■行ってきました

日陰尾根〜鎌ヶ岳

1. 日陰尾根の取り付きにて

昨年3月は強風で雪が舞い上がっていた4月には雪は無くマンサクが咲いていたのを思い出すいずれもKIさんと一緒であった。
今回は彼女がリーダーを務めているHKさんとJHさんはこのルートは初めてということであった。
今日は快晴無風で春山の様相だ。
2. 岩場を乗り越えて

取り付きからアイゼンを蹴り込み木の枝を掴みながらの急登だ。
昨年はアイゼンを使用せずに登り疲れたので今回は使用したこの方が楽であった。
急登を登り終えて一本立てていると後続の7人パーティが追付いて来て先行していった。
トレースが有るのと無いのとは大違いだ。
H.K.さんは岩場の乗っ越に少し苦労したようだが喜んでいた。
3. 尾根を歩くJH・HK・KIの3人

右手に御在所を見ながらの緩やかなアップダウンはルンルン気分だ。
4. 鎌ヶ岳をバックに煙をふかすJHさん

日が当たる広々とした斜面は気持ちが良い。
雪庇には注意しながら歩きアイゼンの団子はピッケルで叩き通しになる。
雪の無い時は背丈を越えるササで覆われている急斜面も雪が付いていると一直線に登れて気分爽快だここは日が当たらないためかアイゼン団子ができない。
これを登りきると武平峠からの良く踏み固められた縦走路に出合う。
5. 鎌ヶ岳山頂にて本日のメンバー

山頂直下の急斜面は鎖やロープが雪の下になっている部分も有るが階段状にステップが切られ登りやすい。
山頂には20人ほどがのんびりと休憩していた。
社の前は雪庇が張り出し広場のようになっていたその付け根の部分が踏み固められ落ちそうに無いのでそこに腰を下ろした。
6. 鎌ヶ岳山頂から望む雨乞岳

山頂からの展望はすばらしいが時間が経つにつれて遠くが霞んできたようだ。日陰尾根を登っているときのようにスッキリとして遠く御岳が見えるような状態ではなくなっていた。
7. 雪庇の下のツララと網の目状になった氷

山頂部分は既にザラメ状になっていた。雪庇が解けて下に滴りそれが網の目のように凍ったところに日が当たると不思議な模様が出来ていた。
8. 武平峠のトンネル前に下山して

下山を長石尾根に変更したいと思ったが計画通り武平峠から降るとのリーダー指示により峠道を下る。
頂上直下の急斜面では雪の状態が良くしかもステップが切ってあるため心配したほどではなく降れた。
帰りはいつものように国民宿舎で体をほぐし反省会をして湾岸高速で帰路についた。
2003.02.11.T.Yamada