■行ってきました

清掃登山・御在所山:本谷・一ノ谷新道 2008.6.1  T.Yamada

毎年6月の第一日曜日には日本勤労者山岳連盟の清掃登山が行われている。愛知県連としては三重県連と合同で鈴鹿山系にて実施し36回目になる。今年は御在所山で若干36歳の菰野町長が直々挨拶をされ参加者は感激していた。天候にも恵まれ参加者は一般登山者を含め御在所山・藤原岳を合わせ1160数名と久々に1000名を超えた。「あつた労山」からは御在所山28名・藤原岳4名が参加した。私たち7名は本谷から登り一ノ谷新道を下山した。ゴミは360Kgが集積され各会からのスタッフが町の意向により15種類に分別していた。毎年のこととはいえスタッフの皆様本当にご苦労様でした。

1. 滑滝を行く
御在所山の家横から山道を行き右岸から左岸に移り本谷に入ると広く開けて滑滝が連続している。いつ来ても気持ちが良い所だ。今日は快晴で日差しがあるのでなおさらだ。L/MM・SL/KM・KK・HA・HK・SMと撮影しているTYのメンバー。
2. 不動滝
単独の女性がいた。若いということはすばらしい。LのMMさんが話をしていた。熱田区から来たということのようだ。本谷ははじめてのHKさんはすばらしいところだと言っている。
3. ロープウエイの真下を登る
大石に上がり右へ折れ次に谷の二股を左に行く。右岸に上がるところは一歩が登りにくい。大黒滝を右岸から高巻きトユ状の滝は左岸を木に助けられながら巻く。大岩に突きあたりこれを登るのはいやなのでトンネルを潜りザックを放り上げ登るとMMさんKKさんHAさんの3人が右端の方が登りやすいと言ってそこを登ってきた。水のないガラガラの沢を落石に注意しながら登る。上空が広がっているので気分はさわやかだ。
4. 大黒岩に上がって
右上にロープウエイ山頂駅や山頂集会の行われる朝陽台を見上げるが時間があるので大黒岩に立ち寄ることにした。先客が1人いた先程の女性だ。ヤッホーと声が聞こえる。朝陽台からのようだ。また聞こえる。今度はゴンドラから手を振っている。
5. 山頂集会受付
一ノ谷新道に出て広場に上がるとそこは観光地だ。ゴンドラで上がってきた人の方が登山者よりもはるかに多い。朝陽台は清掃登山の参加者で一杯であった。HKさんが受付をした。
6. 菰野町長の挨拶
朝陽台広場は日が照って暑い。木陰に入り大休止を決め込んでいると集会開始の呼びかけが聞こえる。日陰にいる人は出たがらないようだ。集会は愛知県連理事長THさんの挨拶のあと菰野町長MIさんの挨拶があり三重県知事のメッセージ代読・山頂アピールとつづいた。
7. 「あつた労山」の参加者
山頂集会後本谷〜一ノ谷新道と中道〜裏道のパーティー・スタッフ担当者が集まり記念撮影。
8. バスに乗り込む
本谷上部・一ノ谷新道上部で可憐なハルリンドウの碧紫色の花が咲いていた。ヤマツツジの花やギンリョソウもあった。一ノ谷新道のくだりは最初渋滞していたが先のパーティーが休んでいたのでやり過ごすとスムースに流れた。今回は往復共に「みどり山の会」のバスに同乗してのものであり行きは「あつた」は山の家で降ろしてもらい返りは裏道登山口での乗車である。
9. 下山集会前のゴミの計量
バスでロープウエイ駅まで移動する。各パーティー毎にゴミが集計されスタッフが分別したあと下山集会が行われた。
10. 打ち上げ会
金山に着いて駅の二階で新入会員のS.さんHさんもさんも参加して打ち上げ会を行った。本谷に行ったSMさんは一般道とは違う山行をすると気持ちが「ハイ」になるのだと言っている。「あつた」を支える主婦3人。

概念図はこちら

天候に恵まれ本谷は快適な山行が楽しめた。ゴミはこの取り組みの成果が現れているようで登山道には極めて少ない。しかしスカイラインには依然として多い。今回は観光客をも巻き込んだ取り組みもあったのか参加者が1000名を超えた。今後もより一層観光客への啓蒙を期待したいものだ。