今回はHSさんの竜ヶ岳定番コースを紹介して頂けることになりHTさんと3人の計画になった。しかしスタートから大失敗をしてしまった。2時間も寝過ごしてしまいHTさんと会うことができず現地でHSさんを1時間半も待たせる結果となった。2人には大変迷惑をかけ申し訳なく思っている。それでもHSさんのこのコースは変化があり楽しい山行が出来た。
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1. 金山尾根からジャ谷に降りて
25000図で点線があるルートだ。金山尾根の路はしっかりしていて一般登山道の感じだ。山腹をトラバースしてジャ谷に入る。 |
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2. 小さな滝
炭焼きの窯跡がいくつも現れ雰囲気が良くなってきた。ジャ谷の廊下や滝群は山腹のトラバースで過ぎているのだろう。 |
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3. 釜を持つ滝
HSさんは沢登りの時はどこを登ろうかと様子を見ている。来年はMAさんと来てここにも挑戦してみたい。今回は左を巻いた。 |
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4. 枝沢の溝状滑滝
左の尾根に向かって40度ぐらいの角度で一直線に延びている溝状の滑滝がある。100m以上はありそうだ。縁はコケでツルツルだが流芯を伝えば登って行けそうだ。この左に中道への標札が掛かっていた。急斜面だが樹を頼りに登り尾根に上がると踏み跡に出た。すぐ右に中道が上って来ている。 |
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5. 竜ヶ岳山頂
広い山頂には多くの登山者が休憩していた。暖かな陽気だがさすがに12月だ。風が冷たい。風を避けて休みたいと思ってものっぺらぼうで避けることは出来ない。スタートが1時間半遅れ遠足尾根を考えるとゆっくりもしていられない。早々に下山にかかる。 |
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6. ホタカ谷道を分け遠足尾根へ
金山尾根の分岐にはササに赤テープでしるしがしてあった。更に下りホタカ谷道を分けるとササの中を適当に歩くことになる。ダダピロイ小さなピークから鞍部にでるとじめじめして沼が涸れたような湿原状のところに出る。少し登ると前に平坦な盛り上がりが見えている。右端が964なのだろう。この辺りは吹雪いたりガスの時は迷いやすいと思われるので注意したい。 |
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7. ササ原の中にある小さな池
平坦な盛り上がりの斜面はササ原でその中にアセビの小群落がある。左端に上る手前右側に池があった。平坦な尾根上のササを掻き分けて進む。ササは肩ぐらいの高さなので見通しが利き安心感がある。 |
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8. 964を過ぎ振り返る
幅の広い道に出た。振り返ると左奥に竜ヶ岳の山頂がみえる。山頂からここまでササ・ささ・笹であることが良くわかる。
ここでまたアクシデントがおきた。靴の底が剥がれたのだ。ビニールテープで巻きつけて下ることになった。 |
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9. 南を望む
左に福王山・右に三池岳・釈迦ヶ岳と連なりその奥に御在所山が頭だけ出している。快晴だった空も雲が出てきて霞がかかったようになってきた。リーダーは当初計画していた大日向から東に派生する尾根を南に下る冒険は止めることにする決定をした。 |
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10. ササ枯れ
下っていくとササが枯れている。この3〜4年鈴鹿山系のササ枯れはどんどん進行しているようだ。
大日向から南へ右ヒノキ左スギが植林してある尾根を宇賀渓に下山した。最後は踏み跡も薄い急斜面であった。 |
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概念図(クリックすると拡大画像が出ます)
ジャ谷へは一度は入渓してみたいと思っている。金山尾根も登ってみたい。来年の課題としておきたい。 |
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2004.12.12. T.Yamada |