■行ってきました

霧氷の綿向山 2010.1.23  T.Yamada

今年初めての山行である。1月23日綿向山に表参道から登った。雪が少なかったもののアイゼンを利かせた歩行と七合目から上の見事な霧氷を楽しむことができた。
この1ヶ月山に入っていない。19日の新年会時S.M.さんからSHさんをリーダーとして雪の綿向山に登るのでどうかとの誘いがあった。体力面で躊躇しているとゆっくり登るので心配ないとのことで参加させて頂いた。

1. ヒミズ谷出合小屋(表参道登山口)
メンバー12人は金山駅南口に集合し3台でスタートした。高速道路から見た鈴鹿の山々は山頂部にガスが掛っていた。途中少し小雪が舞ってきて先が思いやられたが甲賀土山ICを降りた時には上空は晴れていた。西明寺口には立派なトイレができていて数台止めれるようになっている。そこに駐車して9:00スタートした。西明寺川を渡ったところには大きな駐車場が出来ている。石積み堰堤の上に「天然記念物接触変質地帯」の石柱と解説板が立っている。林道は「ヒミズ谷出合小屋」で終わっていてそこが表参道登山口である。
2. アイゼン着装
ヒミズ谷に掛る橋を渡り大きなジグザグを4回ほど繰り返すと一合目だ。こんなに登ってやっと一合目なのだ。二合目の先に高圧鉄塔がありそこで小休止。林道に出合うと三合目だ。右折して左の登山道に入るとすぐ「あざみ小舎」を左に見る。雪は全くない。なおもジグザグに登り植林地帯を過ぎると「5合目小屋」に出た。リーダーは少々早いがここでアイゼンを装着するように指示を出した。
3. 七合目
右からのトラバース道はゆるやかに「七合目行者堂」までつづいている。行者堂の前には「行者コバ」の説明板と「七合目ここは標高930m・頂上まで1160m」の標識がたっていた。尾根に出たため両側の樹に霧氷がついていた。
4. 霧氷群
しばらく進むと水無山への分岐に着く。水無山方面は通行止めになっていた。この辺りは一面の霧氷が見事であった。
5. 霧氷群
6. 霧氷の中を登る
急斜面の登りは登山者の歩いた後が圧雪になりそれが氷結しアイゼンがよく効く。雪の量は少ないが気温は低いようだ。TYはハアハア息使いが荒く何回も立ち止まっては歩くの繰り返しとなる。
7. TYに付いてくれたメンバー
スローペースで歩いてもらっていたのだがそれでもTYは付いて行けなくなった。6人に先行してもらい5人がTYに付いてくれた。素晴らしい霧氷群である。
8. 本日のメンバー全員
綿向山山頂に着いた。山頂には「大嵩神社」の祠と「青年の塔」が立っていた。休憩していた登山者にシャッターをお願いし「青年の塔」の前で記念撮影。山頂は少し風が吹いていたので先行のメンバーは待つ間さぞかし寒かったであろう。申し訳ない。「青年の塔」を風よけにして中休止。
9. 山頂より下山
山頂からの展望は残念ながらガスのため得られない。下山は登ってきたところをピストンだ。
10. 山頂近くのササ
雪が少なくササは出ているがここでもササ枯れは進行しているのだろう。登山道は固く氷結しているためアイゼン無しでは到底下れない。
11. 行者堂
七合目まで来れば急斜面は終了し一安心だ。
12. 「あざみ小舎」
三合目まで下ってきた。下りは速い。登山道にはちらついた雪がうっすらと乗っている。暖かい感じがするが気温はそんなに上がっていないのだろう。「ヒズミ谷出合小屋」で小休止していると「じねんじょ」Iさんのパーティーが水無山経由で下山してきたのに出会った。なにか懐かしい思いがした。

概念図はこちら

年初から3回の山行を体調不良のため中止したため今回が本年最初の山行であった。体力の低下著しいTYであるがメンバーの方々に励まされやっとの思いで山頂に立ち素敵な霧氷群を見ることができたことを感謝しています。

帰路「かもしか荘」で体を温め反省会を行った。なお「かもしか荘」は野天風呂のみで内湯はないことは知っていた方が良いと思う。また帰りにはHIさんに自宅まで送って頂きありがとうございました。