■行ってきました

谷川岳:仙ノ倉谷西ゼン 沢登り  2011.9.12 S,Shimamura

日程:9月8(木)PM発〜10日(土)AM帰着
メンバー: M.I  Y.E  S.S

8月は天候不良で、剣の北方稜線も八つ峰六峰Cフェースも流れてしまってへこんでいたので、西ゼンは行きたい気持ちが強かった。しかし、今回も直前で天気予報が一変し雨予想になってしまった。
それでもめげずに決行した甲斐あって、まずまずの天気の中で登ることが出来たのだが・・・・・。
西ゼンはスラブ帯が主でそのスケールの大きさに感動するが、傾斜が微妙で水量も多かったせいか、遡行中はほとんど気を緩めることができなかった。

  
            
 仙ノ倉谷出合から30分も遡行すると、スラブ状のナメが続きます。


西ゼンと東ゼンの出合手前にて

   

 左が東ゼン、右が今回遡行した西ゼンです。

   

第一スラブ帯手前のチムニー状滝です。
右岸を登りましたが、ホールドが少ないので思ったより難しかったです。

 
左は第一スラブ帯方向を上から見た写真.
右はそこから第二スラブ帯上部を見上げた写真です。

第二スラブ帯は第一スラブより傾斜がきつく、確実にスタンスを決めて登りたい所です。
スリップしたら・・・かなり下まで落ちて行きそうです・・・・・。 

第二スラブ帯上部を詰めて行くところです。

 

第二スラブ帯上部は途中で滝身を横切り右方向に詰めたあと、
左上するバンドをトラバースしてクリアしました。

 

平標山山頂(左写真)と仙ノ倉山に続く谷川岳の縦走路(右写真)です。
最後のヤブ漕ぎで疲れた身体には、山頂で吹く風がとても爽やかでした。

 
           帰りの平標新道から俯瞰した、本日遡行の西ゼン第二スラブ帯の全容です。

西ゼンは、スラブ状滝のスケールの大きさに圧倒され感動するが、その傾斜が微妙でビレイ点も取りにくいので技術的な難易度は低くてもスタンスを確実に決めて登る事を求められ、普通の沢より長く緊張を持続する必要がある。 その為、M.IさんもY.Eさんも大変疲れたようだ。その上、最後のツメでは背丈を越えるクマ笹のヤブ漕ぎにボディブローまで喰らったから全員ヘロヘロになった。
本日の行動12時間、お疲れ様でした。無事に下山出来て感謝です!