■行ってきました

宮路山・五井山:初級登山学校下見 2009.2.22  T.Yamada

「あつた」の初級登山学校は2009年で11回目を迎える。実技の第1回は今年も例年通り宮路山・五井山で実施される計画だ。2月22日事務局のJHさんと下見を行った。名電赤坂から表参道と思われる登山道から宮路山に登り五井山から蒲郡に下った。五井山からの尾根道は急傾斜で初心者にはどうかと思われた。また下山してからJR蒲郡駅までの道は車道歩きが約1時間と長い。したがってこのコースを初級登山学校で利用のは勧められない。

1. 豊川市音羽福祉保健センター「あいあい」
名鉄で名電赤坂駅に着くとJHさんが待っていた。R1・音羽川を渡り旧東海道を左折すると右に本陣跡があり少し行くと左に郵便局がある。その前の舗装された林道へ右折して進むと郷社宮道天神社が出てくる。登山の無事を祈願して林道に戻るとすぐ立派なトイレが目に入りその先に「あいあい」はある。登山学校のときはここで準備体操・本日のテーマ・注意事項等を行いたい。
2. 林道の分岐
林道は狭くなり分岐している。右宮路山山頂50分・左宮道天神社40分の標識が立っている。左の未舗装の道に入る。
3. 上部の壊れた鳥居
未舗装の道の行く手には堰堤が立ちはだかっている。この手前を右から巻き上る形に登山道が付いている。下草がウラジロの自然林を登る。樹陰のため見晴らしはきかないが山を登っている気分になる。鳥居があるのでこれが表参道らしい。広場になっているので登山学校の時にはここで1本とりたい。
4. 宮道天神社奥之院
さらに登り奥の院に着く。前の木が切り払われている。見晴らしを得るためであろうが良くはない。休憩は宮路山山頂の方が断然良い。
5. 宮路山山頂より三河湾を望む
朝は快晴で冷え込んで寒く感じたが春のような陽気になった。春霞の感じだ。登山学校の行われる4月5日が快晴であったとしても展望はこのようなものであろう。
6. 山頂で本日のメンバー
アベックの登山者がいたので宮路山聖跡の前でシャッターをお願いした。女性の方が撮影してくれた。
7. 宮路山・五井山の中間にある三角点
25000図には宮路山と五井山の中間点に三角点402.7がある。登山道はその南側すぐ下をとおっている。この登山道は何回も歩いているがここの三角点を見たことがない。それらしき所を右に入ると小さなピークに通せんぼがしてありそこに三角点があった。展望は全くないが登山学校ではここにも立ち寄ってみたい。
8. 厳重に包囲された電波塔?
三角点の先右側に厳重に保護された電波塔が立っている。金網の上に有刺鉄線が張られ電気が通じていると思われる電線が何本も張り巡らされている。それらで2重に囲われ高い位置から4台のカメラで監視しているのだ。ここまで舗装された林道が来ていて前が広場になっている。登山学校ではここで1本とりたい。
9. 五井山から南西を望む
小さなアップダウンを繰り返し五井山の山頂に通じる林道に出てふたたび山道を行くがまた先ほどの林道と合いすぐ山道に入ると五井山山頂だ。蒲郡市街地を見下ろし三河湾を一望できる。空気が澄んでいれば志摩半島も見えるのだが。芝生広場になっているので大休止したい。ここの電波塔は取り払われ工事中であった。
10. 蒲郡への下山口
林道の左にはパラグライダーが飛び立てるところが出来ているが今日は飛んでいない。すぐ先に下山口はある。「青田・石山神社」と書かれてた標識が立っていた。この青田は清田の?が消えたようだ。
11. 石山神社
下山道はところどころに急な下りが出てくる。はじめて山を歩く人がいると大変時間をくうだろう。初級登山学校の場合どのような人が来るか判らない。林道を3回ほど越える。分岐には「清田・石山神社」の標札がかかっている。送電鉄塔の下を通り下り終えるとミカン栽培のビニールハウスの前の林道に出る。ビニールはめくれたままになっていた。すぐ民家があり。更に下ると石山神社の前に出た。このあたりが清田のようだ。
12. JR蒲郡駅
車道を南下して行く。右に浄水場があり左に市民病院を見てなおも南下すると広い車道に出る。右に回ると南北に走る道との交差点に「音羽蒲郡有料道路」の案内が出ていた。新しい道で歩道が工事中であった。どんどん南下して新幹線をくぐり高架になっている東海道線の手前で右折する。この道も歩道の工事中であった。駅は真新しく感じたので駅員に聞くと改築して3年半になるということであった。下山から駅までなだらかな下りであるがこの1時間は疲れた身にはうんざりする。したがって五井山からは宮路山に戻り昨年まで登った道を下る方が良いと思った。

概念図はこちら

「あつた」初級登山学校第1回実技で宮路山へは表参道から登り五井山をピストンして宮路山から「宮路古道切り通し」を経て町道を下山するコースを提案したい。