■行ってきました

霊仙山 2008.2.2 T.Yamada

2月2日霊仙山に行ってきた。当初愛知県連鈴鹿ササ枯れ調査委員会のKY委員長から2月2日に霊仙山へ積雪量観測ポール設置の意向があったのだが天候が悪そうなので保留になった。突然行うことになっては困るので霊仙山へ行く計画にした。Te.Y.さんと打ち合わせをしているとYKさんがこれに乗ってきた。最終的にKMさんとMYさんが加わり5名になった。雪の状態によるが醒井養鱒場から歩く計画にした。

1. 榑ガ畑登山口駐車場
養鱒場には雪が無い。榑ガ畑登山口まで車が入れるので往復2時間は短縮できた。KMさんの車に5人が同乗している。5人乗ると車高が下がるので運転は慎重だ。石が出ているとYKさんが声を上げる。後部席からのナビゲイターだ。雪が少ないためワカンは残置する。
2. 見晴台
汗拭き峠でも雪は少ない。見晴台でやっと一面が白くなっていた。琵琶湖越しに昨年秋の定例山行で行った赤坂山方面が白くなっているのがはっきり見える。
3. お虎ヶ池の手前で小休止
冬道と近道との分岐からトレースは近道についていた。冬道は雪があるため明確ではないがこれを行くことにする。シカやウサギの足跡に沿うもこれは谷に降りている。登っていくと赤テープがあった。ここがルートに違い無い。YKさんに交代して登ると「トレースに出た」と上から声がかかった。これはシカが群れて通った跡らしい。枯れザサの先が出ている中を進むとトレースがあった。近道との合流点のすぐ先であった。経塚山から山頂に向かう2人の登山者が見えていた。
4. 霊仙山山頂三角点にて本日のメンバー全員
お虎ヶ池も水は見えていない。小尾根を越えた鞍部からすぐ谷に出れる。ここからトレースはないので歩きやすいところを登る。MYさんはラッセルが好きなようなので先頭をお願いする。見通しは良い。樹林の左を進むのが雪の状態は良さそうだ。今日は気温が高く無風でのんびり出来そうだ。先客の2人が腰を下ろして食事をしていた。5人揃ってシャッターをお願いした。曇空だが360°のすばらしい大展望だ。琵琶湖と対岸の山々・伊吹山から白山・北アルプスと乗鞍・御岳と中央アルプス・黒い恵那山・雲とに区分けがしにくい南アルプス・鈴鹿の山々。最高点が目の前にある。行ってみよう。
5. 霊仙山最高点にて本日の紅一点
稜線上を行くと標識が立っている。「鈴鹿自然観察点標識・第1号定点」と「鈴鹿自然観察点・撮影地点標識」であった。積雪は少ない。下って登り返すと最高点だ。三角点で最高点の陰になっていた谷山から連なる縦走路の尾根が見える。最高点の標識にはエビノシッポが出来ていた。
6. 下山するメンバー
YKさんが登りに立てた竹ポールを回収するため下山も冬道近道合流点まで登ったところを行く。
7. 汗拭き峠に戻って
下山は冬道でなく近道を下る。近道と記している所の斜面は雪が多いと雪崩る心配があるような斜面をジグザグに降りている。今日は雪が少ないので安心だ。見晴台の手前でTYは足の筋肉が張ってきた。水分の取り方が少なかったようだ。
8. 無事下山
帰路は伊吹の薬草風呂で汗を流そう。薬草風呂ではフキノトウやキャベツ・トマト等が売っていた。750円のフキノトウを3人で分けた。

概念図はこちら

竹ポールの本数についてYKさんは20本は必要だったと言っている。今回20本持ってきたいと思ったが天候がよさそうなので11本にした。2003年同月同日TIさんとKIさんの3人で登った時15本で不足していたことを2005年2月6日にピン坂峠からの時の「山のアルバム」で20本は必要であることを記している。今回は天候に恵まれたが今後冬の霊仙山に行く時は注意したい。