると目の前に御池岳がある。左に小さく昨年10月14日に立ち寄った土倉岳とその奥に天狗堂が見えた。
5.1143.4三角点にて
鉄塔は2本あり上にある鉄塔の脇に三角点はある。藤原岳の天狗岩が近い。これをバックに写していただいた。風が強く送電線の下のためにビュンビュン唸りを上げている。そのためか一層寒く感じる。
6.三角点横の送電鉄塔を振り返る
巡視路は低い方の鉄塔の上から下っているが踏み跡があったので三角点鉄塔から下ることにした。急斜面から残雪を踏んで下に見える鉄塔をめがけて左にトラバースすると巡視路に出た。雪の上には今日歩いた踏み跡がいくつも残っていた。
7.巡視路に立つ小屋
巡視路に従い鉄塔から尾根上を下って行くと緩やかになった所に小屋が建っている。鍵が掛かっているので入ることはできない。巡視のための避難小屋なのだろう。
8.子向井山
さらに鉄塔を過ぎると白船峠からの道に出合いルンルン気分で黄和田尾を下る。尾根の分岐にある鉄塔で登った巡視路と別れ右の巡視路に入る。鞍部から左に下る踏み跡を見送り緩やかに登ると子向井山に出る。小さな標札が掛っていた。路なりに下って鉄塔に出るところで巡視路は手前にバックするような感じで谷側にジグザグに下っている。スギの植林帯で薄暗い。小さな沢に突き当たり右岸をジグザグに下って給水池への林道に出て左折し駐車地点に戻った。岐路「あじさいの里・阿下喜温泉」で体を温め今日は「じょあん」には寄らずTe.Ya.さんに家まで送って頂いた。

概念図はこちら

同じところを歩いていると年々体力の衰えを感じる。40・50才代にはテントを担いで歩いたところが今は軽い荷でもフウフウいって息がつらい。肺気腫が進行しているのかもしれない。いよいよタバコが問題になりかけているらしい。注意しよう。