■行ってきました

ニゴリ谷道 2007.4.28  T.Yamada

久しぶりにニゴリ谷道を歩いてみたくなり新入会員のKN君を誘った。JH・SH夫妻が一緒にいっていただけることになった。4月28日ニゴリ谷〜鎌ヶ岳のピストンだ。

1. 稲ガ谷出合い上に駐車
スカイラインから稲ガ谷に下る所にはロープと簡単な梯子が掛けてありこれを頼る。稲ガ谷は水量が少なく難なく渡渉できた。
2. ユキモチソウ?
橋が落ちて廃道になっている林道に上がり堰堤を過ぎたところで広々と開けた河原に下りる。そこにユキモチソウ?の花が咲いていた。
3. 小休止
ニゴリ谷合流点から堰堤の右岸を越えるところは足場が崩れそうで悪い。右岸の一段高くなっているところを進み沢に下るとすぐ左に滝が掛かっている。松ガ谷に入ったようだ。すこし戻ると出合いに出た。左岸からの谷の出合いで小休止。
4. 鎌ヶ岳を見ながら登る
ロクロ谷の出合いからも渡渉するところは多いが水量が少ないので問題はない。KN君はこのような所は初めての経験で足の置き場に戸惑っているようであった。伏流になり傾斜がましてくると左岸に踏跡がある。左の山腹に薄いピンクの花が見える。アカヤシオらしい。正面には鎌ヶ岳が崩壊した壁をこちらに見せている。
5. 岳峠に上がって
ニゴリ谷の上部は鎌ヶ岳から落ちたと思われる巨岩が累々と積み重なっている。左木の間越しにこれを見てジグザグに登ってササを分けると岳峠だ。左に上がって小休止。長石尾根にはアカヤシオのピンクが多い。雲行きが怪しくなってきた。
6. 山頂にて本日のメンバー
山頂は多くの登山者が休んでいた。大休止と思って腰をおろしていると西の方角でゴロゴロとなった。まだ遠いが雷は怖い。降りることにしよう。
7. 雷が過ぎて
岳峠に着くと西の空が異様だ。南側は橙色で北側は真っ黒だ。SHさんが雨具を着ようと言う。まだ早いと思ったが着ているうちに上でゴロゴロ鳴り出した。バラバラと落ちてきた。雹だ。すぐ霰になり雪になって下っていくうちに雨になった。雨が止んで小休止。日が差したかと思うとまた黒い雲が押し寄せ雨が降ってきた。幸い土砂降りにならず水量は大して増えていなかった。駐車地点に戻り靴を履き替えているとTYの足首に蛭が付いていた。タバコの火で落としたが血が垂れていた。4月でも蛭はいるのだ。

片岡温泉で汗を流し反省会をして本日の山行は無事終了した。KNさんには良い経験になったと思うもののリーダーとしては新入会員をいきなりこのような山行に誘ったことを反省している。

概念図はこちら

☆ ヒヤリハット
下山途中KNさんが沢の1mほど上の木を巻くところで体重が沢側に降られた枯れ枝を掴んだ。これが折れたため回転しながら1mほど落ちた。頭から落ちそうになったが足で蹴り飛んで更に1回転したが足で踏ん張ることが出来た。ヒヤリとしたが幸い骨折や捻挫も無く歩くことが出来やれやれであった。