八ヶ岳 高見石〜中山〜にゅう〜白駒池
日時:2025年7月26日〜27日
山名: 高見石2,300M・白駒池
山域:八ヶ岳
メンバー:TY(CL),HA(SL),KH, ST(記) TN,YU,HI
つ、い、に!憧れの!八ヶ岳!
そして今回は山小屋へ宿泊します。私にとって山小屋泊は人生で2回目になります。初めての山小屋泊は中学2年生の夏。家族の人と、常念岳に登り、常念岳小屋に泊まったのが初小屋泊になります。そんなことはおいといて…
名古屋を出発し、白駒池駐車場を目指します。愛知県、岐阜県、長野県と県を跨いで行くと、見えてくる山の高さが段々高くなり、周りを見渡すと山々に囲まれていました。
もうこの時点で、名古屋の蒸し暑さとは雲泥の差。蝉が鳴いていても暑さを掻き立てる感じはせず、むしろ、田舎のおじいちゃんおばあちゃん家の縁側でのんびり夏を堪能しているような心地良い暑さ。

おしゃれなカフェ、別荘地、白樺などの木々、幾つもあるヘアピンカーブのあるメルヘン街道を駆け抜けていきます。駐車場空いてると良いんだけどなぁと淡い気持ちを抱いていましたが、案の定、満車。白駒池駐車場を通り過ぎて、八千穂高原スキー場の駐車場に車を停め、そこから無料シャトルバス乗って白駒池駐車場へ戻ります。


1日目
コースはこんな感じ。
白駒池〜青苔荘〜白駒荘〜高見石小屋
あんなに憧れていた八ヶ岳が目の前!テンション上がります。白駒池までの道のり、白駒池周辺は木道になっており、滑りやすくなってるので注意。白駒池周辺は観光客や登山者で賑わっていました。




青苔荘に寄り、白駒池に沿って歩き、白駒荘へ到着。








白駒池を周回中、遠くの空からゴロゴロと嫌な音が…。気のせいかしらと、白駒荘で昼食を食べ終えたころ、小雨が降り出したと思ったら大粒に。外のテーブルで食事を取っていた私たちは荷物を持って、慌てて、白駒池荘の軒下へ避難。レインウェアの着用や、ザックカバーの取り付けは、何度か経験していたので、スムーズに行えました。(師匠にも褒められたよ(嬉)褒められると自信がつきます!)
山道に入った後も、雨は酷くなる一向。高見石小屋に着くまで、大粒の雨の中、苔の生えた岩、泥沼、泥の水溜りを歩き登りました。



あるあるだと思いますが、小屋に着く頃には雨は止みました。


小屋の外でレインウェアを脱ぎ、小屋入り口のところで、ハンガーに吊るしてザックカバーと共に乾かします。小屋の中はストーブが焚いてあるので、次第に乾きます。今晩泊まる宿泊者のレインウェアがズラリと干されてますね。


そんなことより! 揚げパン! 私たちは揚げパンを求めて雨の中やってきたんです!売れ切れてませんように…(ドキドキ)

揚げパンはまだ売れ切れてませんでした(ホッと安心) 揚げパンはロールパンサイズ。ココア、ゴマ、抹茶、きなこ、チーズ&ケチャップとあり、各色ひと皿単位で販売されています。欲張りな私はひと皿注文。チーズとケチャップの揚げパンに唯一塩気があり、甘さが続く揚げパンの中、味変にちょうど良い感じでした。どれも美味しかったですが、1番を決めるのであれは抹茶でしょうか。




腹ごしらえをした後は、小屋に荷物をデポして、小屋裏にある高見石へ。大きな岩がゴロゴロ不規則に積み上がっており、そこを登っていくと…


あ、白駒池! あの富士山のような形で山頂が平たいのは蓼科山だ!と先ほどまでいた白駒池が遠くにあるのが不思議に感じます。各々、無事小屋に着いた達成感を抱き、赴くままに岩の上でポーズを決めます。(高見石の上でハイになり、各々グラビアポーズを決めておりますので、ご覧ください笑〈〉はテーマです。)







夕食は17:30から。それまで時間があります。横になったり、荷解きして、着替えたり、翌日の準備をしたり…各々時間を潰します。
次第に小屋の中は薄暗くなり、高見石小屋の代名詞と言って良い、多くのランプに火が灯り始めました。
ゆった〜り、過ごしていると、
夕食の準備ができました〜!かけ声が♪♪♪

高見石小屋の食事はわりと美味しいと聞いています。どんなご飯かな〜♪
〔夕食メニュー〕
・ロールキャベツ〜コンソメスープ仕立て〜
・茹で豚の香味ソースがけ
・モロッコインゲンと生ハム
・コリンキーのマリネ
・ズッキーニのフリット
・トマトの和風サラダ
・長野米と黒米
・デザート→豆花(トゥファ)


ロールキャベツをメインに
何種もの野菜やお肉がワンプレートに盛り付けられていました。彩が美しい!主食はおかわり自由です。もちろん、おかわりしました。
デザートは豆花。台湾のデザートです。優しい甘さで、今日の疲れた身体に沁み渡ります。
と、山小屋で販売しているブルーベリータルトが余っているとのことで、半額で販売してくださるとのこと。我ら、大金持ちの師匠が奢ってくださいました。お腹がパンパン。


夕食後に、日の入り時間を教えてくださったので、満腹なお腹を抱えながら、本日2度目の高見石へ。高見石へ登ると白駒池方面が東、蓼科山方面が西になります。残念ながらこの時は雲が多く、夕日は見られませんでしたが、西側の空の雲が煌びやかに輝いており、太陽の存在は感じられました。
空が晴れていれば、20時以降から夜空の下で天体観測をするとのこと。それまでに寝支度などを済ませます。


空は夕方から夜へ移り変わり、外トイレへ行くのにもベッドライトが欠かせません。
お待ちかねの天体観測。
無数の星とまではいきませんでしたが、地上で眺めるよりは多数星が望めました。夜が更けていくほど、目が夜空に慣れていくほど小さな星が見えてきました。国際宇宙ステーション、人工衛星、天の川も見れました。
夜は凍えるほどの寒さはなく、フリースやダウンがあれば十分なほどでした。

お布団は思ってたよりもふっかふか。
明日のためにおやすみなさい💤
朝4時。ゴソ、ゴソゴソ…。
周りの宿泊客が起き始めました。
日の出を拝みに、高見石へ登る身支度をしているようです。もちろん♪私たちも行きます!
しっかり睡眠が取れるか心配でしたが、案外寝れました。
ヘッドライトを手に、ソフトシェルやダウンを羽織り高見石へ。私は朝に弱いので、歯を磨き、しっかり起きた状態で登りにいきました。


白駒池側の空から日の出の存在が見え始めました。反対の空は雲海になっており、向かい空に応えるように空を白からピンクや薄黄色へ色づいていきました。神秘的。



さて、2日目のコースはこんな感じ。
高見石小屋〜中山〜ニュウ〜白駒池〜青苔荘〜白駒荘
腹が減っては戦ができ山に登れぬ。ということで、
まずは朝ごはん。
〔朝食メニュー〕

このサンドイッチ、とても私の好みでした。パンは齧りつくと、サクサクしてて、バインミーみたいで、おかわりがあればもう一つ食べたかったほど。

出発の準備をして、管理人さんと写真を撮り、出発。


まずは中山を目指します。山道は苔の生えた岩や大きな水溜まりに、ぬかるんだ道。これまで何度も苔の生えた岩道を歩いてきたので、自然と足の運びが身についていたようで、足を滑らすことなく中山へ到着。





高見石からも見えた、蓼科山が中山展望台からも見えました。



少し休憩して、ニュウへ。
ニュウは岩岩していて、登り甲斐がありました。高見石の岩と比べると登りやすく、すいすい登れました。



東天狗岳にも寄る予定でしたが、昨日の天候や、帰りの車の渋滞が心配でしたので下山し始めます。
昨日の出発地点である白駒池を目指します。
ここからは、苔の生えた岩は勿論のこと、木の根や少し勾配ある道が続きます。同じような風景の繰り返しなので、道を見失わないよう、ピンクテープを頼りに進んでいきます。





皆さん、八ヶ岳山行お疲れ様でした〜♪
次は、涸沢山行ですね♪♪♪