■行ってきました |
真ノ谷・1194・御池岳 | 2010.4.17 TYamada |
Te.Ya.さんから霊仙山への誘いがあった。その時真ノ谷の昔キャンプ場下から1194に直接登りたいと思っていたのでその計画を話すと折り返しそちらに行くとの返事があった。KSとRKさんが加わり3月17日4人での山行である。1194へは25000図で見る限り急登には違いない。上部では岩石が積み重なっているかもしれない。踏み跡があるかどうかも解からないため時間のかかり具合が心配である。 |
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1.コグルミ谷道に入る 天候は曇り。登山届をポストに入れスタートすると左岸にあるポストの上から登って行く2人を見た。左岸の登山道は崩落していて登れない。今は右岸に登山道はあるのに気がつかなかったのだろう。彼らは崩落した上の急傾斜を下ってくるが見ていてヒヤヒヤした。 |
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2.ハナネコノメソウ すぐ左岸に移りタテ谷分岐を過ぎ一本立てる。今日は登山者が多い。8人・5人・2人・単独者が追い抜いて行く。周りには黄色をしたネコノメソウ・白い萼片と赤色をした葯が飛び出していてそのコントラストが美しいハナネコノメソウが咲いていた。 |
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3.長命水近く 左岸の道を行くと右岸に先行したパーティが休んでいるのが見えた。右岸に渡り長命水で一本立てる。周りの木々の芽はまだ固いままだ。右岸から左岸に移る。 |
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4.真ノ谷 コグルミ谷から離れ尾根を巻き登りカタクリ峠に出た。風が強く寒いので休憩してはいられない。下って真ノ谷に降り一本立てる。こちらに来るパーティーはいない。 |
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5.1194への尾根 真ノ谷を下って昔キャンプ場であった広場を過ぎどこから登るべきか踏み跡はないか探したが見つからない。上を見ながら小さな沢を二つ越えて扇状地状のところから登ることにして一本とる。バイケイソウの芽が出ている斜面は右手が登り易そうなので右寄りに登ると上にスギ林が見えた。そこから上はさらに急登になる。昨日雨か雪が降ったのであろう。落ち葉の下の土はツルっと滑ることも多い。ところどころに生えている灌木が頼りだ。そのうち岩石が多くなってきた。一本立てる。足元にはツチグリがいくつも見られた。振り返ると真ノ谷越しに県境稜線が見えている。 |
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6.1194ピークにて本日のメンバー(TYは撮影) やや傾斜が緩くなり左のピークへは岩石が積み重なっているのが判る。登れそうではあるが右によると岩石のないところを尾根にのぼることができた。そこには1194から奥ノ平への踏み跡があった。緩やかに岩石の中を登ると1194に出たようであるが目印になるようなものは何もなかった。相変わらず風が強く寒い。一本立てる気にもならない。 |
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7.オニシバリ 今日は1194から南東に向かいぐるりとテーブルランドを回りボタンブチから御池岳丸山に行き下山する計画である。1194から下りかけると石灰岩石の間にフクジュソウが咲いていた。その近くに木本の黄色いオニシバリが咲いていたのでシャッターを切った。06.4.30.「南東ボタンブチ」(仮称)に行った時尾根で見た花と同じものである。 |
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8.南東ボタンブチ 下って風の弱そうなところで小休止して南に向かう。南東ボタンブチが見える。石灰岩が積み重なっているがこの下が落ちているようだ。05.4.29.と08.5.18.にはこの下を巻き登っているのだがいずれも踏み跡も明確でなく苦労したのを覚えている。(「峠蕗」に掲載)(06.・08年のものは「あつた」のホームページで見ることができる)南が広がり展望は抜群でゆっくりしたいが寒い。足元の小さな窪みにシカの角が二本落ちていた。一本は折れていたがRKさんとKSさんが拾って持ち帰った。 |
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9.テーブルランドを行く 右に比較的大きなドリーネを見て昨年09.10.14.ノタノ坂・土倉岳から登ったところに出て今日は西側を北に行く。 |
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10.水の溜まった小さなドリーネ 笹が枯れたテーブルランドは見晴らしが利くためどこを歩いても迷うことはない。踏み跡もある。ドリーネを探しながらカルンフェルトを歩く人が多いようだ。 |
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11.霧氷の花 1194に登った時上から1pほどの氷の粒がパラパラと落ちてきた。雲行きから雹が降ってきたと思ったが樹に着いた霧氷が風で落ちてきたのであった。風の当たらないところは白い花を咲かせたように残っていた。 |
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12.御池岳丸山にて本日のメンバー(Te.Ya.さんは撮影) ボタンブチに立ち寄るも寒くて誰もいない。奥ノ平にも見当たらない。御池岳丸山にも人はいない。多くの登山者はどこに行ってしまったのだろう。鈴北岳の方に行ってのかもしれない。この辺りで人に会わないのは初めてである。時間が14:00になっているせいであろう。下りは雪解けの水と多くの登山者が歩いて登山道は泥をこねまわしたようにドロドロの状態だ。それでも下りは速い。 |
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概念図はこちら 下山後いつものように喫茶「じょあん」で反省会を行い阿下喜温泉「あじさいの里」で体を温め帰路に着いた。Te.Ya.さんに家まで送って頂いた。無事真ノ谷から1194に登ることができメンバーに感謝しています。なお花の時季としては早いようで花を見る目的であれば5月中旬が良いようである。再度その頃に訪れたい。 |