新人歓迎山行・130山小改定踏査 |
富田(征) |
大山への登山計画は昨年9月ごろからIさんから持ち上がっていた。 Iさんは豊橋に幼少の頃お住まいで、東三河の山々に対する思い入れが大変強い。 鳳来寺の活動の時、大山の件をKさんに持ちかけた。そこで新人歓迎を兼ねた新春登山をしようと早々に決まった。 新人歓迎登山は01年の観音山、02年の三河本宮山に今年で第三回目になる。 これも恒例になってきた楽しい企画の料理作りを兼ねている。観音山ではデラックスなすき焼きを作り、本宮山では闇鍋をこしらえた。 今回は検討結果、海鮮鍋に決定した。料理長はYさんである。 今期の新人はHさんとOさんである。Oさんも山行を決めていたが、日曜日仕事が入り小生の自宅に15日残念な連絡を頂いた。Oさんまたご一緒しましょう。 目的が追加され、愛知130山の小改定踏査も重いウエートをおいた。 Kさんのご熱心さには頭が下がります。私も受け持ちの山を必ずきちんと調査いたします。 当日は天候の不順の予報が報じられていた。しかし午前中は持ちそうなので決行することにした。 大山は低山であるが、思いのほか素晴らしい。 300mと言ってあなどってはいけない。海抜0mからの登山ですからそれなりの登りがいがあります。 登り始めが急騰でもあります。だから楽しいのです。 眺めが最高です。遠州灘が美しく見えます。凪ており大変穏やかです。 遠くに漁船が数船みえます。鴎や鴨か飛んでいます。天には鳶が悠然と舞っています。実に美しい景色が眺望できます。ただ残念だったのは曇っていたことです。雨が降らないだけ良しとしておこう。 130山の調査では、Kさん曰く。「鉄塔が2本も新設されている。三角点が草に覆われていたがよく整備された。登山道ももっと狭かった。改定箇所がある」とのことであった。 雨が心配で早々に下山し白山比盗_社の近くで料理作りに取り組んだ。 上手かった。実に上手かった。Hさんが喜んでくれたたことがなによりだった。 帰りは恋路が浜まで足をのばし、道々、菜の花の開花を楽しみながら帰路についた。 ・ 山頂に着きて見下ろす春の海 ・ 将来を託す青年初登り ・ まっさらな注連(しめ)に飾らる一仏 (注 連縄は新春の季語です) ・ 神撒きし島や冬凪三河湾 ・ 冬凪が光吸い込む三河湾 ・ 冬凪の小さき波頭小島打つ ・ 潮騒の音や鴎の安らかに (鴎は冬の季語です) ・ 干潮の小魚鴨が食み(はみ)ており ・ 冬凪や埴輪の如く島があり ・ 春きざす海より青き香り立つ ・ 鴨鳴きて波頭に消ゆる夕べかな ・ 春潮や見え隠れする船一艘(いつそう) ・ 菜の花や海に色なき日になりぬ ・ 菜の花の黄(き)の滲みわたる昼浜辺 ・ 菜の花の恋路ガ浜の二人かな |
以上 |