■行ってきました |
矢原川道〜仙ヶ岳〜野登山 | 2009.5.2 T.Yamada |
2月に入会したHIさんが鈴鹿の山に行きたいと言っていた。彼は春合宿に参加の意向であったものの計画に間に合わず参加することが出来なかったと言う。変化に富み展望の良い山に行ってみたいとの希望であった。鈴鹿の山は入会後藤原岳と御在所山に登ったのみであるが山の経験は豊富で歩行がしっかりしている。5月2日矢原川道から南尾根に上がり仙ヶ岳に登り仙鶏尾根を野登寺に行き表参道を下山する計画をした。当日はGWで高速が1000円になり天候が快晴になったこともあり予想通り伊勢湾岸に入ると車の数が多く東名阪自との合流点手前から四日市ICまで渋滞していた。 |
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1. 矢原川への下降地点 坂本ハライ川横に駐車。少し下って坂本集落から西へ向かう林道を行く。林道は矢原川沿いに進み今は手入れされていない茶畑の端から入る。 |
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2. 支沢の上で小休止 矢原川の右股・中股から左股に入り右岸から左岸に移り滝を巻く。次の大きな滝は右岸を大高巻するのに支沢左岸の小尾根を登る。支沢の上に出て小休止。HIさんは25000図とコンパスで位置確認をしようとしているが判りにくい。GPSを活用しているので帰宅後再確認したいとのことだ。 |
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3. 何段にもなりはるか上に連なっている滝の下 小休止したところから沢を少し上がると右に上がる踏み跡があった。高度感のある細いトラバースを過ぎ路なりに進むと本流に出たようだ。ロープが下がっている一歩のトラバースを跨ぐとすぐ階段状になった大きな滝の下に出た。HIさんはここでもメモを取っている。昨年8月Te.Ya.さんとHYさんと3人で来たときは右岸を行き中間で左岸の踏み跡に出たように思うのだが今日はそこを行く気になれなかった。 |
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4. 仙ヶ岳南尾根中間地点 上不動滝の高巻きの登り口は踏み跡もはっきりしていなかったがすぐ踏み跡に出た。滝の中間に下ると思われる踏み跡を右に分けて登ると岩場にはロープが下がっていた。大きく高巻いて滝の落ち口の上に出た。法印のコバから南尾根に上がる。2人の登山者が下ってきた。不動岩にいると2人が登り返してきた。亀山から来たと言っていた。南尾根は最初の登りが大変であったが今は3本のロープが下がっている。登ると下に不動岩遠くに第二名神の車が見える。アップダウンの繰り返しだ。多少の岩場もある。 |
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5. P3からのP2・P1奥に仙ヶ岳 南尾根からの展望は抜群だ。左側に見えている平らなゴルフ場の芝にのような尾根は御所平だ。P.3に登ると目の前にP2がありこれから行く東峰の仙ノ石が右に左には仙ヶ岳が見える。 |
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6. 野登山を見る 今日の最終目標は鶏足山野登寺である。ここから見るとすぐ近くに感じるがこの仙鶏尾根も大下りとアップダウンが構えているのだ。 |
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7. 東峰にて本日の2人 岩尾根上にはアカヤシオもあるが花が開きかけで花弁の先が茶色くなっている。咲きかけた時に寒波が来たためなのだろう。足元にはイワウチワが咲いていた。P2の岩場も難なく越えて仙ノ石から東峰に来ると数人が休憩していた。シャッターをお願いした。 |
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8. 仙ヶ岳山頂より北方向を見る 下って登り返すと西峰・これが仙ヶ岳山頂だ。ここから見ると宮指路岳・高円山を前に鎌ヶ岳・御在所山・雨乞岳も見通せる。不動岩で出会った2人がいた。お互いにシャッターを押しあった。2人は白谷から下ると言って降りて行った。休んでいると数人のグループが御所谷から登ってきた。 |
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9. 野登寺近くの自然林 200m以上の急下降だ。鞍部近くに小岐須への標識が立っていた。アップダウンを繰り返しスギ林の中を登るとマイクロウエーブへの車道に出る。これを突き切り緩やかに登っていくと自然林の雰囲気の良いところに立つ。ササが枯れたのでさっぱりした感じだ。 |
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10. 鶏足山野登寺 太い大きなスギで鬱蒼としていたが10年前の台風で多くの大木が倒れた。その面影を残してはいるものの本堂の周りは明るくなった。倒れたスギの枝が本堂の屋根を突き抜けるダメージを受け太い倒木が何本もあったがこのお寺を守る地元の方々の力の強さでお寺が復元倒木も整理され道も整備されている。石の階段も新しいものになっていた。今回も無事にここまでこれたことを感謝しお参りさせていただいた。 |
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11. 南尾根〜仙ヶ岳 野登寺から表参道を下ると林道に出合い左にある民家(以前飲食店であった)の前の広場から東の展望が良い。林道を下って行くと今日登った南尾根から仙ヶ岳にかけてがシルエットになっていた。 |
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12. ハライ川の駐車地点に戻って 再び登山道に入る。歩きやすく整備されているのでどんどん下る。ハライ川の左股になる谷に出合い顔の汗を流す。平坦になった道を行くと林道に出てこれを下るとハライ川にかかる橋のたもとに車が見えた。朝の林道を左折して駐車地点だ。 |
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概念図はこちら 帰路は高速の渋滞を避けR306を鎌田に出ていつものように「じょあん」のケーキセットと「あじさいの里」の温泉でサッパリしてH.Iさんに送っていただいた。HIさんは山行時の休憩中には必ず地図とコンパスでの位置確認をしメモをとり感心していたのだが車の運転も見事な安全走行なので聞いてみると「バス」の運転免許を持っているとのことであった。大型に乗客を乗せるための安全運転が必須なのだと言う。スピーカーからクラシックが素晴らしい音色流れているので聞くとスピーカーが12個付いているとのことであった。今回のコースについては矢原川沿いの路が判りにくかったこと南尾根や仙鶏尾根はアップダウンが多かったがこのような山行もしていきたいとの意向であるようであった。 |
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