■行ってきました

ハライド 定例山行(6月19日)の下見

例会後定例山行担当者ミーティングを行い、山岳の候補にハライドをあげ4月9日下見をすることになった。
ハライドは標高が908mと低いためか、鎌ヶ岳・御在所山・国見岳・釈迦ヶ岳のように馴染みがあるわけではない。その割に展望は極めて良く急なアップダウンもあり登り甲斐のある山でもある。
仕事の都合により参加者は担当者6名。その内2名は6月19日には参加出来ないが、本日の山行後意見を頂いた。

1. 標識のある分岐点
金山に集合した時は小寒い感じがしたが雲1つ無い五月晴れのように快晴。スカイライン・トンネル上の駐車場はどうしたことか3台より止まっていない。山岳寺跡から尾根に上がると急登が始まる。青岳への分岐には木に標識が付いている。
2. ガレ沢に下ってやれやれ
尾根の山腹をトラバースして行くと末端近くが崩れているため登り返しこれを巻いて沢に下る。これが急下降だ。最も注意したい所だ。
3. 腰越峠からのハライド
下った先の尾根をトラバース気味に登って下ると再びガレた沢に出て詰めると赤い旗のようなものが立っていて右の尾根に登る。急下降して上部から崩壊しているガレ沢に出るとこれに沿って踏跡を登るようになる。次のガレ沢に出ると腰越峠は目の前だ。
ハライドが大きく構えている。登路は左のザレの右端に付いている。北は腰越谷を前にして絶景だ。
4. ハライドにて本日のメンバー6人
  (バックは御在所山・国見岳)

登りの踏跡ははっきりしている。山頂は丸坊主で石が出ていて広々している。冷たい風が吹いていて先着5人パーティーはすぐに引き返していった。
遠くに霞んではいるが右から白い南アルプス・中央アルプス・御岳・乗鞍・北アルプスと確認出来る。近くの山々山は手に取るようだ。
5. ハライド東の広場
私たちは風を避けすぐ東の広場に行き展望と食事を楽しみながら大休止した。帰りに立ち寄る割谷の頭を確認する。
ここは西側と北にある樹の殆どがツツジ科の樹である。芽は出ているが花にはほど遠い。ピークは腰越谷からの風が吹き抜けていたがここは無風状態で暖かい。
6. ハライドを振り返る
下山もアップダウンの繰り返しであるものの急な下りが少ないことで危険性は感じない。
最後の急登を登り終え尾根から振り返るとハライドが見えた。
7. 割谷の頭
山岳寺跡の鞍部からは未経験だ。しっかりした踏跡がついている。登り返して割谷の頭に立つ。桧の植林のため展望はきかないが広場になっていて休憩には良い。
8. 下山路から見た権現谷
藤内小屋に向かう尾根を下る計画をしていたが急下降で踏跡は全く見当たらない。割谷側には踏跡らしきものがあるのだが。南への尾根の山腹を下りかけたが諦めて引き返した。
山岳寺跡に戻る途中荒々しい権現谷が曲がりくねって白く見えた。
9. イワウチワ
登る時には蕾であったイワウチワが下山時には花が開いている。どこにでも咲いている花だが見ると嬉しくなる。
10. ショウジョウバカマ
朝の冷え込みから今はポカポカ陽気で小さな花も蕾が開いた。登る時には咲いている花は1・2本より見ることが出来なかったが帰りには全て開いていた。
概念図(クリックすると拡大画像が出ます)

定例山行の下見としてハライドと付録としての割谷の頭を登った6人の感想は会員であれば誰もが満足のいく山だろうということであった。運営委員会でハライドと決定したら担当者から連絡があると思います。ベテランや普段あまり山行をされていない人の参加も期待したい。6月でもヒルにはお目にかかれないと思われます。
2005.4.9.  T.Yamada