■行ってきました |
ワカンで楽しんだ真ノ谷 | 2008.3.8 T.Yamada |
3月8日再び木和田尾根から真ノ谷を歩いてきた。積雪が多く白船峠より先はトラバース道も尾根道もトレースは全く無い。1月14日のアキシデント地点を確認したいため計画どおりトラバースして真ノ谷に下りた。ここまでに予定より時間がかかり体力的にも御池岳までは無理になった。カタクリ峠から尾根道を白船峠に戻った。 |
||
1. 夜明け前の白船峠登山口 木和田尾根から御池岳に登るには距離が長い。Te.Ya.さんの車にTYとYKさんが拾ってもらいR23で給水場のある登山口に着いた。その横では炭焼きの煙が上がっていた。冷川林道は奥に行っているが登山道はそこで林道から離れている。 |
||
2. 202号鉄塔 登山道を沢沿いの道なりに登っていくと雪が出てきた。小尾根を巻き気味にトラバースしていくと広場状に着く。上に201号鉄塔が見えている。ここでアイゼンを着けた。雪が適当に締まっていて歩きやすいが時々踏み抜く。1人歩いたトレースがある。202号鉄塔からの見晴らしは良い。YKさんは地図と首っ引きだ。 |
||
3. 白船峠 工事で通行禁止になっている坂本谷からの道を合わせると白船峠までは今までとは違い雪が多いトラバースだ。慎重に歩を進める。先行者は藤原岳に向かったようだ。ここから先はトラバース道も尾根道もトレースは無い。後続者が2人上がってきた。谷道を下り御池岳の東ボタンブチに登ると言っていた。 |
||
4. 真ノ谷に下りてYKさんとTe.Yaさん 計画どおり1月14日のアキシデント地点を確認したいと思いトラバース道を進む。雪が多く道がどこに付いているのか全く判らない。2つ目の尾根には上から下までこちらを向いて雪庇が張り出している。雪庇が崩れたらお仕舞だ。よく観察すると固まって崩れそうに無い。木を引っ張れば崩せるかもしれない。先頭のYKさんに小さそうな所を越えるようにお願いすると2歩蹴りこんで乗り越えた。道がどのあたりをトラバースしているのかどこから真ノ谷に下っているのか皆目見当がつかない。トップを交代して進んでいくとTe.Ya.さんが木に赤マークがあると言う。どうやらトラバース道に出たようだ。支谷に下ろうとすると切れ落ちている。少し上を越えたがそこにはデブリの上に雪が載っていた。小尾根から見ると真ノ谷に下れそうだ。TYは体力的にも精神的にもバテ気味であった。 |
||
5. アキシデント地点 真ノ谷に入りアイゼンからワカンに着け替えた。雪で埋まった平行の谷中は快適である。谷が雪で埋まりアキシデント地点の特定はむずかしいがこのあたりであったと思われる。 |
||
6. 真ノ谷を行く 谷が狭まり水が顔を出すようになるとそのトラバースが大変だ。トップのYKさんは注意深く足場を作って行く。谷が広くなると歩きやすい所を右に左に進む。 |
||
7. 真ノ谷が西に向きを変えた地点YKさんとTY 時間的・体力的に御池岳に登ることは諦めることになった。当初の計画では御池丸山に上がり奥ノ平からこの左の尾根を下ることになっていた。このためには更に2時間必要になる。カタクリ峠から帰ることにした。 |
||
8. 雪庇の出ている県境稜線 真ノ谷から離れカタクリ峠に出る。コグルミ谷方向にはトレースは無く御池岳から県境稜線には2人の通った後が残っていた。県境稜線を緩やかに登り1054ピークから白船峠に向かう。この頃になると御池岳で鳴っていた風の音も収まりワカンによる快適な尾根歩きとなった。帰りも白船峠から木和田尾根を下山した。 概念図 |
||
今回の計画はYKさんの都合もあり16:30下山し温泉の計画までしてあったが体力的に御池岳に登らずそれでも駐車場に戻ったのが17:10になってしまった。Y.Kさんは西藤原駅17:34発にやっと間に合うことが出来た。この季節木和田尾根から真ノ谷・御池岳の計画は積雪状態とトレースの有無によって異なるが登山口を5:00に出た方が良さそうだ。トラバース道から真ノ谷は積雪により雪崩の心配もあるため県境稜線で計画した方が良いと思われる。R306が利用出来ればコグルミ谷道で計画したい。 |