公開すべきでない

山に関するホームページが増えています。でも、中には「絶滅危惧種の○○が咲いていた」なんて書いてあるものもあるようです。

かつて、クロメダカが絶滅危惧種に指定されて話題になりました。その結果、次のようなことが起きました。
クロメダカの価格が高騰
クロメダカを採取する者が増加
今の日本で「絶滅危惧種」というのは、「カネになる」という意味を持つ、危険なレッテルなのです。

絶滅危惧種すべてが、そういう扱いを受けているわけではありません。シデコブシは、普通の木と同じような値段で売られています。こういうものは、採取される可能性は低いでしょう。

絶滅危惧種のヒメタイコウチは、所によってはペアで7000円で売られています。あの小さなハッチョウトンボのヤゴでさえ1500円です。サギソウに至っては、こんな話があります。
「関市内の湿地ではサギソウが乱獲され、全く見られなくなりました」

私は、次のように考えます。

「高額で取引きされており、業者が採取に来る恐れがある種は、ネット上で所在を公開すべきでない」

(『峠蕗』05年7月号に書いたものを編集しました。2006.04.18 縄文人)