■行ってきました

川上岳 1625.9m 2011.6.23 usagi

種別
 個人山行  目的 ササユリ咲く稜線を歩く
山域 飛騨高地  山名 川上岳(かおれだけ)  天候 曇り時々晴れ、一時雨
メンバー CL/ST  NM  計2名

行程 6/22(火) せと赤津IC(7:20)===中津川IC===R257経由===川上岳登山口(10:00)
登山口(10:06)---尾根分岐(11:17)---水場(12:05)---山頂(12:43)/(12:56)---登山口(15:10)


飛騨の川上岳に行ってきました。
目的は、山頂直下の笹原の道を歩くことと、たぶん今がシーズンのササユリを見ること。
家までピックアップに来ていただき、せと赤津ICから中津川ICまで高速。あとはR257を下呂方面へ。
下呂を過ぎ、上呂過ぎたところで左折して県道98号、山之口川沿いに北上。
ナビには位山荘という民宿をセット。位山荘を通りすぎてからほどなく、道はダートの林道になりました。


登山口まで林道は5.2km。林道はけっこう狭いし、落石も多く、状態はかなり悪いです。
Sさんの四駆だからよかったけれど、普通車だったらけっこう下をこするかも。
川上岳登山道まであと何キロという標識がところどころにあり、それを頼りに進んで行きました。

 
 
 
いいかげんダートの道にイヤになった頃、ようやく川上岳登山口に到着。
この先はゲートがあり、一般の車は通行できません。


車10台くらい止められそうな、けっこう広い駐車場には先客が一台。見たら、林野庁の車でした。
駐車場のすぐ前の登山口から、左手に向かって坂道を上がって行きます。
「熊に存在を知らせるため、車のクラクションを鳴らして下さい」などと書かれた注意書きを見て、
思わずザックに熊鈴をつけました。

 
 
登山口から歩き始めて数分の渡渉ポイント。
なんとも頼りない橋です。usagiはこわごわ手をついて渡りました。
帰りによく見たら、もう少し上流側に飛び石で渡れる浅瀬あり。
この日はちょっと水かさが多かったけれど、たぶんそっちの方が渡りやすいかもです。

 
 
渡渉ポイントを過ぎてから、すぐにつづら折りの急登が始まります。
登山道はよく整備されているので、そこそこ歩きやすい道です。
ロープがあったのはこの橋のところと、もう少し上のほんの少し急になったところの2ヶ所のみ。
眺望のない道なので、ただただひたすら歩いて高度を稼ぎます。

 
 
歩き始めて1時間10分ほどで、やっと尾根に出ました。
ここからは緩やかなブナの林の稜線歩きに変わります。

 
 

道は緩やかに登り、トラバースを過ぎ、緩やかに下って1時間ほど歩いたら、最低鞍部の水場に到着しました。
水場にはキレイな水の沢が幾筋も流れていました。

 
 
水場から少し行くと分岐。標識が整備されているので、とても安心です。

 
 
さらに進んで、次の分岐を右に曲がると、いよいよ川上岳の山頂稜線への道です。

 
 
 
 
ここからは、サラサドウダン満開の道でした。微妙に色の違うサラサドウダンのキレイだったこと!

 
 
お天気は朝からずっと曇りで、時折薄日が差す程度でしたが、usagiたちが山頂稜線に達したとき、
不思議なくらい青空が広がりました。何とも気持ちのいい、初夏の空です。

 
 
この景色が見たくて、usagiは川上岳までやって来たんでした。
稜線の向こうには位山。天空遊歩道で川上岳と繋がっています。
その横には、恋に敗れた舟山も。(ここには、位山三山の恋の物語があるんですよ♪)


歩き始めて2時間40分ほどで、川上岳山頂到着。一等三角点補点にもタッチです☆

 
でも、青空だったのはホンの一瞬。
山頂で10分ほど休憩を取っている間に、だんだん空模様が怪しくなって来ました。
のんびり景色を眺めていたいところだけど、速攻で下山開始。

 
 
 
下山開始したとたん、雨が降り出しました。それも、けっこう本降り。
大急ぎで雨具をつけたらちょっと安心、あとはノンビリ下るだけ。

 
 
登山道はこんな感じ。そうとうなつづら折りの道です。でも、雨に濡れても、案外滑りにくい道で
けっこういいペースで下ることができました。

 
 
予定通り、3時過ぎに駐車場に到着。林野庁の車はなくなっていました。

今回の川上岳は、梅雨の晴れ間を狙って登頂でき、景色もそこそこ楽しめましたが、
残念ながら楽しみにしていたササユリは、山頂付近にまったく見当たりませんでした。
今年は残雪が多かったせいか、各地で花の時期が少し遅れたりしていますが、この山でも
影響が出ているのでしょうかね?

     
        川上岳で見かけた花たち

   左上(ショウキラン)
   左右 (名前知らず・・・)
   中左(アカモノ)、中右(ツクバネソウ)
   下(レンゲツツジとマイヅルソウ)