■行ってきました

西穂で雪洞 2009.2/27  N.Matsuoka

2/7〜8、古くからの友人3人と一緒に、西穂に雪洞ツアーに行ってきました。
朝5時、多治見の友人宅に集まり、登山口の新穂高へ。この日は朝から超快晴。
まずは、ロープウェイ西穂高口駅の展望台から、これから向かう西穂を眺めました。
こんなに簡単に厳冬期の北アルプスの景色が眺められるなんて、ロープウェイはホントにありがたいです。
子供から年配の方たちまで、大勢の観光客で賑わっていました。


1時間半ほどの快適な雪道を歩いて、無事西穂山荘に到着。明日行く予定の丸山方面も、青空に映えてキレイに見えていました。このまま歩いて行きたいところだけど、まずは今夜のネグラを作らなくては。
あちこち眺めて、雪洞最適地を見つけました。

5年ほど前にも西穂に雪洞ツアーで来たことがありますが、雪洞掘ったのはやはりこの辺りでした。
小屋の少し下で大きな雪庇になっていて、雪もしっかり締まってます。4人で交代で、雪を掘ったり、掘った雪を片付けたり・・・
堀り始めてから3時間近くかかって、ようやく4人がのんびり足を伸ばして寝れる、超快適な雪洞ができました。その大きさ、ジャンボテントくらいかなぁ。頑張りました。

雪洞といえばキャンドルでしょう♪ということで、持ってきたキャンドルを飾ってみました。
この日のために、鈴鹿で登った帰りに亀山SAに寄って買ってきたものです。
(カメヤマローソクって有名でしょ?)
この日のメニューは、牡蠣の土手鍋。
雪洞の中は、思いのほか暖かく、風の影響もないので、ノンビリ宴会を楽しみました。

前日の夕方から、少しずつ天気は崩れ、その夜は一晩中吹雪いていたようです。朝起きてみたら、新雪が50〜60センチほど積もっていました。
テントの人は、一晩中雪かきやら、風の音やらで眠れなかったかもですね。
でも、雪洞はだいじょうぶ。昨日、苦労して掘った甲斐がありました。ただし、入り口は雪で埋まり、朝外に出るのはちょっと大変でした。

ゆっくり朝ごはんを食べていたら、だんだん天気が回復してきたので、丸山まで登ってみることにしました。
空はピカピカに晴れているのですが、とんでもない強風です。余りの強風で、稜線上の雪はほとんど吹き飛ばされています。時々、耐風姿勢で身を伏せながら、少しずつ登っていきます。

雪煙で霞んだ焼岳方面の景色。本当にキレイでした。わたしはこんな景色が見たくて、ここまで登ってきたんだと思いました。
結局、あまりの風で丸山手前で引き返しました。
わたしは、目出帽を被っていたのですが、少し被り方がよくなかったか、特に強風にさらされた左の頬が少し凍傷になってしまいました。

荷物をまとめ、新雪がたっぷり積もった道を下山しました。ゆっくり降りたので、トレースはだいたいついていたのですが、風の通り道になるところはトレースがまったく消え、ラッセルになりました。
それにしても、ふかふかの新雪の気持ちいいこと。
雪景色を楽しみながら、1時間ほどで無事西穂高口まで降りることができました。

今回の雪洞作りで威力を発揮したスノーソー。あつた労山の備品のひとつで、ありがたく借りていきました。
スノーソーの木製の鞘を、ストックと一緒に雪洞の入り口のすぐそばにまとめて置いたのに、朝になったら完全に雪に埋まってしまって行方不明。ちゃんと雪洞内にしまっておけばよかった・・・スミマセン
また、雪が解けたら、西穂まで探しに行ってきますね。