■行ってきました |
コグルミ谷〜真ノ谷〜御池岳 | 2009.9.6 T.Yamada |
9月6日9名で御池岳に行ってきた。ルートはコグルミ谷登山口〜カタクリ峠〜真ノ谷〜コグルミ谷道出合〜御池岳丸山〜ボタンブチ〜幸助の池〜奥ノ平〜コグルミ谷登山口だ。5名が御池岳は初めてであった。真ノ谷の一部では人があまり通らないためかリスが数匹現われて楽しませてくれた。 |
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1. コグルミ谷登山道に入って 車2台で登山口近くの駐車場に集合した。天気予報通り快晴であった。少し車道を歩き登山口で計画書を入れてスタートする。入口の登山道が崩れて以降登山口は右岸につけられている。すぐ左岸に移り手入れされた道を行く。 |
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2. 長命水にて コグルミ谷は大きな石灰岩がゴロゴロした伏流で登山道はタテ谷への分岐あたりで岩っぽいところもあるが歩きやすい。右岸の長命水に立ち寄り一本立てる。予報では暑くなると言っていたが樹陰のためか休んでいると涼しい。新入会員もいるのでここで25000図での位置確認をする。キツツキがトントン叩いている音が聞こえてきた。 |
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3. 真ノ谷のゴーロへ 左岸に移るとすぐ岩っぽいところを上がり右岸の尾根を巻き登ってカタクリ峠に着く。ここで再び25000図を出して地図読みだ。緩やかに下って真ノ谷に出る。伏流の平坦な谷はそれ自体が道だ。すぐゴーロが始まり倒木がある石灰岩の谷は左岸の踏み跡を行く。 |
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4. ゴーロの中間点で(TYは撮影) 石灰岩はコケがついている。倒木も多い。誰かが「リスがいる」と言う。素早い。またいる。数匹いる。巣があるのだろうか。写真を撮るが写りそうもない。そのうちに見えなくなった。人があまり入ってこないのだろう。リスに出合っただけでもここに来て良かったと思った。 |
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5. 石灰岩帯の登り 上部に来るとゴーロの芯の方が歩きやすいが浮き石も多い。所々に赤布がある。SHさんは浮き石に注意したり三点支持を指導したりしている。 |
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6. 御池岳丸山山頂にて本日のメンバ全員 ゴーロを抜けると真ノ谷は再び水平道になりコグルミ谷道に出合うと8合目の標識が立っている。鈴北岳と御池岳の分岐で小休止。あと一登りだ。黒褐色のクルミが落ちている。HO.さんがオニグルミの実だろうと教えてくれた。丸山に登ると先着者が3人いたのでシャッターをお願いした。丸山は1247m鈴鹿山系の最高峰だ。HOさんが向こうの方が高いのではないかと言う。たしかにここから見ると目の錯覚なのだろう奥ノ平の方が高く感じる。中休止。 |
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7. アケボノソウ 丸山をあとにして緩やかに樹林をボタンブチへの路を進むと視界が広がる。その樹林側にアケボノソウが咲いていた。白い花びらに黄緑色の斑点が2つありその先に紫黒色の細点が多数ある。そんなに目立つ花ではないがじっと見ると美しい。 |
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8. ボタンブチにて紅5点 緩やかに下って再び樹林を抜けると昔は背丈を越えるササ原だったところが今は膝ほどのシノ類とシダ類に変わった広々とした斜面に出る。目の前にボタンブチ手前の小さなピークがある。その先に同じようなピークがありそこがボタンブチだ。ここは御池岳テーブルランド南西の端にある断崖でどちらからも西の見晴らしが良い。琵琶湖を望むこともできた。南東の奥ノ平は目の前だ。 |
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9. 幸助の池(HOさんの写真をお借りしたもの) 御池岳テーブルランドは石灰岩でできたカルスト台地でドリーネが多い。御池岳に来て池を見ずに帰ってはと樹林に入った。1人溝を行けば池に出るはずだと思い下って溝を歩いた。8人は踏み跡を行き幸助の池を見てその先で合流した。 |
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10. 奥ノ平に向かう ササが無くなった今は見通しが利くのでどこでも歩ける。先頭を歩くSHさんはジグザグに斜面を登って行く。途中では終りに近くなり葉が枯れたトリカブトの濃い紫色をした花が咲いていた。 |
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11. 奥ノ平 東から南へ藤原岳天狗岩・展望丘から御在所山・雨乞岳まで見渡すことが出来た。しばらくすると御在所山にガスが掛かってきたが雨を降らせるようなものではなさそうだ。小休止。 |
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12. コグルミ谷登山口駐車場 丸山への登り返しで樹林に入ったところにはアケボノソウの群落がありHOさんの説明を聞きながら観察した。下山はコグルミ谷道を長命水で休憩して駐車場に戻った。 |
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概念図はこちら 帰路いつものように「あじさいの里」阿下喜温泉で汗を流し喫茶「じょあん」に立ち寄り解散した。御池岳が初めての参加者はもとより経験のある人も短かったが真ノ谷のゴーロは初めてで楽しめたようであった。 |
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