■行ってきました

2月にフクジュソウ咲く霊仙山 2007.2.25  T.Yamada

2月25日西南尾根から霊仙山に登った。例年この時期の霊仙山は雪が多く登山口から雪の上を歩くことになるのだが今年は雪がなくフクジュソウに会うことができた。曇っていたが見通しも極めてよく快適な山行を満喫できた。
計画時点で靴をプラブーツか冬靴かスリーシーズンにするか迷った。リーダーHSさんの雪は無いとの意見もあり冬靴にした。

1. 落合の登山口
高速道路から見た伊吹山の南面は雪が全く付いていなかった。垣間見えた霊仙山には谷間に雪があるようであった。槫ヶ畑登山口から汗ふき峠を越え落合に出た。
2. フクジュソウの蕾
ジグザグに登って行き今畑の集落に入ると石垣に今にも開きそうなフクジュソウの蕾に出会った。
3. 急斜面を登って
広い登山道を登りブナの林を抜けさらに山腹を絡んで行くと笹峠に出る。左木の間越しに西南尾根の急斜面が見えているのでそこを目掛けて枯れザサに入る。登山道との出合で小休止。ここからの急登は年々エラさが増す感じだ。今日は何回も立ち休憩をしなければならずKMさんに付いて貰った。この斜面からの展望は抜群だ。琵琶湖のほぼ全体を見ることが出来南には雪が残っている御池岳から藤原岳1143の鉄塔まで見える。
4. フクジュソウの花
近江展望台に上がれば後は大した登りはないのだが石灰岩塊の尾根上をバランスよく飛んで行くのでこれも疲れる。南斜面で雪は全く無くフクジュソウがあちこちに咲いていた。
5. ナベ
風も無く薄日が差し陽だまりのポカポカ陽気だ。フクジュソウを見ながらMYさんが用意してくれた鍋汁を頂いた。この陽気であっても暖かい汁物は美味しかった。
6. 1036あたりにて
石灰岩の重なる南側山腹をトラバース気味に登り再び尾根上に出る。尾根に出ると霊仙山の最高点から山頂三角点までU字型に稜線が続いている
7. 最高点へ
起伏の無い稜線は背丈の低い笹の中のはっきりした踏跡を伝いルンルン気分で最高点を目指す。三角点には2人の登山者がいる。振り返るとはっきりした輪郭で琵琶湖全体浮かびその奥に比良の山々も望める。
8. 関が原・垂井を望む
最高点に上がると360°の展望だ。北の方に横山岳や残雪の金糞岳その右には雪の無い伊吹山がある。目の前の谷山に続く稜線には避難小屋が見えその奥に関が原から垂井の町が望めた。
9.雪の無いササ枯れ調査地点
最高点から少し下り登り返し山頂と経塚山(北霊仙山)への分岐までの間は頑固なササを体で押し分けて歩いたことを思うと今はササが枯れ簡単に歩ける。
10. 残雪上にて
山頂手前は南東斜面と思っていたが雪が残りここだけ雪山の雰囲気であった。
11. 山頂から長浜を望む
登ってきた稜線が良くわかる。ここの見晴らしもすばらしい。眼下に琵琶湖の湖岸にある長浜の町もよく見える。
12. 霊仙山山頂三角点にて本日のメンバー(TYは撮影)
本日のメンバーは6名(MY・Ta.Yo.・HSリーダー・YM・KM・TY)この内女性陣2名は昨日釈迦ヶ岳に登って連日山行であるにもかかわらず軽やかに歩いている。大したものだ。
13. 近道の分岐にて
ここはお猿岩ですの標識が立っていた。この道が出来より安全になった。今回もここを下らせて頂き汗ふき峠から登山口駐車場に下り帰路養老SAで反省会をして今回の山行を終了した。


概念図はこちら

2月に雪が無い霊仙山は始めてである。
いくら暖冬だからといっても1000mを超える鈴鹿山脈最北の山で雪が無いとは驚きであった。