■行ってきました |
田代越 (教育山行) | 2007.2.4 T.Yamada |
2月4日田代越までにおいて地図読み・ザイルワークの教育山行が行われこれに参加した。4日は知事選であるが前日に期日前投票をしておいた。当日の天候は天気情報の曇り午後晴れ強風注意報が出ていてその通りになった。当初計画の行基寺からのルートは、遭難者が出たこと及び寺の敷地内を通るため住職から禁止され、鉄塔巡視路から本来のルートに出ることになった。 |
||
1. 行基寺駐車場「山の灯台」 寺のすぐ下にある駐車場は木曾・長良・揖斐の三川に広がる濃尾平野全体を一望できる大展望台になって素晴らしい景観である。この後がいけなかった。寺にお参りしていると住職が出てきて、ここから山に登るのは禁止だと言う。お願いしても許可が得られなかった。 |
||
2. 行基寺からの尾根に出会って やむなく国道258に下り高圧送電線巡視路を登る。送電線下の林道からすぐ山道に入る。ここには巡視路の案内が立っていた。小尾根に取り付き階段の急登も出てくる。送電線がやや向きを変える鉄塔から尾根は南に向き行基寺からの尾根と出会う。地形図には載っていない道なので地図読みの勉強になる。 |
||
3. 三角点のある345.8小ピーク 三角点の手前から登山道は山腹に付いているが尾根なりに三角点に立ち寄った。西斜面が伐採され前方に大きな尾根が見えているため、そこを登るのだと勘違いしてしまった。ここまで地図を見ながら来たのに、ここでルートは90度南に曲がっているのに、ここで地図を見なかったのだ。 |
||
4. 田代池 西側山腹から尾根に出ると東の斜面が伐採され見晴台が作ってあった。ここからの展望は抜群であるがややガスっている。帰りに期待しよう。499ピークは踏まず西斜面を鞍部に出て登っていくと左からの尾根に出合い、路が尾根を挟んで二股になっている。尾根を行けばおそらく639.9三角点に出るのだろう。今日は右の田代越に進む。右に林道が上がってきている。左に地形図上平坦地が広がっているところは薄い氷が張り、雪の上に出ている木々が何とも言えない雰囲気をかもしだしていた。少し進むと白竜王大神が祭ってあった。田代池である。 |
||
5. 槫沢池 南に走る林道に出て杉の植林帯を南下すると祠が祭られていた。ここの賽銭箱は分厚いステンレスでできているらしく頑丈にコンクリートで固定されているのだが、これがキーのところで無理やりこじ開けられていたのには驚いた。こんな所まで来て悪いことをするものがいるものだ。槫沢池は田代池よりも大きい。田代池のところに立っていた案内板には樽沢池と記されていたが槫沢神社の名前からすると槫沢池の方が正しいらしい。 |
||
6. 本日のメンバー11人−1人 槫沢池の日が当たらないところは雪が少し残り沼状で入ると靴が沈みそうになる。林道を行くと池の岸に降りれたのでここで記念写真を撮り折り返した。 |
||
7. 田代越の林道 槫沢池から田代池まで往きと同じ杉林の中の林道を緩やかに登り田代越に出る。杉林は間伐された材がそのままほったらかしにされていたり部分的に坊主にされている。最近何処に行ってもササがくになる。ここのササは稈が極めて細く背丈は高いもので1mほど葉には隈ができているが枯れてはいない。鈴鹿のササとは種が全く異なっているようだ。田代越の林道は尾根の北側のため雪がとけていない。 |
||
8. 見晴台から遠くツインタワーを見る 濃尾平野が一望のもとだ。往き同様ややガスってはいるが揖斐・長良・木曾の三川の奥に名古屋のビル群も判別できる。ツインタワーは白いのではっきり見て取れた。遠方には白い雪を被った山がうっすらと見えている。北から東に向かって能郷白山・白山・北アルプス・乗鞍・御岳・中央アルプス・南アルプスらしい。 |
||
9. ザイルワーク訓練のはじまり 落ちた人を1/3の力で引き上げるために滑車代わりにカラビナを使う。足を傷め歩けなった人をザックを使って背負う方法等教育部長のJ.H.さんリーダーのTKさんが指導された。 |
||
10. 真下に見える行基寺 風が強くなり気温が下がってきた。寒くてじっとしてはいられない。ハーネス・スリンゲ・カラビナ・をザックに治め最後にスターと地点の予定であった行基寺を見下ろす。「月見の里・南濃」に下り反省会をして本日の教育山行は終了となった。 |
||
概念図はこちら | リーダーのTK氏は腰と膝の調子が良くないにもかかわらず、地図読みとザイルワークの訓練に教育部長のJHさん・山行部長のHSさんと協力し指導して頂き、感謝している。参加者としては自律した山行を目指し頑張りたい。 |