破線ルートで宝剣岳と木曽駒ケ岳
山域 中央アルプス
日程 9月7日
メンバー S.I、RI
破線ルートで宝剣岳と木曽駒ケ岳へ行ってきました。
7月から天気が悪くて流れに流れて、やっと行くことが出来ました。
バス待ち1時間、ロープウェイ待ち1時間
7時30分ごろ菅の台バスセンターに到着すると、すでに駐車場はいっぱいで臨時駐車場へと案内されました。
臨時駐車場からバスに乗車することが出来るのですが、バスが菅の台バスセンターからしか出発しないためにこの駐車場からは数人しかバスに乗ることが出来ません。
そのため、バスに乗るのに約1時間待ちとなりました。
ロープウェイ乗り場に到着するも、整理券が配られてここでも1時間待ちました。
千畳敷駅に到着したのが11時で、計画では9時30分歩き始めの予定だったので木曽駒ケ岳山頂は目指さずに宝剣岳行ったら下りる気持ちで歩き始めました。
破線ルートで宝剣岳へ
稜線まで約30分の登りです。
午後から天気が崩れる予報だったので、気持ちだけはカモシカのような足並みで・・・
だけどロープウェイで一気に標高を上げたので、高山病にならないようなるべくゆっくりと歩いて標高を上げて行きます。
コースタイムどおり30分で極楽平に到着しました。
天気が良ければ景色が良く「極楽な場所」なのであろうこの場所は、濃い雲に覆われて真っ白なうえにこの辺りには持ち主がいないいくつものザックが置いてあり、なんだかちょっとなんていうか・・・
名前も名前だし、おどろおどろしいと言いますか・・・
「こんなに真っ白なら、高度感を感じないからこわくないねー!」
ってなんて言ったら、
R.Iさん「いや・・・高さが分からないから、コワイけん・・・こわいなぁ・・・ブツブツブツ」
そんな楽しいやり取りをしつつヘルメットを被り、靴紐を縛りなおして破線ルートへと挑みます。
岩場を目の前にするとかなりスリリングな感じですが、手足を掛ける場所や手を掴みたい場所に掴むものが設置されているので登りやすくなっています。
この岩場を登ったあとは垂直の下りです。
垂直な岩場の下りが苦手なS.Iのとてもいい練習となりました。
垂直な岩場が終わったあとも、岩場は続きます。
岩の下をくぐったあとには「トロルの舌」と呼ばれている、飛び出た岩がありました。
R.Iさんが右手を置いている岩がトロルの舌です。
SNSでよく皆さんがここに立ったり座ったりして写真を撮っているのを見かけるので、ぜひS.Iも立ってみようとトロルの舌に足を出そうとしたそのとき・・・
R.Iさん「こわい!こわいからそこに立つのは本当にやめて!立つならロープ出すから!」
・・・てなことで、トロルの舌は眺めるだけとなりました。
トロルの舌が過ぎれば宝剣岳山頂に到着です。
あっちゅー間に山頂に着いたもんだで、
S.I「え・・・あれ?さんちょ?山頂???」
山頂で写真待ちしていた他の登山者に「ここが山頂ですよ~」と言われて、宝剣岳に着いたことを知りました。
宝剣岳の山頂は狭くて、山頂の写真待ちは約10分でした。
岩の上に登れるかな~なんて見てみたけど、登ったあと下りれなくなりそうだったので岩の横で写真を撮りました。
一方のR.Iさんは「こわいから岩の上には絶対に登らんけん。もし登るならロープ出すわ」
なーんて言っていたものの、他の登山者が岩の上に登っていたのを見てクライマーの意地からR.Iさんは岩の上に立ちました。
山頂写真を撮ったら、山荘の方へと下山します。
木曽駒ケ岳へ
宝剣岳から無事に下山し、宝剣山荘付近でご飯を食べてこのまま下山するか木曽駒ケ岳へ向かうか相談します。
時刻は13時で、このまま下山するとかなり早く下山することとなる。
最終のロープウェイが17時なので14時30分を折り返しの時間として、もう一つの破線ルートを使って木曽駒ケ岳山頂へと向かいました。
破線ルートは中岳の巻き道なのですが、中岳を登って下りてくるよりも気持ち的にラクで早く通過出来た感じでした。
頂上山荘で時間切れになるかなと思っていたものの、予想以上に早く頂上山荘に到着したので木曽駒ケ岳山頂に行きました。
木曽駒ケ岳山頂には14時30分ちょうどに到着したので、写真を撮ったらちゃっちゃと下山です。
下山も中岳の巻き道を利用して、下山しました。
ロープウェイ乗り場に到着すると、整理券が配られておりロープウェイ乗るのに約1時間待ちとなりました。
やっとこさ乗れたロープウェイはたくさんの人で通勤電車のようにギュウギュウ詰めでした。
そして高所恐怖症のR.Iさん。
登りも下りもロープウェイのなかでは棒に捕まりながらギュッと目を瞑ってロープウェイが無事に到着するのを祈っていましたとさ。
まとめ
行きのバス待ち1時間、ロープウェイ待ち1時間。
帰りのロープウェイ1時間待ちと、予定が大幅に変わります。
土日祝日で木曽駒ケ岳に登るときには早い時間に菅の台バスセンターに到着することを強くおすすめします。