乾徳山:岩場を楽しむ
山域 奥秩父
日程 6月22日
メンバー RI、SI
関東圏に住む人にはなじみ深いであろう、乾徳山で岩場を楽しんできました。
梅雨入り直前の晴れ間ということもあり、たくさんの人で賑わっていました。
乾徳公園から
大平高原までのルートは工事中のため通行止めとのことで、乾徳公園の駐車場からスタートしました。
ここの駐車場は舗装されており、トイレもありました。
序盤はひたすら樹林帯を登っていきます。
国師ヶ原
登山口から約1時間30分、駐車場からは約2時間で国師ヶ原に到着しました。
このあたりは平らで開けており、気持ちがいい場所でした。
国師ヶ原には避難小屋がありますが、今回は山行時間が長めなので帰りに寄ることとします。
月見岩
国師ヶ原からおよそ30分登ると、突如樹林帯が途切れ後ろを振り返れば富士山がドーンとそびえてました。
ここには月見岩と名付けられた岩があり、裏側から登ることが出来ます。
ここから山頂まではクサリ場の難所がいくつか出てきます。
月見岩から歩いていくと、少しずつ傾斜が急になるとともに登山道が岩々しくなっていきました。
最初のクサリ場は特にクサリを使用することなく、登ることが出来ます。
ただし、雨のあとは岩が滑りやすいので気を付けて登ります。
2つめのクサリ場は、最近倒れたであろう倒木が遮っているので身長が低い人は少し難儀しました。
髭剃岩
2つめのクサリ場をクリアすると、髭剃岩があります。
狭い岩の間を歩いて行くと、富士山が見えますが横に大きな人は無理には行かないようにしましょう。
カミナリ岩
カミナリ岩はたくさんの人が登っているおかげで、岩が磨かれてツルツルで滑りやすいので気を付けて登りました。
手足をかける場所はたくさんあるので、クサリを使用しなくても登れました。
胎内
ここでは岩の下をくぐってきました。
体が大きい人はちょっと厳しいかもしれません。
ロープ場
ここの登り始めは足かけ場が高い位置に滑りやすい岩しかないので、RIさんに見本を見せてもらい登りました。
鳳岩
最後の難関、鳳岩です。
ここは迂回路があるので、こわい人は迂回路を使用しましょう。
途中、SIの技量ではクサリに頼らないと登れない箇所がありました。
「うぇ~!クサリを使わないと登れないよ~」
下からは心配性なRIさんから「やっぱり先に登ってロープだそうか?下りる?」と、いつも通りの安定のセリフが聞こえてきましたが、クサリをがっつり使用してなんとか難所をクリアしました。
RIさんはクライマーの意地からなのか、少し時間はかかったものの指を岩の隙間に入れてクサリを使用せずに登りました。
「うわ!ここ、クサリ使わないと登れんけんね」
「あ~、疲れた」
鳳岩は最初のクサリ部分を登ってしまえばあとはクサリなしで登れました。
「岩、たのし~!」
乾徳山山頂
山頂は広くないので、ちゃちゃっとご飯を食べて下山しました。
ちなみに岩場の練習で、迂回路で下山して鳳岩を何度も登る人もたくさんいました。
下山ルートも険しい
下山は別のルートでしたが、こちらも傾斜が急で結構危ないので気を付けて下山しました。
写真では伝わらないけど、非常に滑りやすい柱状節理のような岩を下りて行く感じだったので気を使いました。
高原ヒュッテ
行きには寄らなかった高原ヒュッテ(避難小屋)で休憩を取りました。
小屋にはトイレがあり、テントも設営出来るのでここでテント泊をするのも楽しそう。
ただし、この小屋周辺に住み着いているのでしょうか?
朝いた鹿が下山後も小屋の後ろで人の様子を伺っていたので、ここでテント泊するときには食べ物をしっかりと袋に入れて匂いが漏れないようにしないと鹿にテントを襲われそうなので注意が必要そうです。
まとめ
岩場の練習で乾徳山へ行ってきました。
関東の人にはなじみ深い山ですが、名古屋からはかなり遠いので前日入りすることをおすすめします。