■行ってきました

枯松平山 愛知県連女性交流山行 2007年1月21日 T.Yamada

1月20・21日丸黒山への女性交流山行に参加させて頂いた。「あつた労山」のリーダーSMさんは晴れ女と言われるとおり当日は快晴に恵まれ非常に楽しい雪山ハイクを堪能することができた。
前日の20日にはバスの中でロープの結び方を学び研修所では搬出訓練や地図の使い方の講習が行われ各会相互の交流と有意義な2日間であった。
女性34名・男性13名全員が金山に集合東海北陸自動車道から高山経由で宿泊所の国立乗鞍青年の家に入った。「あつた」からの参加は女性(SM・MY・TaYo・M.F.)4名・男性(RK・HT・YN・TY・YH)5名であった。

1. 搬出訓練
「女性でもできる搬出方法」とK講師自作の追加資料をテキストとして講義されその後バスの中で学んだロープの結び方を活用してA〜Fの各パーティー毎にツェルト担架の作り方を教わった。「事故が発生したら」の内容も理解しやすく大変参考になった。
2. 地形図の活用
講師のI.氏は「25000図飛騨青屋」のコピー6枚で作成された資料を配布し磁針方位・等高線による高低差の色分け・尾根と谷・概念図の書き方・緯度経度の意味等詳しく説明され勉強させて頂いた。
3. 国立乗鞍青年の家
この施設では決まりがあり6:30起床・7:00集会・7:20清掃・7:50朝食になっている。集会では国旗掲揚・グループ代表による紹介や挨拶が行われた。
当地は1500mあるにもかかわらず最低気温が−2度と高くウエアーをどうするか考えてしまう。暖冬だといってもフワフワの雪が積もっている。ワカンを付けて準備完了。
4. 北アルプスの展望
青年の家の左から裏に上がり少し下ると展望が開け前方に白い雪の山が輝いている。左に三角形で笠ガ岳がありその右には小さく黒く槍ヶ岳が突き出ているのが判別できた。北穂は涸沢岳と重なっているようだ。奥穂から前穂への吊尾根が判る。西穂や焼岳は乗鞍から平湯峠を経て派生している前尾根に隠れているようだ。
5. Eパーティー9人全員
MYさんをLとしてFMさんがSLで女性6名・男性3名のパーティーである。快晴無風の快適なスノーハイク日和である。これからの丸黒山を期待して嬉しそうだ。
6. 木と雪の芸術
フワフワの雪が積もり踏み跡が定かでなくなった。BパーティのTTさんが先頭に立ちラッセルして行きTKさんも応援する。ラッセルするにはルートファインディングしながら後続のメンバーが歩きやすい所を探すことが重要になる。この2人は愛知県連の最強メンバーだ。後について登っていくと雪の重みで木が曲がり見事な門を作っている。ここで一枚撮った。
7. 折り返し点
丸黒山は青年の家から乗鞍岳に登る尾根の一角に位置し登山道が整備され標札が1〜60番まで付いているという。今日は時間切れのため34番で折り返すことになった。「あつた」のリーダ・世話役のSMさんはAパーティーのリーダーでもあり晴れ女としても自信に満ちていた。
8. 枯松平山山頂にて
少し戻ると「枯松平山山頂」「標高一六九四米」と書かれた標識杭が立っていた。この一帯は平坦でどこが山頂か標識が無いと判らない。手前の木に33番の標札が付けてあった。
9. 登りに殆どラッセルしていたTTさん
TTさんとTKさんは技術・体力ともに抜群であり今日のようなルートファインディングやラッセルは指導者として当然だという感じでありお陰で後続は全員枯松平山まで行くことができたのだ。ご苦労様でした。
10. VサインをするEパーティーのリーダー
往きにはEパーティは独自の行動をしたいと歩く順番を指示したり注意していたリーダーも下りはメンバーの歩きや危険性の無いルートでトレースも残っているので安心し「ゆっくり雪上ハイクを楽しみましょう」と言ってくれた。
11. 上を行くEパーティー
Eパーティはリーダーから最初に指示があったとおりSLがトップ・Lがラストの順を殆ど崩さず快調に行動できた。ルンルンで雪上ハイクを楽しむEパーティー。岩井乗越からの登り返しは短いものの急登で息が切れた。
12.北アルプスを見納める
リーダーから「展望台で最後の休憩をとりましょう」ということで立ち寄った。午後になり薄雲が出てきたがなおすばらしい展望を見納めできた。
概念図はこちら 帰りのバスは白鳥ICあたりからスキー帰りの車で渋滞していたものの片側一車線区間のみで計画どおり1分の狂いも無く金山に着いた。
はじめて参加させて頂いてこのような学習と楽しい山行の「女性交流山行」を企画運営された県連婦人部部長のNKさんをはじめ関係された方々に感謝いたします。