■行ってきました

清掃山行・藤原岳
6月4日第1日曜日に第34回鈴鹿山系清掃登山が行われた。今年は御在所山14山岳会・藤原岳5山岳会である。「あつた勤労者山岳会」は藤原岳だ。天気は良さそうだが霞みがかかり近鉄の車窓からは鈴鹿の山々は全く見えていない。

1. 聖宝寺の入り口
一般参加者5名・会員17名(スタッフ3名は別行動)が3グループに分かれて登ることになった。Cグループが最初にスタートする。鳴滝神社の横から階段を登り詰めると案内板がありトイレもある。
2. 三合目でのCグループメンバー
聖宝寺から登山道に上がり進むが谷が荒れている。左山腹を絡み滝を高巻く道はしっかりしている。右山腹を登り三合目で一本立てる。
3. 六合目
鳴谷の上を巻き登り坂本谷の支流が上がって来ている尾根に出ると六合目で小休止だ。ここで会長とYH君が集会のため追い越していった。
4. 山頂集会
大貝戸登山道と出合いが八合目だ。休んでいるとCLのKMさんが上がってきた。一般参加のN氏の入っているCグループが気になるのか様子を見に来たようだ。小屋に登ると愛知県勤労者山岳連盟旗とそれに並んで「あつた」の会旗もあった。集会では山頂アッピールの後愛知県連を代表して副理事長である「あつた」会長SNさんの挨拶があった。
5. 三重県知事のメッセージを代読
YH君が野呂昭彦三重県知事のメッセージを代読した。その後いなべ市長・菰野町長の各メッセージが代読された。
6. KKさんの家族
KKさんは清掃山行に家族で参加されている。一昨年の山星山昨年の御在所山・山星山に続いてである。大きくなられた。ご両親には将来が楽しみなことであろう。
7.藤原岳もササ枯れが進行している
集会が13:00に終わり下山集会を考えると天狗岩に行って清掃するには時間が足りない。小屋の北からピーク辺りを中心にゴミを拾うことになった。小屋の上ではササが枯れかけ稈の先が折れ節間が狭まり節から枝葉が出ている。その枝は節間が極端に狭くなり更にその節から枝葉が出ている。枯れた稈のみが立っているものもある。これは5年程前からのクラシのササ枯れの状態と似ている。
8.ゴミ袋を下げて
登山道でゴミは殆ど見られない。小屋の周りにはゴミが多いが小屋前の広場はゴミを埋め立てて整地したようなので掘り出しはしないほうが良い。見晴らしの良い休憩適地周辺ではゴミを投げ捨てる人があるらしい。
9.展望丘を見ながら
天狗岩に向かうが時間切れで引き返す。展望丘のササ斜面が見えている。以前は登山道もササを潜って掻き分け登ったものだが今は一面茶色くなっている。
10.大貝戸登山口の休憩所
下りは早い。大貝戸道を七合目・四合目で小休止して下る。登山口に出来た休憩所は何年も開くことが無かったが堰堤に付随した工事が完了しやっとトイレも使用できるようになった。
11.下山集会
ゴミを分別秤量するに当たって地域のゴミ収集と分別指示に行き違いがあり広げて分別しなおした。秤量結果は5山岳会と個人参加者を合わせ135人で11.3Kgであったと報告された。終わりに愛知県勤労者山岳連盟の会長である「あつた」元会長のSKさんが挨拶され集会を終了して解散となった。
12.西藤原駅
近年鈴鹿山系の山を登る場合道路状況が良くなりマイカー利用が便利になった。反面バスの便が悪くなり電車は従来通りの時間を要し公共交通機関の利用が少なくなった。西藤原駅を乗り降りするのも清掃登山の時くらいになってしまった。三岐鉄道はマイカーの少ない学生時代にはこの時期であれば満員であったように思う。今日は往きも帰りも席が空いていた。寂しい思いもするがこれが時代の流れなのだろう。

概念図はこちら

今後清掃登山においてもマイカーを利用したほうが時間が短縮され便利で良いと思われる。同じ山で行うにしても早朝マイカーで発つバリエーション的なルート選考があっても良いのではないか。公開であっても公共交通機関にこだわる必要は無いと思うのだが検討を要す。
2006.6.4  T.Yamada