■行ってきました

小津権現山山行記 2010.10.11 安井 肇

種別 個人山行  目的 秋山の展望を楽しむ
山名 小津権現山(おづごんげんさん)  山域 奥美濃
日程 2010年10月11日(月曜日)
天候 晴れ 
メンバー CL:EM SL:JH KS TO MK IK HK HM KS HY 計10名

行程
[金山南口]6:40===6:45[東別院IC(名古屋高速・名神高速)大垣IC]7:15===8:40[杉谷林道終点駐車場]8:48・・・・10:38[高屋山]・・・・11:20[前衛峰]11:30・・・・12:05[小津権現山]12:25・・・・[前衛峰]・・・・13:36[高屋山]・・・・14:50[杉谷林道終点駐車場]===15:30[久瀬温泉白龍の湯]16:15===[近鉄揖斐駅(反省会・精算)]===18:05[大垣IC(名神高速・名古屋高速)明道町IC]18:50===19:05[金山北口]

初期目的変更
能郷白山の予定を変更した理由は、道路工事。基本的に日曜祝日は、工事休業のはずだったのだが、直前の金曜日になって、予定日の祝日に通行時間制限が設けられた工事が行われることになってしまった。
ただでさえ遠距離で尚且つ迂回路がこんな状態では、制約された時間に合わせるための車の運転に危険が伴うことになる。そのためリーダーとサブリーダーの協議により中止となった。代案として決まったのが、この小津権現山であった。


杉谷林道終点登山口駐車場
1.駐車場所の選定

計画した駐車位置を変更した。
白山神社周辺を予定していたのだが、杉谷林道終点が登山道につながっており、今はそこが登山口となっている。コースタイムで40分のショートカットになる。結果的に10人グループにとっては、これが正解であった。
杉谷林道は、谷沿いを巻いて上がるのだが、両サイドの刈られていない草が道路幅を狭めていて、走り難い上に車のボディーに傷が付きはしないかと心配しながらの走行だった。
途中珍しくのんびり屋の雉に出会った。
駐車場には、先行車がすでに5〜6台あり、続いて小津集落の方が数人来られご挨拶。これから登山道の整備に出られるとのこと。新道を造ったのでそちらを歩いてほしいと頼まれた。


小津集落の方おすすめの新道分岐
2.新道

山頂まで3キロの看板から、さらに1キロ位歩いた辺りから急登が始まる。その直前が新道との分岐。
分岐の道の左右の木に目印のピンクリボンが巻いてあり、案内看板も出ていた。
急登をジグザグにして、緩い登山道にしたとのことだったが、実際にはまだあまり歩かれていないようだ。刈られたばかりの茎や根がまだ残っており、躓きやすく歩き難いというのが我々の感想であった。
山腹のトラバース道もまだ水平になっておらず、土も定着していないため足元が安定せず、滑りやすく、急登が緩くなっているとは感じなかった。帰りの下山道は、旧道を下りることにした。


高屋山の山名表示
3.高屋山

尾根の途中が高屋山で、特にピークも無く三角点があるのみであった。
ここまでの登山道には、花はほとんどなく、茸類が僅かに見られるだけであった。しかし、私にとって、雑木に囲まれた登山道の明るい緑は、心和ませる快いものであった。
ここからしばらく緩いアップダウンが続く。時折尾根の西が開けており高度1000m辺りでは、御岳も遠望できた。
その後、鞍部から登りに入ると大きなピークが現われた。山頂前の前衛峰である。本峰はこの山の後ろに隠れている。
5〜60m位の登りがあったが、それほど時間は掛からなかった。しかし前衛峰からの下りが急降下となっており、慎重に下った。


立ちはだかる前衛峰

1000m付近の尾根から見る御嶽山

休憩風景
4.小津権現山

12時5分、登頂。山頂には、途中で我々を抜いていった単独の若い男性が、一人のんびり大パノラマを楽しんでいた。我々のすぐ後にご夫婦が登ってこられた。
山頂には、「大権現白山神社」の祠があった。登山道入口の門に「白山権現山」とあったのは、この神社がご神体になっていることからつけられたようだ。山頂名の表示は、公の物は無く、木にぶら下がった手作りの木札があるのみであった。

少し長い休憩の後、居合わせた登山者にお願いして記念写真のシャッターを切っていただいた。
山頂ですぐに気が付いたのは、東に延びる尾根の先に見える花房山。尾根伝いに下って1時間くらいで行けそうな感じがした。次に来る時は、この山にも登りたいものだ。
天候は、崩れる事無く快晴が続き、空気も澄んでいてかなり遠くまで遠望できた。山座同定を楽しむまでの知識が無かったのであまり山の名を特定できなかったが、西の方に伊吹山や金糞岳の雄大な姿を見ることができた。

小津権現山

記念の集合写真

山頂の祠、[大権現白山社]とある
5.旧道

下山はピストン。往きに急な下りを降りた前衛峰への帰りの登りは、案外短くそれほど急登とは感じられなかった。下山は順調だ。
しかし、登山道は、思ったより滑りやすいザラ石・ゴロ石が多く落ち葉の下の小石がかなり曲者で、何度も足を滑らせたり、しりもちをつく方が何人かおられた。

高屋山を過ぎたころ旧道との分岐に注意しながら歩いた。
ところが、後から聞くと先頭の方たちは、滑りやすい足元に気を取られ、新道との分岐の目印のリボンを見逃されたようだ。
最後尾の私と、サブリーダーとは、分岐からの旧道を認識して通過した。先頭が分岐を正しく旧道に直進したので、先頭が、それに気がつかずに歩いているとは思っていなかった。
急登イコール急降下となるはずの旧道は、さして急降下とは、感じなかった。本当に新道が必要なのかどうか少々疑問に感じた。


久瀬温泉白龍の湯
6.温泉

3時少し前に駐車場に帰りついた。時間によっては、温泉入浴をカットすることもあると聞かされていたが、「この時間なので是非温泉に行きましょう」とお願いしてしまった。
下調べ済みの「久瀬温泉白龍の湯」に立ち寄ることにした。山の中の温泉なのに、開店10周年記念ということで、駐車場は、満杯で、路上駐車場に回されることとなってしまった。
しかし、記念サービスの入浴料半額セールに便乗でき、200円での入浴ができた。全員ラッキー笑顔になった。
露天風呂のみの小さな温泉だが、シャンプーもついており、設備や備品は整っていた。
帰り際、温泉のオーナーから新米おにぎりセットのプレゼントをいただき、「またお越し下さい」と見送られ、ますます大満足の温泉であった。
7.反省会

温泉では反省会をする場所を確保できなかったので、帰り道の「揖斐駅待合室」で行うこととした。都合よく乗客も待合客もいないので。待合室を占領し反省会と精算を行った。精算では、両替金のことで駅員さんにご迷惑をお掛けしてしまい反省をした。私にとっては、歩きがいがあり、適度な風に心地良い緑の中の山歩きで、大満足の山行であった。
一緒に歩いてくださった皆さんに感謝である。