■行ってきました

定例山行・日蔭尾根〜鎌ヶ岳〜三口谷 T.Yamada

第8回の定例山行である。前回はイブネ・クラシであった。したがって2回連続で鈴鹿山系になりリーダーのHSさんは参加者が少ないのではないかと心配していた。Ta・Yoさんをはじめとする担当者の努力やHSさんの企画により25名の参加となった。鎌ヶ岳は登ったことはあるが日蔭尾根からは初めてという会員が多い。3パーティーに分かれ10分おきにスタートしパーティー毎に地形図により日蔭尾根の取り付きを探して登る企画である。

1. スカイライン駐車場
金山に集合した25名が5台の車に分乗する。御在所や鎌ヶ岳に登る登山者が多い。登山口に近い駐車場は既に満車に近い。HSさんが決めた駐車場には1台停まっていたのみであった。ここではやくも地図を出して地形と照合している。天気が気がかりだ。昨日までの秋晴れはどこかにいき今にも降ってきそうだと思っているとポツリと落ちてきたが雨具を着けるまでではない。
2. 日蔭尾根の岩を乗り越えたBパーティー
スカイラインから登山道に入り東多古知谷を跨ぐと三滝川と三口谷が出会う。この間の尾根を登るのだがBグループは三口谷の小さな滝まで入ってしまった。明確な登山道があるとそれに引き込まれてしまったようだ。経験のある4人は指摘したくても禁止されているので言うことが出来ない。尾根に取り付いてしまえば後は尾根通しに登ればよい。木が切られ道がはっきりしてきた。岩を乗越すところも木を切ってあるため楽になっている。7月にMOさんとここに来た時にはまだこのように木は切られていなかった。
3. ザレ場の下にあったツツジ科の紅葉
ツツジ科の一部のものは真っ赤に紅葉するのが早い。今年はどうだろう。この尾根上のものは紅葉する前に葉先が茶色く枯れてきている。黄葉するシロモジも同様だ。紅葉は期待できないのだろうか。ザレ場で下を見ると赤く染まった木があった。
4. 鎌ヶ岳山頂にて
日蔭尾根から県境稜線の峠道に出るところの背丈を超えるササは7月の時点には既に一直線に刈られ薮こぎはなくなっていた。木が切られササが刈られこの尾根の魅力である自然らしさが半減したように思え残念である。積雪期はなお登る人が少なく近くて短い尾根だけに魅力はあるだろう。峠道に出てからから山頂までは登山者が多い。山頂は残念ながらガスで展望は全く利かないうえに東から冷たい風が吹き上げている。Cパーティーが着くとすぐ下山だ。Aパーティーのメンバーは強力だが体は冷えきったことだろう。
5. 三ツ口谷のザレ場を下る
ガスの中久しぶりに顔を合わせたMIさんが腕を組んで下りて来る。MIさんが「このコースは雪のある時も良いだろうな・タバコは止めたのだろうな」といって誘ってくれているように思え嬉しかった。
6. 風の当たらないところに下り大休止
鈴鹿の踏跡が薄いところが大好きなリーダーのHSさんは今回25名の参加があり地図読みも出来て満足そうにタバコを吹かしている。今月入会したMSさんも満足げだ。
7. ガスの中でも全員の記念写真は必要だ(Ta.Yoさん・TY以外)
ガレ場の末端で記念撮影。どうしたことか今回の担当世話役として活躍したTa・Yo.さんが写っていない。
8. 堰堤の上の広場
Aパーティーが大滝を巻いて急坂を降りていったのでBの4人もそこを降りた。滝の前に立ちTa・YoさんとHSさんを写したのだがどう間違ったのか消してしまったので写真が無い。下っていくと登山道を整備している人に出会う。堰堤の上は広場になっていて石積みもされ休憩に良い。こんなところがあることは知らなかった。整備して頂けるのは有り難いことだが整備し過ぎるのは良いことかどうか疑問にも思う。
9. ダイモンジソウ
最後の滝を越え谷に下るところの壁に今日はじめて花が咲いているのを見た。白いダイモンジソウであった。
10. 駐車場に戻って
駐車場に戻り円陣になって反省会を行った。全員が今回の企画・コースについて評価したが好評であった。最後に会長が尾根から各パーティーの地図読みを観察した結果について評価し今年の夏合宿での道間違いについても触れ地図とコンパスの活用の大切なことを強調された。

帰路に片岡温泉で汗を流し第8回定例山行は無事終了した。

概念図はこちら
(2006.10.22)