■行ってきました |
愛知・滋賀県連合同ササ枯れ調査:霊仙山 | 2008.11.9 T.Yamada |
鈴鹿山系の中でもイブネ・クラシ・御池岳周辺・霊仙山山頂部はササ枯れにより見晴らしの良い山に変貌している。これらはいずれも滋賀県に属していてササ枯れ調査を実施しているうちに三重県のみならず滋賀県の協力も必要であると思われ調査委員会で合同の調査をすることになり一昨年御池岳・昨年鳥羽峰〜根ノ平峠で行い今回の霊仙山は3回目である。滋賀県連の参加者は自然保護部長さん・副部長さんと鈴鹿に詳しいMKさんの3名で積極的な協力が得られているとは言いがたいもののM.K.さんは3回すべてに参加して頂いている。愛知県連からはKYササ枯れ調査委員長・HFYのYKさん・J・NSD・霊仙山担当のIMからと合計11名であった。「あつた」からはHK・MU・TYの3名である。 |
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1. 榑ヶ畑登山口駐車場 駐車場に止めれるのは数台であり集合時間の30分前に着くようにした。IMの1名が待っていた。車が1台着いた。地元の会の方であった。山頂の看板が10年になるのでこれを立て替えるため数人で大きな板を3枚持って上がるとのことだ。定刻になりKYさんの車が着いた。愛知のメンバーはそろったが滋賀のメンバーは遅れるとのことでKYさんが残り10人は先発した。 |
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2. 汗拭き峠 「あつた」の3人は待っていたIMの1人と4人のパーティーだ。この辺りでは紅葉が始まりかけていた。HKとMUは共に霊仙山ははじめてで嬉しそうである。 |
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3. 霊仙山ササ枯れ調査(バックは三角点山頂) 夏道をジグザグに尾根に上がりお虎ヶ池を過ぎて右へササ藪に入り直接調査地点である三角点と最高点の分岐を目指す。HKは土壌の採取を手伝ったりササの観察方法や写真の撮影をするポイントを学んでいた。先発の第2パーティーも後発隊も見えない。トンビがくるりと輪を書いていた。 |
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4. 先発別働パーティーと霊仙山調査担当者 「あつた」のメンバーは最高点に行くことにした。2人が先に行くと別働パーティーが三角点から降りてきた。 |
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5. 最高点にて「あつた」のメンバー TYが後を追って最高点に着くと夫婦の登山者がいた。シャッターをお願いした。 |
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6. 三角点山頂にて 分岐に戻ると滋賀の3人とKYさんのメンバーが上がってきた。ササ枯れ調査について滋賀のメンバーに説明がはじまった。「あつた」の3人は三角点に向かった。山頂では登山口であった地元の人による標識の架け替えが行われていた。 |
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7. 山頂直下で大休止 風を避けて山頂の直ぐ下で大休止となった。最初に自己紹介があり「あつた」のササ枯れ委員がTYからHKに交代するためHKの名前を覚えて頂いた。また滋賀の方からは餃子と豚汁が振舞われた。Tさんの京風豚汁は体が温まり具のネギも非常に美味しかった。御池岳の時には焼肉を頂いたことを思い出した。 |
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8. 本日のメンバー(HKは撮影) 滋賀のTさんの袋に鈴が2つ付いている。京都で鈴を作っている方で鉄の板を打ち出して作ったものとのことであり今は伊勢神宮遷宮のための鈴を金で作っているとのことであった。 |
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9. お虎ヶ池にて 下山は経塚山経由である。お虎ヶ池の手前では一部で背丈が2mほどで枝分かれが少なく葉が大きく健常なササが見られた。また1株ではあるが枝と小さな葉が密集して全体で小さく丸くなリウイルスに侵されたササもあった。全体的には調査地点で見られたような膝から腰程度の高さで上部で節間が詰まりそこから小さな葉を付けた枝を出している。 |
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10. 夏道を下る 夏道はススキの斜面で木が生えていない。この斜面をジグザグに道が作られている。新しく切り開かれた道で積雪によっては雪崩の心配もあるだろう。一列になって下る。 |
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11. 紅葉の真っ盛り 紅葉している木々の下草を見ると上部で小さな葉を付けた枝を多数出した枯れザサの稈が密集している。傾斜が緩くなると下草は無く紅葉した落ち葉が積もっている。樹林であるが見通しが良いのでルンルン気分で歩く。 |
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12. 下山集会 榑ヶ畑には現在も1軒小屋が残っている。ここを利用させていただき下山集会が行われた。全員がササ枯れ調査の感想を語った。参加者のササに対する見方が変わったように感じられた。最後にKY調査委員長が今後の調査のあり方についてまとめ私見を述べられ本日の山行は終了となった。「あつた」の3人は伊吹の薬草の湯で汗を流し帰路についた。 |
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概念図はこちら 第3回の愛知県連・滋賀県連合同ササ枯れ調査を終了して今後も継続した方が良いとは思うものの目的の1つである親睦を考えてももう少し多くの参加が得られるよう考えて計画したいと思う。また滋賀県の行政との接触を参考にするのであれば滋賀県連の中で過去に接触した経験等まとめて話して頂ける人へのアクションも必要ではないかと思われる。 |