■行ってきました

伊吹山

今年は鈴鹿や美濃の山は雪が多くこれらの山で充分に雪山を楽しめたがこのところ気温が高く急速に減少している。2月18日JHさんをリーダーにしてSH・Se.M・FM・Sy.N・MN・MI・KS・TYの9名で伊吹山に行ってきた。今朝は冷え込んだのか雪は堅くガリガリで気にしていた雪崩の心配はなく登ることができた。TYの技術では7合目あたりでシールが効かなくなり1人引き返すことになった。
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1. お宮の横の駐車場
空は快晴空気は澄み切って名神高速から伊吹山が近くに見えている。奥美濃の山々から白山まで見えるようだ。今日は北陸地方も晴れの予報なので1日もってほしいと思いながら走る。ゴンドラを利用せず登山口から登るSy.N・MNの2人とスキーのMI・TYはお宮の横の駐車場に車を置いた。この1週間で積雪は1mほど減ったとMIさんが言っていた。
2. ゴンドラを降りて
JHさんはじめ5人が待っていてくれた。彼らはスノーシューやワカンを付けて歩く。MIさんはシールを張って登る。TYは少し滑りリフトに乗って5合目まで行く。空の青い色は空色そのものだ。真っ白な伊吹山が目の前にある。既に数人が8合目あたりを登っているのが確認出来る。
3. 7合目あたりから見た山頂方向
リフトを降りシールを貼っているとMIさんが上を歩いている。待っている所に上がると小屋のところに5人もいた。少々クラストしているがシールは良く効いて山頂を見ながら快適に上る。皆についていこうとするとハーハー息が切れ追いつけない。6合目を過ぎるとやや傾斜がきつくなったのか立ち休憩をしながらジグザグに登る。MIさんが滑って励ましに来てくれたが思うように登れない。7合目あたりでシールの効きがあまくなりこれ以上登るのを諦めた。急に雲が湧き出てガスが下りて来てもう先行の5人は見えなくなった。MIさんに3合目で待つことを伝えシールを取った。
4. 1合目と登山口の旧連絡リフトを下り始めて
昨日は雪が腐ったのかツボ足やスキーの跡ができこれが堅くなっているためTYではコントロールがむずかしい。上からテレマーカーが降りてきた。見事だ。下から10人ほどのグループが登ってくる。5合目からはスキー場を下り最後はシールをつけて少し登り返しホテルの前で皆の降りてくるのを待った。なんと登山口から登ったN.夫妻が真っ先に下りて来た。2人は登山口から山頂まで2時間半で登ったと言う。大したものだ。MIさんが降りてきて大休止となった。1合目までの旧スキー場は雪があり滑って下るもここも雪は堅かった。旧連絡リフトの下を降り最後は登山道にでた。林道に降り立ったところで5人の車と会い無事を確認しあった。養老SAで反省会をし本日の山行は終了となった。

前日の夜兼用靴にアイゼンが合わなかった。どうせアイゼンは使わないだろうと思い調節するのを止めてしまった。以前の兼用靴と登山靴には合っていたのだ。スキーアイゼンは持参したが活用できなかった。板やビンディングを買い換えた時これも同時に買い換えたのに一度も使用せず包装のまま放り込んでのだ。その上ストックまでもが言うことを聞かなくなってしまった。締まらなくなったのだ。「山スキーは初めてでも無かろうに何をやっているのだ」と自分を叱っている。
先週D病院呼吸器科でCTと血液検査により肺気腫・気管支拡張症と診断され間質性肺炎の疑いも指摘され「酸素吸入器を持ち歩くつもりか」と禁煙を命ぜられた。ハーハー・フーフーと息が切れるのは70歳という年齢だけでないようだ。

「警告」:タバコを吸っている登山者の方々:山に登れない・歩けない日が来るかもしれない。「禁煙しても元に戻ることは無い」このようになってからでは遅い。今から禁煙と警告する。
2006.2.18  T.Yamada