■行ってきました

木曽駒ヶ岳・千畳敷(冬山トレーニング)   2010/12.19 UmaGumaI

山域: 中央アルプス   山名:木曽駒ヶ岳
目的: 雪上歩行トレーニング
山行期間:2011年12月19日(日)   天候: 晴れ
メンバー:CL: Y.K.・ Y.W・Y.H・S.M

冬山季節に備え、「雪上歩行トレーニング」と題して木曽駒ヶ岳に登ってきました。
天気は快晴。はじめてのアイゼン・ピッケルを装着しての登山です。  
ゲレンデスキーとは異なり、冬山スポーツを楽しみました。
昨季節は、冬装備が準備できず机上だけの講習と街での登山活動(県連の引っ越し手伝い)で過ごしました。
今期は、会の皆様のおかげでそこそこ冬山準備ができ、雪山に一歩を進めることができました。
また個人的にも近場での山行を重ねて、体力と技術向上に努めたつもりでした。

朝6時に金山駅南口でピックアップ。この時期、まだ日の出前で暗い。
日曜日の始発電車の顔ぶれにも馴染みを感じてきました。
早朝の中央道を、うっすらと雪をかぶった恵那山をくぐり抜け、朝日を眩しく受けます。ラジオ体操のBGMを聞きながら駒ヶ根IC・菅の台(850M)駐車場までドライブ。9時10分発のバスでしらび平(1,622M)、ロープウェー乗り場まで。途中、車窓から野生の猿やカモシカを見る事ができました。

10時発のロープウェーでいっきに2,612Mの千畳敷まで標高差990Mを約7分、気圧差で耳がツーンとなります。ロープウェーを降りればもう別世界。紺碧の空に銀色の千畳敷カール。
高度順応の時間もそこそこに、雪上歩行トレーニング開始。Kリーダーも私も今期、新調の冬靴です。最近の冬靴は、実にカラフルです。
しかし、私は黒で地味。ウエアーも先輩から譲り受けた物で貫禄十分、ザックも30年近く古い物で、一見初心者には見えないけれど、行動は素人そのもの。
しばらく、アイゼンを装着せずに歩行の練習です。

スベル事を体感。登りにさしかかる所でアイゼン装着。踏み跡の所は安定して歩く事ができましたが、横にずれて、新雪の上を歩くと、上手くトレースをつける事ができません。
足の動作・体重の加け方・バランスの取り方など指摘を受け、なんとか要領をつかみます。
乗越し手前の登りは、夏道のようにジグザグに進まず直登。横歩き時にバランスを崩して滑落したり、雪崩を発生させないためらしい。急な登りでのアイゼン・ピッケルの使い方を学びます。
雪が少なくアイスバーン状態になっていて思わず危険かなと感じても、会話をするゆとりがありました。
稜線に上がればさすがに風が強い。
閉ざされた山小屋の片隅で、あんぱんを口にして小休止。
中岳を経由して木曽駒ヶ岳(2,956M)山頂に。360°大パノラマを満喫。北アルプスの山々、南アルプス.富士山も目の前に広がってます。山頂の冷たい空気を壮快に感じます。
本格登山のきっかけになったのも、高校時代に登った木曽駒です。ロープウェーを使わずナップザックにスニーカー、体操服で歩いた時を思い出しました。
景色を充分に楽しんで下山。下山時の歩き方、キックステップなど学び千畳敷に戻りました(13時45分)。
ホテルレストランで遅いランチに反省会。
実は、ロープウェーのお得なプランを利用して、千畳敷飯とコーヒーを御馳走になりました。
下山時のバスでは、暖かさに誘われて睡眠。

みなさまのおかげで、無事 雪山デビューができました。
楽しい山岳会です。ありがとうございます。