■行ってきました

立山

9/30夜〜10/2、女性4人のパーティーで立山&剱岳に行って来た。当初の天気予報では土曜は曇り、日曜は曇りのち雨。剱は微妙だね、雨なら即中止という申し合わせでの出発。お天気、どうかもって下さい!

1. 立山玉殿の湧水
7:00立山駅を出発する時は、「室堂の天候は曇り、気温7℃、視界良好」のアナウンス。
やったねと思ったのもつかの間、バスが高度を上げるにつれ、だんだんガスってきて室堂ターミナルに着いた頃には雨、視界不良となった。
それでも、まだ霧雨。湧水を汲んで、元気に出発。
2. 雄山神社
出発から1時間近く、一ノ越に着いた頃には風雨ともに強くなってきた。山荘でちょっとだけ休憩。あんまり居心地が良くなかったので即出発。
雄山神社に到着した時はこんな感じ。
山頂に行くには有料と聞いていたけど、営業は9/30で終了、今日からは無料で登っていただけますよと、神社の方のありがたい言葉に、早速みんなで登る。
3. 大汝山
雄山を越えると、後は稜線歩きになる。15分ほどで大汝山に到着。1日に2つも3000m峰に登れるなんて幸せと、雨で滑る小さなピークに登ってM&Mは大喜び♪そのあと、NMは下りて来るのに難渋し、自分が高所恐怖症だったことを思い出したのだった。
大汝を過ぎてから、風雨はさらに強まり、顔に当たる雨が痛いほど。富士の折立、真砂岳、別山を過ぎたあたりで、この日剣山荘まで行く予定を変更、剱御前小屋を目指すことにした。(この間、写真撮影できず・・・)
4. 剱御前小屋
1時過ぎ、全身ずぶぬれ、手もかじかんでへとへとになった頃、ようやく剱御前小屋に到着。運良く4人部屋に入れ、個室みたいだねと喜ぶみんな。
それにしてもこの小屋は大変快適で、小屋を営むスタッフの心意気が暖かく伝わってくるようだった。
もし、悪天でなければ、その日お世話になることはなかったので、雨もまったく悪くはないねと思ったりした。
5. 山小屋のバイキング
今年から小屋では、夕食、朝食ともバイキング形式を採用。それから残飯の量が劇的に減少したらしい。
そうだよね、食べる量には個人差があるし、好き嫌いもある。みんながちょうど食べられるだけ取れば、食べ残しは出ないはず。
夕飯のメニュー「ヒレカツ、サツマイモと豚肉の炒め、がんもどきの煮物、山芋たんざく、キャベツの千切り、かぼちゃと揚げの味噌汁、果物」
朝食のメニューは左の写真。どちらもおかわり自由。
6. 下山
翌日も朝から雨。予想はしていたものの、剱岳はお預け。ちょっとさびしいけど、またのお楽しみということで、7:30に小屋を後にする。
風雨ともかなり強い。気合を入れて歩かないと。
7. 視界不良・・・
晴れていれば、目の前にパノラマが広がるはずなのに、この天候。
それでも、霧の中にぼんやりと浮かぶ草紅葉。
前を行く仲間たちも、霧の中に少しずつ溶けていく。
雨には雨の景色がある。
8. ナナカマド
雷鳥坂を下る途中、ナナカマドの木があった。
雨に濡れた赤い実のきれいなこと。少し色づき始めた葉が、霧の中にかすんできれいなこと。
これも、雨でなければ見られない景色。
9. 沢を渡る
この橋がけっこう怖かった。雨で濡れてすべるし、水かさは多いし、水面からけっこう高いし・・・
これを渡れば、もう雷鳥沢。道も遊歩道に変わる。
10. ちょっと道を間違えた・・・
地獄谷の方を回ってミクリガ池に出る予定だったのが、1本早く分岐を左に曲がってしまい、思いのほかアップダウンの多い道を通ることに・・・
前日はあれだけ分岐ごとに地図を出し、コンパスを振って進路を確認したのに。(^^;
11. ミクリガ池
この下にミクリガ池が見えるはず...
う〜ん、何も見えないねぇ。
12. 振り出しに戻る
9:30 無事に室堂ターミナルに戻ってきた。昨日も汲んだ玉殿の湧水をもう一度汲む。
13. ホワイトアウトの室堂ターミナル
ほんの数メートル先にあるはずのターミナルが、霧に閉ざされまったく見えない。
14. 美女平
室堂で10:00発のバスに乗り、美女平へ。
ここまで降りると、霧はほとんど晴れている。
ケーブルカーに乗って立山駅へ。
15. 立山駅
雨もほとんど上がった立山駅に無事到着。
ちょっとアルペンちっくなかわいい駅舎。
一昨晩、無料駐車場に止めた車に戻り出発、駅員さんに教えてもらった「ウェルサンピア立山」で温泉&ランチ。
帰り道、荘川の道の駅でお土産をしっかり買い、雨に降られたわりにはすっかり満足した楽しい山行だった。
2005.10.3 文と写真:N.Matsuoka