■行ってきました

愛知の130山:鞍掛山
2008.8.16 T.Yamada

久しぶりの「愛知の130山」だ。この暑い中なぜ「愛知の130山」なのか。新入会員のHYさんが「愛知の130山」に行きたいと言っているとTe.Ya.さんから電話があった。袖山岳はどうだろうとのことであった。袖山岳は旧富山村の最高峰でTYが仮命名した山なので行きたいと思うが遠い。3人は20日から槍ヶ岳に行くメンバーに加わっているのでもう少し近くの高畑か鞍掛山にしようと言って8月16日鞍掛山に行くことが決まった。Te.Ya.さんが計画書を作成し運営委員長のKSさんに連絡承認を得た。

1. 駐車地点より見た四谷千枚田
R153・R420で田峰に出て四谷千枚田の駐車場に着く。千枚田は稲の穂が出て黄緑が美しい。今日は帰りのことを考えここをスタート地点とした。快晴の日差しで暑くなりそうだ。前回の仙ヶ岳では水分が不足気味であったのでポカリスエットだけで2L持ってきた。
2. 鞍掛峠・771中間部のササ
県道32に戻り鞍掛トンネル手前の階段を上り峠に出る。東海自然歩道は尾根上を宇連山に向かって右折している。鞍掛山へはこれと分かれ左折して771に向かう。尾根上は風が吹き抜け初秋の感さえする。一部ササを分けて行く所がある。ここのササは今も葉が大きく健在なようだ。ササの種は判らないが枯れていないササを見てなにかホッとする。急下降して上り返すとまもなく771だ。
3. 最高点888への登り
771には折り返して下るように小さな杭に矢印でそのことが示されていた。スギ林の下りはザレの急傾斜で滑りやすい。下降点とこのザレはこのコースで最も注意したいところである。830ほどのピークと888の鞍部へは左を大きく巻いてトラバースする。急登して潅木に変わるとすぐ最高点に出る。
4. 右に高畑・手前に771・左奥に宇連山
888に登って一安心だ。南の展望がよい。真下に見えているのは大林であろう。四谷千枚田は少し右にあるはずだ。これが見えれば最高なのだが残念ながら見ることが出来ない。次回は高畑に行こう。
5. 馬桶岩にて
緩やかになった道を行くと標識が立っていて左に入るとすぐ馬桶岩がある。ここでセルフタイマーを使用して3人で写すことにしたが使い方が判らない。HYさんが自分のデジカメでは時計のマークを押すのだと言う。見てもらうとそのマークがあり押すとセルフタイマーオフと出た。もう一度押してくださいと言うので押してシャッターボタンを押し駆けつけたが一瞬で間に合わなかった。
6. 鞍掛山山頂にて
再び東海自然歩道に合流する。立派な標識が立っている。ここには鞍掛山山頂まで10分と書かれている。1分くらいで東屋に出た。すぐ右が山頂だ。以前にもどうして10分と表示してあるのかと思ったがどう見ても間違いであろう。山頂には記念撮影にもってこいの岩がある。こんどはセルフタイマーを押して駆け上がると大分間を置いてからシャッターが落ちた。今回は時間に余裕がある。Te.Ya.さんが今月はじめに20mのロープを買って持っているがどんな時どのように使うのか判らないと言うのでその基本的なことの真似事をした。2人とも関心をもったようである。今後基本的なことだけでも憶え皆で活用できるようになりたいと思っている。
7. 駐車地点に着いて
東海自然歩道は急な階段が続いている。緩やかになるとスギの植林帯だ。下部では間伐されたスギが同じ長さに切り揃えられ丁寧に重ねられている。残されたスギの木は等間隔に並んでいる。このように手入れされた杉林は幻想的でもある。かしやげ峠に降り立ったころ雨がポツポツ落ちてきたが一時的なものであった。峠の下で東海自然歩道は左への山麓に入り谷を跨いで民家の下で駐車場に下っている。谷の両脇にお盆のお供え物や茄子の馬が置いてあった。この地方の風習らしい。千枚田の上には雲間から日が射し三河の山々がシルエットになっていた。地元の老人が駐車場周りの草を刈っていて千枚田の状況など話を聞かせて頂けた。
8. 鞍掛山の全貌
下山後田峰城址に立ち寄った。田峰城址には10年前「こんなに楽しい愛知の130山」の初版を1冊寄贈したことがある。ここの番をしている68歳になるご婦人はその時と同じ人である。当時ここから見える山々で名前を知っていたのは鞍掛山のみであった。それがその後自分でも「愛知の130山」を買い今ではここから見える11山について見学者に解説しているとのことである。憶えていてくれて非常に嬉しかった。以前より前にある木が大きくなり山々が見にくくなっていた。

稲武岡田屋の温泉(¥400)で汗を流し帰路についたが渋滞のため伊勢神トンネルの手前を左折し段戸川沿いに大多賀に出て足助・グリーンロード経由で帰名した。名古屋ではステラアルピーナに立ち寄りTe.Ya.さんとH.Yさんはそれぞれ山用品を揃えTYは自宅まで送って頂いた。
「愛知の130山」鞍掛山での本コースにおいては殆んど変化は見られなかった。四谷用水施設の下にはトイレとその横が駐車場になっているので峠の駐車場に止めるのとどちらでも選ぶことができる。

残念ですが今後概念図が出来なくなりました:パソコンがスキャナーを認識できなくなったためです。申し訳ありません。