■行ってきました

夏合宿 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 2011.8.16 Morita

日時:2011年8月12日〜14日

2011年の夏合宿は、日程を短くし、多くの会員が参加できることを目的に、北アルプスの爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳を1泊2日で計画しました。昨年、今年に入会した会員を中心に8名のパーティとなりました。

今年の夏は例年と違い、8月上旬から天気が悪くなり、他のメンバーの山行計画が中止を余儀なくされていました。しかし、合宿実施日が近づくと徐々に天気がよくなりひとまず安心。
代わりに、お盆休み中の扇沢に駐車して仮眠することができるかが心配になってきました。今年は震災・原発の影響で、海より山にレジャーに行く傾向があるとのマスコミ報道で混雑が予想されました。

8月12日午後8時会事務所を出発。高速道路は車は多かったですが、渋滞もなく、午前0時に扇沢に到着。
なんとか車を停めることができて一安心。

午前6時に登山口を出発です。登山口の看板の前で一枚。
この手前に長野県警の山岳警備隊の詰所があり、登山計画書の提示を求められました。
特に指摘されることもなく、「途中のガレ場を注意してください。」とのアドバイスをいただきました。
何をおいても、しっかりとした登山計画書が必要ですね。
ここが山岳警備隊が指摘されたガレ場です。
大声を上げても崩れそうな不安定な石があります。上に注意しながら急ぎ足で通過します。
私が5年前の7月に来たときは雪渓が残っていて、それはそれで注意が必要でした。
     爺ヶ岳が今回の目的の山の一つですが、写真を忘れました。
登山口から6時間で冷池山荘のテン場に到着です。テントを設営してホッとしているところです。
東南西に展望が開けたいいテン場です。傾斜地になっているので寝るときの工夫がいるのが残念なところです。
私たちが持って行った4・5人用テントは少なく、ほとんどが一人用のテントでした。この山域特有なのか、一人か二人で登る人が多いのかわかりませんが、大人数も楽しいと思います。
 
   この写真でわかりますでしょうか。ブロッケン現象が見られました。中央にあるのがカメラを構えた私の姿です。

夕刻の立山と剱岳です。真ん中あたりが立山、右側の夕日が当たっているのが剱岳です。
太陽が山に隠れるまで、カメラのシャッターをたくさん切りました。
7時ごろテントに入ったのですが、その後テントの外から「こんな景色初めてだよ」という声が聞こえました。
外へ出る元気がなかったですが、どんな景色だったのか、見なくて少し後悔しています。

 
 
翌14日は午前3時に起床。4時20分に鹿島槍ヶ岳に向け出発しました。
途中の布引山から見た立山、剱岳です。立山にまさに満月が沈もうとしています。
とても幻想的なのですが、私の写真ではそこまで伝えられないのが残念です。

 
 
定番ですが、鹿島槍ヶ岳の山頂での写真です。
会旗の「あつた勤労者山岳会」の名前が切れているのが残念です。

 
 
鹿島槍ヶ岳の山頂、正確には南峰ですが、そこから東の展望です。
手前の右側の黒い山が鹿島槍ヶ岳の北峰です。
遠くのシルエットは長野北部の妙高、火打、雨飾、方面です(と思います)。

 
 
同じく、鹿島槍ヶ岳の山頂からの南側の展望です。
一番奥の中央あたりが穂高、その右に槍ヶ岳、左側に大天井、常念あたりが見えます。
富士山も見えました。360度パノラマ写真ができるほどの好天でした。

前夜発1泊2日の合宿でしたが、好天に恵まれメンバーは満足して下山しました。
歩行時間は1日目で6時間、2日目で9時間、トレーニングでそれ以上の時間歩いたメンバーもいて、
決して長いとは思わなかったとの発言がありました。トレーニングの意義が理解されていました。
トレーニング+本番で合宿を形成するという考えで今後も進めたいと思います。