滝巡りの山へ 愛知県民の森・滝沢〜北尾根〜ガクノ窪
日程 2025年12月7日(日)
山域 愛知県民の森 滝沢〜北尾根〜ガクノ窪
メンバー TN(記)
愛知県民の森に滝を見に行ってきました。モリトピア愛知から歩いて最初の滝「不動滝」は、いつも林道からは姿が見えないのに、落葉により視界が開け珍しく林道からバッチリ見えました。「下石の滝」と「亀石の滝」は、水がチョロチョロで、滝壺は水が無く涸れ涸れでした。やはり渇水の影響は大きいのでしょう。

「下石の滝」は、水がチョロチョロで、滝壺は水が無く涸れ涸れでした。やはり渇水の影響は大きいのでしょう。この後、久しぶりに滝沢を登りました。昔の印象の通り、隣の滝尾根に比べるとビックリするくらい勾配が緩いのが有難いです。ただ、途中で横切る沢はもれなく岩床なので、沢部分は踏み跡が途切れるのが難です。また、例によって標識はほとんどありません。

「亀石の滝」も渇水です。滝をみるなら春〜夏の水がある季節に来ないと駄目ですね。この滝を見るために、北尾根〜大幸田峠〜ガクノ窪と下ってきました。急勾配の下りだらけですが、隣の滝尾根と比べて道がわかり易いのが良いです。

愛知県民の森には、他に落差18mの「蔦の滝」があります。今日はパスしていまいましたが、蔦の滝も良い滝です。我が敬愛する横山良哲先生は、著書の中で、「不動滝」と「蔦の滝」は単独で取り上げていますが、「亀石の滝」は僅かに触れる程度、「下石の滝」においては全く触れていません。先生の興味は滝そのものよりも、滝が出現した原因や岩石性状に興味があるので、興が乗ったらやたら熱いけど、興味が無いものはアッサリです。
ちなみに横山先生は、普段は湖底に沈んでいて宇連ダムが渇水したときだけ姿を現す「滝」については熱く語っています。鳳来湖の貯水率が30%以下にならないと見ることができない「穴滝」や、更に貯水率が低下しないと出現しない「蝉滝」「幻の滝」があります。今年は、これら鳳来湖湖底の滝を見るチャンスなのですが、片や渇水は悩ましいところです。
宇連ダムの貯水率が20%となってます。このままではダムの水は春まで保たず、年越えたら何年かぶりの0%になりかねません。、宇連ダム貯水率が0%のニュースが流れると、宇連ダムの湖底を歩いて上臈岩に近道して登ろうと考える登山者が出てきそうです。
