■行ってきました

台風の後の穂高美秋景!

今年は台風の当り年でしょうか?週末になると本土接近・上陸と我々をあたふたとさせてくれますね!
今回の山行も例にもれず計画の初日は台風直撃の予想も有り延期・変更としました。


当初の計画
扇沢−黒部ダム−阿蘇原小屋−欅平−宇奈月−糸魚川−信濃大町−扇沢


変更後の計画
沢渡−上高地−横尾−蝶が岳(泊)−大滝山−徳本峠−明神−上高地
参加者  N夫妻・K・A
日時   10月10・11日(前夜沢渡:車中泊)

当初、今回の山行は「○山さん」の希望を前程に「下の廊下」を計画していましたが、度重なる台風の応酬に計画中から色々翻弄され、結果的には代替案での決行と成りました。
しかし、1日延期はしたものの、当日の朝まで「上高地公園線」は通行止め〜解除になるのを待っての上高地入りでした。(沢渡到着が後1時間早かったら帰っていたかも…)
観光客で賑わう上高地を抜け、横尾までの道にも黄葉は進んでいました。落ち葉を踏みしめ青空の下、歩を進めます。

聳え立つ明神岳を仰ぎ、悠久の時を観ていた徳沢、青空に路を分ける横尾、を楽しみいよいよ稜線までの
登りが始まります。 ここから3時間程は、景色も変化に乏しい樹林帯の中で、只管高度を稼ぎます。

横尾からの登りは過去にも登っていましたが、根っ子・岩が続き、森林限界に出るまで続く樹林帯に嫌と云うほど付き合わされます・・・が、一度森林限界を脱すると「それは感動する景色」が目の前に広がります。 その後に続く稜線漫歩は、流石に北アルプスの背中を歩いているんだな〜とつくづく思います。
本当ならここで穂高の全容を観ながらの縦走ですが、台風の余波か、なかなか全容は観ることが出来ません。
黄葉に彩られた足元を楽しみながら稜線に出ます。そこは岩稜を吹き荒れる風が冷たく、途中ですれ違った人が「稜線は台風が体験できますよ!」と云っていた・・・が、流石に大袈裟だった様です〜
硫黄岳の方が凄かった!!!
今日のテン場の蝶が岳ヒュッテからは、常念岳が大きく聳え、圧巻です!当日テント泊は僅かに6張程でした。風は昼夜を問わず吹き付け朝になっても静まることは在りませんでした。
翌日は、立ち込めるガスの中を大滝山経由で徳本小屋までの縦走です。路の脇にも紅葉が迫ってきています。
岩魚留小屋からの登り路では紅葉・黄葉が真っ盛りとの事でした。
この、徳本小屋も小屋閉めは、11月3日〜見納めかな〜と思いつつ、ベンチで温かい飲み物を戴き、下りました。            
by higetako