■行ってきました

御池岳テーブルランド 2008.5.18  T.Yamada

HSさんから17日に御池岳へ行く予定の電話を受けた。この日は都合がつかない。18日にして頂き急遽運営委員長KSさんの了承を得て計画書を提出した。河倉峠・土倉岳に行ったことが無いので花を求めて河倉峠を目指す計画にした。結果は涸沢を越えるところが良くないため河倉峠まで行けなかったものの花を観察しガレ場を詰め道の無いところを適当に歩く山行を楽しめた。

1. カタクリ峠から下る
R306のコグルミ谷道登山口に駐車して7:30スタートした。長命水から花を観察してカタクリ峠に出る。ここは今年3月8日真ノ谷から来た時には雪が多くコグルミ谷に下るのがいやで白船峠への尾根を歩いた。今回はここから緩やかに真ノ谷に下る。
2. サイシン?
緩やかな真ノ谷も3月には雪で埋まり難渋したが今回は道が谷沿いにしっかりしていて歩きやすい。1月14日来た時のTe.Ya.さんのアキシデントは此処だったのだろうと言いながらやり過ごし昔のテント場から花を観察して廃道化した河倉峠への分岐に着いた。真ノ谷のこの先はHSさんによれば今は荒れて危険なところがあると言うことだ。河倉峠への道に入り3年前を思い出しながらの長いトラバースだ。
3. 尾根に登って
石の積み重なった所を落石しないよう慎重に登る。左尾根状になった先は切れ込んだ急な涸沢になっていてこれを越えたいがスリップでもすると大変なのでこの端を四つん這いになったりしながらこの沢の上部に登る。先は壁になっているように見える。左に尾根の空間が見えるのでHSさんはそこを目掛けて登って行く。途中花の観察をしながら尾根に上がると釜跡らしきところに出た。この尾根はテーブルランドに登っていると思われるが上が壁になっているようだ。
4. 木に引っかかった大岩
尾根の先は深い谷が上がってきている。土倉谷の最上部なのだろう。ガスで山も谷も見ることが出来ない。山腹をトラバースしていくと大きな岩が木に乗っている。こんな岩が落ちてきたらひとたまりもない。谷側に花が咲いている。HSさんが見に行くかと言う。急斜面を少し下って花の観察だ。
5. 御池岳テーブルランドの南端
ここまで来るとほとんど尾根と谷は明確でなく平面の急斜面だ。こんなところを直登すると背の低い枯れザサのテーブルランドの一角に出た。横にヌタ場がある。これもドリーネなのかもしれない。両側に高みがある。左は石が積み重なった樹林で右は緩やかなササ原から樹林になっている。
6. 1194辺りの樹林
右の膨らみから人の声が聞こえる。大きな石灰岩の積み重なったところに5人の登山者がいた。ここに登りつめたということであった。高みを北東から北に向かい06年4月30日に東から登った南東のボタンブチはどこであったか探そうとしたが解からないままやり過ごしたようだ。
7. 奥ノ平南の小ピーク
テーブルランド東の尾根状を05年の時と同じように歩き今年4月12日西側を歩き北上した小ピークに出た。今来た所を振り返ると1194とガスの中に藤原岳の一角が見えていた。
8. 奥ノ平のササ観察点
ササ枯れのあとバイケイソウと思われる葉が出ていた。バイケイソウは真ノ谷沿いの斜面には非常に多いが奥ノ平でははじめて見たように思う。
9. 02年3月24日の奥ノ平
ここが今の奥ノ平と同じ所と思えるだろうか。この時点でも背丈を越えるササがこんなに低くなっていた。この「奥ノ平」と表札の掛かった木が8.の愛知労山ササ枯れ観察「第2号定点観察点」の横にある木と同じものなのだ。

概念図はこちら

15:45駐車場に下山し帰路いつものように喫茶「じょあん」に立ち寄り阿下喜温泉で汗を流して本日の山行は終了となった。河倉峠〜土倉岳は次回の宿題とすることにしていこう。