県民の森で登山道保全活動の未来を考える 愛知県民の森・東尾根〜不動沢
日程 2025年11月2日(日)
山域 愛知県民の森 シャクナゲ尾根〜東尾根〜東尾根展望台〜不動沢
メンバー TN(記)
少し前の山行報告ですみません。乾いている時の岩稜歩きが、こんなに楽しいものかと再認識した山行でした(先々月、雨天後の南尾根〜滝尾根で滑りまくったYIさん、KFさんに恨まれそう)。快適の一言に尽きます。そして、やっぱり東尾根は楽しい。だいたいの場合、東尾根は上臈岩を目的としている登山者が多くて、さっさと通過してしまいがちですが、改めて「先を急がない」山行をしてみたら、東尾根は岩尾根歩き有り、結構な登り返し有りで、それなりの展望有りで、変化があって素晴らしく楽しい。夏山前に岩場を歩いておきたい向きにはトレーニングの場として最適で、なんだかんだ言って皆んな東尾根に登る訳だと改めて再認識です。
本日は、シャクナゲ尾根から東尾根を辿り、東尾根展望台から不動沢に下るルートをとって、帰りにモリトピアで風呂に入って来ようと目論みました。








前半のシャクナゲ尾根は岩尾根に手摺などのサポートが無いのが吉です。後半の東尾根展望台までの岩尾根にはチェーン手摺が設置されていてコレはこれで小吉。


上臈岩を目標地点にすると、東尾根展望台は単なる通過点に過ぎません。が、東尾根展望台を目標地点としたら休憩しすぎて根が生えてしまうくらい良い所はだと思い知りました。
帰りはいつも下山時間の関係で入れそうで入れないモリトピアの湯にやっと入れました。念願叶う。大大吉!


先般、愛知県主催の「登山道保全活動についての基礎講習会」を聴講しました。
誤解を恐れずに言えば、これからの登山道保全活動は、ボランティアで行うのではなく、ワークショップ(参加者が参加費を払って行う体験型のイベント)として登山者が自ら費用を払って実施すれば良いんじゃないか、という内容と理解しました。名古屋周辺だったら、鈴鹿なら登山者も多いしワークショップ型の商売が成立するかもと思いました、が、鈴鹿は愛知県じゃないんだよなあ。
行政は登山道保全予算が無い、登山者は登山道保全活動で充実感と承認欲求を得る、登山道保全活動主催者は商売になる、と言う事で三方良しですが、登山道保全活動主催者は地元の人間がやらないとお金も人材も地元に還流しないないんじゃないか、とか、これが奥三河の人口減少・高齢化問題の解決策になるかは不透明だなあ、とか、そもそも奥三河のような登る人が少ない登山道は保全対象外になるんじゃないか、とか、いろいろ思いましたが、何もしないよりかは、何か行動した方がいいんじゃないかと思いました。愛知県民の森をフィールドに、新たな登山道保全活動が実りますように期待します。
