■行ってきました

教育山行 ツメカリ谷

8月7日に沢の教育山行が計画されていた。昨年一昨年と2年連続して雨のため中止されたが今年は天候も良い予報だ。白滝谷とツメカリ谷である。
教育部長KMさんの計画では朝明駐車場で前夜泊というものであったがMAさん・HSさんとTYの3人は当日参加で了承を頂き5:00駐車場に集合した。
白滝谷パーティー5名・ツメカリ谷パーティー7名が揃って白滝道下降点を目指してスタートする。県連登山学校クライミングコース受講者は速い。付いていけない。途中でツメカリ谷パーティーは先が長いので先行することになった。

1. 神崎川にてツメカリ谷メンバー(6/7名)
白滝道は谷に沿ってしっかりしているが一箇所右岸をそのまま進むか左岸に移るかどちらが良いか迷うも左岸に移った。右岸の踏跡が良さそうなので戻った。
神崎川出合は広々として気持ちが良い。籠の渡しがあるが今日は必要ない。そのまま左岸の登山道を下流に向かい神崎川の中をツメカリ谷の出合に着く。すぐ下流には本流の廊下が見えている。いつの日か本流を遡行してみたいと思う。
2. リーダーのMSさん
ツメカリ谷に入って進むと釜のある滝が続く。淵をヘツったり泳いだりして滝を登る。KM.さんとNTさんは沢ははじめてだが県連登山学校のクライミングコースメンバーとして鍛えられている。リーダーはロープが必要な時はいつでも使えつように用意している。
3. 釜の大きな滝
上流から日が差して岩と岩が狭い廊下を作って流れ落ちている滝と滝壷を浮かび上がらせていた。
4. 釜で浮かぶ3人(M嬢撮影)
KM・NT・TYの3人は流の穏やかな滝壷で泳いで遊んだ。ザックを置いての泳ぎは仰向けになれるが背負っているとザックが浮いて横向きになるのがやっとである。
5. 滝を登るNTさん
白く飛沫をあげて流れる滝はスタンスは多いが水圧に逆らって登ることになる。KMさんとNTさんは滝を滑り台にしたり飛び込み台にしたりして楽しんでいた。
6. 滝に打たれる
JHさんKMさんNTさんの3人は滝に打たれながらお祈りをしているようであった。
7. 階段状の滑滝にて
M.嬢はフリークライミング「あつた」No.1.だけあって沢は先々週の赤坂谷に次いで2回目であるにもかかわらず水にも臆すことなくばんばん飛ばす。HSさんはM嬢をFCの師匠としているようだがM.嬢を沢にのめり込ませ沢では師匠となっている感じだ。
8. 滝の裏側を行く
この滝は水の落ちている裏側を水しぶきを浴びながら横切ることをするためにあるような滝である。これを登るとあとは滑と小滝になる。
9. 白滝谷道に出合う
ツメカリ谷から白滝谷に横断する位置をどこからするか左岸に入る小さな沢の出合に赤いテープが下がっていたが見送り次の水流のない沢に入りる。
リーダーは高度計により780m地点より真南に進み白滝谷の780m地点に出るべく指示を出した。この指示は最も適切であったにもかかわらず尾根に上がると踏跡があったのでこれを利用して等高線に沿っていけばよいと思ってしまった。これは計画書をもらった時点での思い違いでもあった。白滝谷上部を迂回して下り780m地点の白滝谷に出た。
縦走路にでると白滝谷パーティーが待っていた。合流して駐車場に戻った。朝明渓谷は今までに見たことも無い車の多さで賑わっていた。温泉の三休は満員だろうと湯ノ山の片岡温泉で汗を流し反省会を行った。

概念図
(クリックすると拡大画像が出ます)

高齢にもかかわらず教育山行ツメカリ谷に参加させて頂き当初はついていけるか一抹の不安もあったがやや遅れはしたものの完登出来て嬉しかった。リーダーからの注意事項として遡行図・地形図・コンパス・高度計は沢登りには必須であることまた打ち合わせは充分に行うことが指摘された。今後注意したい。
2005.8.10  T.Yamada