■行ってきました

初級登山学校実技山行 : 宮路山・五井山 2007.4.8  T.Yamada

07年初級登山学校第一回実技山行を4月8日宮路山・五井山で実施した。テーマは歩き方の基本である。前日夕方からの驟雨でどうなるのかと心配していたが予報通り快晴の朝を迎えた。

1. 名鉄車中
生徒8名(欠席2名)・講師6名が定刻までに金山駅南口に集合し車中の人となった。特急を東岡崎で各駅停車に乗り換える。全員が顔を会わせるのはこれが2回目のせいか席はばらばらに着いている。
2. スタート前
トイレをすませこれから山歩きをする心の準備とストレッチのために準備体操をする。スタート前に基本的なこととして休憩時には地形図で方位と現在地の確認・時間を記録する癖をつけてほしいので全員で実施した。はじめて山歩きをする人もいる。地形図やコンパスをはじめて見る参加者もいた。
3. 登山口
山歩きで一番危険なのは車道歩きだ。車道歩きは気持ちが緩みやすい。そこに車が来る。注意したい。旧東海道から左に入る町道が登山口になっている。登山口といっても町道は車も走る。ここで立休憩をする。休憩時にすることは多い。体温調節・一口の水分補給をする。皆地形図での確認と時間記録をとっている。
4. 町道から遊歩道へ
町道の横にはヤマツツジやミツバツツジが花をつけていて気持ちがいい。車道からの分岐で小休止。それぞれが現在地確認・記録・水分補給をしていた。
5. 第一駐車場
切通しから第一駐車場に降りるとトイレもあり中休止とし行動食を口に入れることを勧める。上には白い大き目の花をつけた桜が咲いていた。オオシマザクラだろうか。
6. 東屋を見下ろす
東屋の横を通り急斜面をジグザグに登る。この斜面はコアブラツツジの群落であるが今は芽が萌え出る前である。足元にはショウジョウバカマが咲いていた。参加者の足取りは極めて快調のようだ。
7. 宮路山山頂にて記念撮影
宮路山に上がると三河湾がすばらしい。中休止とする。昨日の驟雨が嘘のような快晴無風で何時までも寝転んでいたい雰囲気だ。「宮路山聖跡」と書かれた碑の前で休んでいた人にシャッターをお願いした。後ろには赤い葉の出たヤマザクラが満開であった。
8. 三点支持の話をするHTさん
HTさんに岩稜帯を歩く場合の基本としての三点支持について簡単に説明をお願いした。受講生は交代で見聞した。
9. 五井山山頂からの展望
宮路山から五井山までの途中のアンテナのある林道終点で小休止した。その後少しザレた下り斜面で基本的な歩き方についてモデルと説明を行った。五井山からの三河湾展望も抜群なのだが今日は黄砂のためか志摩半島を望むことは出来なかった。眼下には蒲郡の町が見えている。中休止とする。ザックの中身を出して見せるとロープとツェルトに興味を示していた。
10. ウオーミングアップ
下山には宮路山の宮道大神社奥之院に立ち寄り鞍部から第一駐車場・林道出合い・登山口・名電赤坂駅に戻った。ウオーミングアップのあと反省会を行い。第一回技術山行を無事終了することが出来た。金山駅に戻り初級登山学校校長のTKさんを交え打ち上げ会を行い解散となった。
概念図はこちら
終始トップとラストを歩いていただいたH.さん夫妻には特に感謝いたします。また会員のTa.Yo.・HT・RKさんには受講生の指導をありがとうございました。受講生の方々が今後の山行に活かしていける点が少しでもあったならばと思っています。