■行ってきました

清掃登山・御在所山:表道・裏道 2007.6.3  T.Yamada

第35回鈴鹿山系清掃登山が三重県連・愛知県連主催で6月3日に実施された。「あつた」は御在所山の表道から登り下山は裏道である。スタッフ4名・会員19名・一般8名・計31名の参加であった。スタッフとバリエーションメンバー・現地集合を除き18名が高速バスを利用した。高速バスは定員以上は乗せないし臨時も出ないためリーダーのSMさんとサブリーダーのHSさんは全員が乗れるかどうか気掛かりで十分寝れなかったようだ。

1. 湯ノ山温泉バス停
心配していた乗り残しも無く名古屋バスセンターから約1時間ノンストップなので乗ってからは速い。バスから降りるとポツポツと冷たい雨が落ちてきた。上はガスが掛っている。天気予報では曇りであったが北陸地方が晴れの予報であったので降られることは無いだろうと思っていた。A・Bの2パーティに分かれてスタートする。
2. 百間滝
一の谷分岐と表道への分岐にて小休止し急な登りを進むと東多古知谷に掛る百間滝が見える。Ta.Yo.さんがこの滝の巻き道はあるのかと聞いている。有るには有るが危険だ。
3. イワカガミの花
この辺りでは良く似た花が2種類ある。イワカガミとイワウチワだ。イワカガミの花は総状に数個咲き葉の先はへこまない。イワウチワの花は1個で葉の先がへこんでいる。ということでこれはイワカガミのようだ。この他に亜種や変種として分けられ「山の植物T」に判りやすく解説されていた。
4. シロヤシオの花
この花は純白で透明感があり黄緑の葉の中にいっぱい咲いているのが可愛らしい。葉は小枝先に5枚輪生している。古い「牧野日本植物図鑑」では「ごえふつつじ」一名「しろやしほ」・「まつはだ」と記されていた。
5. 携帯トイレ展示の前で同姓のM.さん2人
朝陽台に上がるとツェルトが張ってあるように見えた。その前に緑色のビニール袋が被せてある容器が置いてあった。何かと思い覗くと「HMS会」のM.さんが「携帯トイレ」だと説明してくれた。「あつた」のM.さんと2人そろってパチリ。
6. 愛知県連理事長H.さんと「あつた」の会長SNさん
山頂集会はここ御在所山朝陽台で行われる。この寒いガスの中にもかかわらず集会には今までに無く思ったより大勢の人が待機している。HさんもSNさんも嬉しそうだ。
7. 山頂集会
鈴鹿山系清掃登山も35回になり登山道にはほとんどゴミが見られなくなっている。地道に啓蒙活動を継続してきた賜だ。愛知県連を代表して理事長のHさんが挨拶をされた。TMさんも県連の自然保護部長として前で緊張して構えていた。
8. 「あつた」参加者全員の集合写真だったはずが
集会が終わると会長から「あつた」の集合写真をとるのでカメラと呼ばれた。全員が集まってきて一枚撮った。その後二人ずれの女性にシャッターをお願いした。2枚撮って確認を依頼され見ると集合写真があったのでお礼を言っで分かれた。家に帰って見るとこの2枚が無い。確認の時2枚とも消去してしまったのかシャッターが押されていなかったものを写っていると勘違いしたかのどちらかだ。いずれにしてもカメラ担当の大失敗である。従って全員揃っていないがそれでも会長・県連理事長・リーダー・サブリーダはじめ嬉しそうな顔が揃っているので勘弁して頂こう。
9. チゴユリの花
下りはじめるとSIさんが何か咲いていると言って覗き込んでいる。白い小さな花が茎の先に6枚の花弁を開いていた。SIさんと2人で写真に収めた。
10. サラサドウダンの花
国見峠近くではシロヤシオとサラサドウダンの花がトンネル状になって見られた。御在所山ではツツジ科の花が多くみられる。
11. タニウツギの花
標高が低くなるとピンクの花が所々で見える。タニウツギの花だ。日向小屋の手前谷側で構えているとY.さんなにをしていると声が掛った。見ると日向小屋の主に間違えられそうなK氏であった。入会前に世話になった1人である。還暦を過ぎた今でも岩を楽しんでいるようだ。
12. バス乗り場に戻って
裏道を下山しロープウエー乗り場の下山集会に参加した。登山道のゴミは極めて少ないもののスカイライン・山頂一帯・ロールウエイ乗り場周辺には大量のゴミがあったようだ。これらのゴミは本来登山者の残すゴミとは異質のものだ。清掃登山で啓蒙すべき課題ではないように思えてならない。
バスの待ち時間で本日の反省会が行われた。一般参加のKさんは御在所山は初めてと言いニッコリしてピースだ。
名古屋に帰り希望者で打上会を行い山行を終了した。

概念図はこちら

☆ ヒヤリハット
下山時スカイラインの橋を潜る手前で、木の幹が倒れかけ1.5mほどの高さで、石のある登山道に出ていた。そこに新人のKNさんが顔をぶつけ、ノックアウトされたかのように仰向けにダウンした。頭は打たなかったようだが鼻から額にかけて傷ができた。相当ひどく打ったようだ。疲れてくると誰でも足元だけを見て周りに気を配ることが少なくなるようだ。歩きなれてくると周りが見え、倒れるように強く打つことは無いだろう。前の人が後ろの人に注意を促したようだが川の音でかき消されたのかもしれない。また言われても疲れていて耳に入らなかったかもしれない。本人が周りを注意しながら歩く癖を身につけるのが一番良いと思う。