■行ってきました

ノタノ坂〜土倉岳〜御池岳南端 2009.10.14  T.Yamada

水曜日が休みであることをしっているTe.Ya.さんが10月14日土倉岳〜真ノ谷〜茨川の計画に誘ってくれた。ありがたい。K.S.さんと3人だ。滋賀県側からの入山でありR421が通れないため小又谷林道の登山口まで時間がかかる。歩行時間も長い。状況により御池岳南端をピストンするというものであった。結果は土倉岳に着いた時間から後者になった。

1. 小又林道の登山口
名神高速八日市ICからR421政所・君ヶ畑の集落をさらに進み小又谷にかかる橋の手前右に小又谷林道がある。入口に工事中の看板があった。左に採石場がありその端で準備をしていると林道に車が入って行った。行けるのだ。入ろう。間もなく車輪の部分のみがコンクリート舗装されたところに出た。車輪を落としては大変なのて3人が路面に注意を集中させていた。池ノ谷手前で後続車が来たので追い越させようと止まるとどこへ行くのかという。戻るようにアドバイスしてくれた。車輪を落とさないように注意していたためにノタノ坂・茨川の標識を見落としたのだ。
2. ノタノ坂の紅葉
林道から下って小又谷を鉄橋で渡りノタノ坂に向かう支流右岸の登山道を行く。しっかりした道であるが部分的に細くなり崩れそうなところもあるので注意したい。急登して尾根に出て小休止。尾根の向こう側は自然林で木々の紅葉が始まっていた。
3. 送電鉄塔から見た藤原岳
尾根を左に折れると鉄塔巡視路で歩きやすい路になり急な尾根をジグザグに登っていく。鉄塔に出るとパッと視界が開け藤原岳とそこから派生している西尾根・天狗岩・2列に並んだ送電線が登っている1143.4が良くわかる。
4. 真ノ谷に下る尾根の分岐にて
杉の植林体をジグザグに登って尾根に戻った路は次のピークを左からぐるっと巻いている。なぜこれを巻いているのだろう。方向を変えた尾根をさらに進むと分岐に出た。右は土倉谷と真ノ谷の出合に下る巡視路だ。Te.YA.とKSさんは下るために地図で確認している。
5. 土倉岳山頂にて
ブナの交る自然林の良い路を登っていくと広くなったピークに出る。左端に三等三角点がありここが土倉岳の山頂だ。セルフタイマーがわからずそれぞれ2人で記念撮影をした。時間的に当初の計画を断念し御池岳に登りピストンすることになった。
6. 鞍部より見たボタンブチ(中央?)
御池岳南端に連なる小さな鞍部からはボタンブチとその近くの断崖が見える。ボタンブチには何回も足を運んでいるがこの方向から見るのは初めてだ。
7. 御池岳南端を見上げる
目の前には御池岳南端のガレた崖が見えている。昨年もHSさんと真ノ谷から廃道になっている河倉峠への道を登り崖を回り込んで左の樹林を登ったのだ。そこには踏み跡がある。今回は土倉岳からだ。
8. ドリーネにて
息を切らして樹林を南端に登りついた。ササが枯れ広々として見晴らしのきく台地だ。ササ枯れの後シダ類とスゲの仲間が一面にはびこりその中を歩くのも厄介になった。東に行くとドリーネがある。2人が下りたところで一枚撮る。底にも水は少ない。
9. ササ枯れの台地
微風でも寒く感じる。樹林に上がり中休止した。Te.Ya.さんはドリーネの向こうにある一本の樹に次回の目印に白いテープを張りに行った。
10. 土倉岳を見下ろす
断崖寄りを戻ると土倉岳を小さな膨らみとして見下ろす。登ってきた尾根もよくわかる。霞んでいるが遠くに見える山波は御在所さんから雨乞岳であろう。ここからは東南に藤原岳を見て鈴鹿山系中部の山々・西北近くに天狗堂をぐるりと見渡すことができる。
11. 下山口にて
登りついたところから下ろうとすると黄色い花が見えた。ヘビイチゴの仲間のようだ。なぜか春に咲く花が今咲いている。Te.Ya.さんもスゲ類の中に咲いているのを観察していた。
12. 林道御池線の終点
今日はピストンで駐車地点に戻り帰りは御池川本流に沿った林道御池線でR306の大君ヶ畑にでることになった。舗装された立派な林道であるが落石も見られる。県道34に出るまでカーブが多く川から離れると山越えになり途中シカやサルにであったり登山道を探したりしたため約1時間を要した。帰路の途中いつものように喫茶「じょあん」で一服し温泉「あじさいの里」で体を温めて自宅まで送っていただいた。

概念図はこちら

過去に真ノ谷から河倉峠への路を05・06・08年に登ったが廃道になっていて踏み跡も定かでなく上部では同じところを歩いたことはない。今回はノタノ坂から土倉岳を経てで鉄塔巡視路のため何の問題もなく歩くことができた。登山口まで三重県側とくらべ遠いのが難点である。

パソコンの調子が悪く修理のため工場に送りHDDを交換して返送されてきた。パソコンに弱いので接続に苦労した。無線LANやセキュリティー対策ツールの接続にも頭を悩ませることとなった。すべて外付けのHDにバックアップをしていた積りであったが10月4日の清掃ハイク「海上の森」の写真と2報の文章が欠落してしまっていて残念だ。写真は先ずバックアップをすべきだとH.A.さんから教わり今後注意したい。