■行ってきました |
教育山行:ツメカリ谷 | T.Yamada |
沢の教育山行が昨年から8月に計画されるようになった。しかし合宿のトレーニングの計画もあるため当初参加者がSHさんとKKさんの2名と少なく教育部長は中止の意向であった。例会時FMさんHMさん(当日は欠席)とTYが加わりコーチ陣4名を含め9名になり予定通り実施することになったものである。ツメカリ谷への入渓は杠葉尾からの林道を利用すれば朝明から行くよりもはるかに短縮されるとのHSさんからの提案によりこれに決まった。 |
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1. 神崎川への下降点 宇賀渓の駐車場に集合し2台で杠葉尾から神崎川に沿った林道を下降点に進む。赤坂谷への下降点を過ぎると真新しい林道にも落石が多い。瀬戸峠から神崎川に下る道は木の階段ができているがツメカリ谷へは出会いの上流に下りたい。階段を少し下り右にトラバースしている山道に入る。 |
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2. ツメカリ谷最初の釜 神崎川に出会うとすぐ下流に木の生えた中須が見えている。なるほど朝明から来るのと雲泥の差だ。その下流にトロがあり右から入るのがツメカリ谷だ。本流も6月に来た時より水量が少ない。 釜の通過をどうするか。HSさんは左の壁をヘツって登って行った。MAさんが右を登りロープで確保しHSさんFMさんKKさんが登るのをJHさんとMMさんが指導する。FMさんが登っている。 |
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3. 小滝を登る リーダーのJHさんはいつもラストで全員の状態を確認しながら登っている。 |
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4. 見応えのする釜 滝の掛かる廊下から朝日が釜に射し水がグリーンに染まる。この滝を皆に見てほしい。この中を泳ぎ滝の横を登る。釜から上がるところと落ち口の岩を乗越すところが手掛かりが少ない。泳いでいるのはKKさん。 |
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5. 釜の右の壁を登る リーダーからSHさんは右の壁を登るように指示が出てMMさんがロープを出した。登っているのはSHさん。FMさんも泳ぎが得意ではないとこの後に続いた。 |
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6. 幅の広い滝 滝が広がって明るく見ているだけでも気持ちが良い。MAさんは流れの横を登る。残りのメンバーは安全を期して右を小さく高巻く。 |
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7. モウセンゴケ 滝上右岸にモウセンゴケが白い花を咲かせ群生していた。食虫植物でミズゴケのあるところではよく見られたが少なくなっているようだ。 |
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8. 滑滝にて本日のメンバー(TYは撮影中) 今日は泳いだりして水と戯れるのが気持ちよく楽しい。気温が上がっているのだろう。風も無い。こんな時こそ沢登りだ。尾根歩きでは暑くてバテルのではなかろうか。先週のジャ谷では季節外れと思われる冷たい風が吹き水に入るとヒヤリと感じたのと大違いだ。 |
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9. 滝ノ下を潜る 水量が少ないと言っても滝の下を通れば濡れる。濡れても気持ちが良い。SHさんは滝を潜らず釜から上がろうとして苦労している。 |
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10. 小尾根に上がり ツメカリ谷が細まり760mあたりで右から入る緩やかで小さな沢がある。ここを登ると簡単に尾根に出た。沢装備を片付け靴を履き替えた。右よりに谷に下る踏跡があってすぐ右にカーブし南に向かっているようだ。これを下ると短時間で容易に白滝谷道に出た。大正解だ。猫岳に登ったら大変だ。特に今日は神崎川の対岸に車が置いてあるのだ。 |
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11. ドリンク剤の宣伝か 本日お世話になったコーチ陣(リーダーの教育部長JHさん・山行部長のHSさん・常時トップを勤めたMAさん・サブリーダーのMMさん)は無事終了して安堵しているようだ。特に白滝谷を神崎川に出てからの高巻きと上り返しが思ったより良くなかったことによる。 |
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12. 反省会 2人がツメカリ谷は初めてであったが全員が快適であったということだ。岐路の高巻きついては沢靴で本流を下った方が良いとのコーチ陣からの意見であった。ツメカリ谷に入るには本日のコースが最適のようだ。多くの人が参加されることを期待したい。 概念図はこちら |
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(2006.8.6) |